カンボジア日記

 今年も旧正月がやってきました。今年の旧正月は2月1日。去年は2月11日だったのに月(moon)を基準にすると今年は2月1日になるそうです。旧暦の正月を祝う台湾人もいつが正月になるかわからないとのこと。不思議ですね。まー、とにかく昨年のインド旅行から1年が過ぎたわけです。恒例というわけではないのですが今年も友人の蔡さんと旅行をすることになりました。行き場所は「カンボジア」です。前々から行きたいという話しを蔡さんからは聞いており、何度か計画をしたことはあったのですが、インドの時とは違ってフライトの条件がなかなか合わない。僕が一人現地で泊まるとかしないといけないらしいのです。そんなこんなで延期となっていたカンボジア計画ですが、蔡さんと旅行で金門へ行った時のツアーの家族がベトナムに行くという話しを聞いて、火がついてしまったようです。金門から戻って早速メールが来ておりました。日本からプノンペン行きのフライトスケジュールがぶぅわ〜っと貼ってあるのでした。それでツアーのスケジュールを見ると、4日の有給を取って、しかも当日は成田から会社へ行かないと行けないというスケジュール。そりゃ、あんた無理でしょ。かと言って5日も有給取れないよなー。だいたい、ぼく異動になるから上司代わるし。。。てなことをメールで返信。異動になる日まで待つとのこと。その間に航空券の検索をしまくりましたが、いまいちよいものがない。そんでもって、年があけました。異動先の課長は昔からの知り合いだったので、軽い気持ちで1月28日〜2月5日まで休みたいことを伝えるのでした。この課長は前にインドへ行った事情も知っており、とりあえず主任がOKならよいとのこと。主任に確認したら、軽い感じで「いーよー」とのこと。ん、こんなもんか。そんなわけで6日の有給をゲットすることができました。問題なのはフライトです。21日前だったのでPEXという選択肢もあったのですが、とりあえず旅行会社でチケットの相談をすることにしました。この時点でカンボジア行きのチケットはあきらめ。なぜなら台湾の旅行会社に聞いたところチケットなしもチケットありもほとんど値段が変わらなかったからです。それなら台湾に行った方が安いじゃん。ということで台湾チケットの格安航空券についてJTBに相談。ちょっと僕好みのお姉さんが対応してくれました。いまならチャイナエアラインくらいしか予約できないとのこと。とりあえず持ち帰りにしました。仕事が終わって再びJTBへ。今度はおっさんが対応してくれました(涙)。もう満席で予約できないからPEXにしろとのこと。チャイナエアラインでいいから取れませんか?としつこく言うと。簡単に予約できてやんの。おっさんは嫌だ。1月28日はCI101で1630/1920、2月5日はCI106は1645/2040というスケジュール。よくよく考えると帰りのスケジュールかなり辛いよなー。21時に成田って、こりゃ家に着くの0時過ぎるじゃん。まー、その分、台北で遊ぼうなんて軽い気持ちでいるのでした。その後は蔡さんとビデオチャットをやりながら話を進めていくのでした。それでは、カンボジア日記はじまりはじまり。

2003年1月29日(水):晴れ
 いよいよ出発の日です。今日はチャイナエアラインのフリーバスが横浜12時30分と比較的遅いので、遅く起きてパソコン立ち上げてシカゴの後輩(もう帰ってきてるけど)と軽くメッセンジャーやってから出かけました。横浜の駐車場へ行くと太ったおばちゃんが、でっかい荷物をもって待っています。おばちゃんは最初、日本語で「お兄ちゃん〜」と呼びかけたのですが、その後は台湾語で質問を続ける。「わからない」と言っても台湾語で話し続ける。やっと日本人だと判ったようで片言の日本語で話してくる。ちょっと勉強した中国語は僕の口からはぜんぜんでませんでした。。。さすがにチャイナエアラインは正月帰省の人が多いようでバスの中は台湾人が90%で、既に海外来ている感覚に襲われました。空港に着くとチャイナエアラインのチェックインが15分ほど遅れるとのアナウンス。列を作って並んでいると後ろにさっきの太ったおばちゃんが。「お兄さん、お願いある、荷物、一緒、いいか?」。「嫌です!」とも言えないのでOKする。キシリトールガムをもらう。こんなんで買収されるのか俺?そしてチェックインカウンターで悲劇は起きる。そう、荷物を一緒にということはシートも一緒なのです。ここで初めて名前を聞くのですが、「クレームタグは、りんさんの方でよろしいですか?」。最初、りんさんって何?とか思っちゃったよ。「シート別々にして下さい」なんて言ったら怪しいし。荷物の重量は45kg。一人20kgなので5kgオーバー。てか、俺の荷物10kgもないぞ!まさか割り勘?怖いわ。でも受付のお姉さんにちょっと注意されるだけでサービスしてくれました。もう、かかわりたくないのでさっさとゲートイン。と言っても飛行機の中では必ず会うんだよな〜。あー、機内の出会いはもうないのか。。。ここで問題発生。恐ろしいことにチャイナエアラインまだ成田に来てない。空港内放送が「30分遅れるもようです」から、1時間、1時間半と変わり、結局2時間遅れ。機内で読もうと思ったニュースウィークは全て読みきってしまう。やっと機内に入ると例のおばちゃん登場。ぱんぱんにお土産の入ったデュティーフリーの袋を両手に登場。このおばちゃん、機内販売でもわがままぶりをアピール。スチュワーデスに強引にドルしか使えないと言っている中、1万円札で買おうとする。もう、僕は他人のふりして寝るしかない。入国査証をスチュワーデスが渡しに来た時、起こしてくれたのは助かったけどね。チャイナエアラインはソフトドリンクが申告制?そんなアホな。何飲むか聞いてよ。機内食を食べて台湾到着。蔡さんを2時間も待たせているので、さっさと両替して入国を済ませる。蔡さん、めちゃくちゃ怒ってます。まー、僕が電話連絡しないのがいけないんですけどね。仕事を早く終えて空港へ来たのに2時間待たされた日にゃ怒りますね。すんません。バス、タクシーを使って蔡さんの住んでる夜市へ。蔡さんの家は今、従姉妹の女の子が一緒に住んでいるので泊まれないので、近くのホテルへ泊まることになっています。800元の安ホテル。部屋を見ると枕が2つ。これってラブホテルじゃん。まー、いーや。蔡さんの家の近くの夜市をちょっと見学してから、セブブンイレブンでパン、おにぎり、コーラを買ってホテルに戻る。ホテルでテレビを見ていると、やっぱりAVチャンネルがありました。ここで目を疑うものが。なんとモザイクが無い。嘘?マジ?前回の金門エッセイで台湾のAVは規制が厳しいと書いたばかりなのに、なんですかこの規制の無さは。怖いですね、恐ろしいですね。といいつつ見入ってしまい3時消灯。

2003年1月30日(木):晴れ
 5時起床ってぜんぜん寝てないじゃん。でもなぜか眠くない。テンションあがってますな。今日は専用タクシーを呼んでいるので待ち合わせ場所まで行きました。タクシーの中で蔡さんに昨日のテレビについて質問。「違反」との回答。ま、そりゃーそーだな。空港に着いてカウンター前に行くと、人がいっぱいいました。カンボジアツアーはAグループ、Bグループに分かれます。相変わらず判りやすい。Bは貧乏のBですわ。当然、今回もBグループ。1グループ22人だから凄い人の数だね。若いカワイらしい子がいるなーと思ったらみんなAグループですわ。Bグループは中年率が高い。。。もう、期待を捨てて、朝ごはん。もう中華も当分食べられないんじゃないかと思い、中国式の朝食を。大根もちなどを食べてカウンターに戻る。ちょい太めの女性添乗員から説明を聞く。日本語をしゃべる添乗員さんがいる。おー、ラッキーと思ったら、Aグループさん。。。エアチャイナで日本の帰り便のリコンファームを済ませてから機内へ。よくよく考えると僕は台湾からの出国になるので、また帰りは入国審査が必要なんだなー。めんどくさそ。昨日の入国証の帰り便を間違えて書いたことに気づく。でもなにも言われず出国完了。マンダリン航空と言う聞いたことも無い飛行機でカンボジアのプノンペンへ。僕の席は窓際だったのですが、すでにおっさんが座っており「めんどくさいからそっちに座ってくれ」みたいなずーずーしいことを言われる。結局、廊下側になる。マジむか。ツアーの一員と判明。。。機内食はなぜかなぜか「ヌードル or ライス」。よーわからん。ヌードルを食べる。機内で映画をやっている。どーせ日本語ないだろうと思ったら日本語吹き替えありだった。「The Banger Systers」というどーでもいい映画を見てあっちゅーまに時間がたつ。無事、着陸して、みんな一斉に拍手。おいおい、みんな落ちると思ってたのかよ。。。着陸って普通のことじゃん。。。まずはビザ申請。用意していた写真を利用。しっかし、いいかげんだね。写真と顔の照合なんてしちゃいない。これなら最初っから添乗員がやればいいじゃんと思う。バスが来て、まずはお食事。カンボジア料理かなーと思っていると中華。台湾のツアーだからしゃーないか。テーブルは若者チームと中年チームに分かれる。指が6本ある青年、もみ上げにバンドエイド張った怖い顔の青年、大学生くらいの若いガキんちょ3人、ロン毛親子(?)、年齢不詳の女性2名。ガキんちょの一人が日本語で「日本人ですか?中国語ができますか?」と聞くので、日本語で「ぜんぜん駄目」と回答。会話終了。食事が終わって早くも観光開始。バスでガイドさんが紹介される。ガイドさんは中国系3世。やったら笑顔でちょっと怖い。まずはプノンペンで有名な独立記念塔へ。みんな写真パシャパシャ。ここでいきなり集合写真。はや!そしてバスはスーパーマーケットへ。最終日じゃないんだから別にお土産も買う気無いし。。。「フルーツたっふらキマンデー」という誤字のキャンディーがあったのがおもろかったくらいで、すぐ飽きる。本日のメイン「王宮とシルバーパコタ」へ。写真を撮るのに許可証を買わないといけないのですが、どーせわからないだろってことで、僕と蔡さんは2人で1枚としました。すると緑の服を来たおばさんが付け回って歩いてくる。やたらついてくる。無断撮影チェックの人だ。手には許可証をもっています。僕らはこのおばさんの目を巧みにかわして許可証の交換を行い、代わりばこに写真撮影するのでした。てか、ぜったいバレてる。バレたところで注意の使用もないんだろうなー。かわいそうな仕事。他の人なんて買ってないのにどうどうと撮ってるもんなー。シルバーパコタの前の小さなアンコールワットは綺麗でした。バスに戻るとオレンジ色の袈裟を着た僧侶が2人、並んで歩いてます。ん〜、お正月(和尚がTWO)ですね。次の観光地と思いきやまたもやお土産屋。宝石ショップ。こういう店はツアーにおばちゃんがいたら終わりだね。永遠、一時間くらい交渉してますわ。店で配られたココナッツを飲みほす。ほかの男性陣はソファー寝しているのですが、ぼくは座るタイミングを失い。店をうろちょろ。。。ようやく終わってホテルで夕飯。また中華かよ。。。カンボジア料理の「バイン・チャエラ」という玉子料理が1品出ました。やっと食べられたカンボジア料理。でも他は全部、中華。今日はタイミンホテルという台湾系のホテルで泊まり。TVを見るとNHKが映ります。いいですねー、日本語。カンボジア暴動が放送されております。おー、まさに今、僕らのいるプノンペンじゃないですか。話の全貌はカンボジアでも有名なタイの女優がアンコールワットはもともとタイのものだから返せと言ったとか言わないだとかということ。そんなんでタイ大使館とかタイ系の店を襲撃するカンボジア人っていったい。。。カンボジア人にとってアンコールワットが大切なのはわかるけど、話し合おうよ。俺、こんな町にいていいの。。。10時消灯。

2003年1月31日(金):晴れ
 4時45分にモーニングコール。中華風の朝食。ラーメンが食べられるなど朝飯にしてはよい内容。空港へ着いて外を見るとプロペラ機が。すっげー落ちそうなプロペラ機。飛行機が到着したらすぐ登場OKになったので、機内整備もしてない様子。。。大丈夫か。もう寝るしかない。機内サービスは一応あったみたいだけど、爆睡で判らず。なんとか無事、シュムリアップに到着。ガイドさんは小さいおばちゃん。アンコールワットの通行査証を作るために写真撮影。カメラマンは「シアオン、シアオン」言っている。なんのことか判らなかったので、蔡さんに聞くと「笑」だそうです。さっそく観光開始。南大門。ここは四面塔といってアンコール・トムのあるバイヨンへ抜ける門で、門の上に顔が彫ってあります。バスを降りるとさっそく象がいます。さすがカンボジア。トイレに行く途中。犬がいっぱいいたのですが、バイクの近くを犬がじゃれつきまわります。あぶないなーって思っていると、3人乗りのバイクに犬が思いっきり引かれました。しかも前輪、後輪と2回。もろに見てしまった。でも撥ねたわけではなく、のったという感じだったので血が吹き出るとかいうことはありません。犬は異様な声で「キャンキャン」鳴いてましたが、しばらくして鳴きやみました。カンボジアは犬も強い。バイヨンのアンコール・トムへ行くと人人人。人だらけ。さすがにこれだけ人がいると、やっぱり日本人ツアーがいます。よってガイドさんの説明を盗み聞き。レリーフの説明を一生懸命しているがすぐに飽きた。アンコール・トムの顔の遺跡はさすがにインパクトがありますね。記念写真が順番待ちになってますわ。次にライ王のテラスへ行く。王宮のお風呂(今はただの池)に行くと子供が二人。英語で話しかけてくる。"I'm Japanese."と言うと。「魚」と日本語で言われる。さすが観光地といった感じ。次にピミアナカスという遺跡へ。蔡さんと一緒に後ろからイッキに登り頂上へ上がったのですが、記念撮影する人もいないので自己満で終わる。次にパブーオンという工事中の遺跡へ。ここらへんで既に遺跡がみんな同じに見えてくる。象のテラスを見てバスに戻る。昼食はタイのホテルのレストラン。さすがに警備が堅いです。警官がいっぱいいます。バイキングはめちゃくちゃ美味い。これ最高。毎日これだったら超うれしいかも。という僕の気持ちは結局届くことはないのであった。これが最初で最後のタイバイキング。ホテルでしばらくお休みして、昼の直射日光を避けてから観光再開。プラサット・スゥル・プラットへ。また、同じ遺跡にしか見えないのであった。次にバゴンへ。ここはちょっと綺麗です。アンコールワットに近いピラミッド型の塔が綺麗です。でも逆行で写真はうまく撮れない。最後にプノン・バケンへ行ってサンセットを見ます。ここも人だらけ。象に乗る人とそうで無い人で分かれる。僕は象にタイ、インドと乗っており、飽きたので乗りません。さっさと頂上へ行ってサンセットを眺める。「みやうちさーん」という声が聞こえる。「え、誰?」と思い振り向くとAグループの添乗員さんでした。サンセットは途中で雲に隠れて終了。みんな拍手。象に乗って来たガキんちょ3人はサンセット終わってから到着。アホや。降りる頃には回り真っ暗。象のうんちがたくさんあるのでちょっと怖い。前を見ると年齢不詳の女性2人が手を繋いで歩いています。どんな関係やねんと思う。ホテルについて夕飯もまた中華。でも今日は大晦日なので豪華な中華。テーブルのメンバーはロン毛親子と中年夫婦2組。アンコールワットビールが出ました。台湾では目上の人に乾杯と言われたら飲み干さないと失礼ってことで、「みやうちさん、乾杯」と言われ4,5回イッキやらされました。添乗員さんからお年玉をもらい「新年快樂」です。500リエル、約15円。中年夫婦も日本語がうまい弁護士さんがいて話はけっこうもりあがる。ここで事実発覚。ロングは親子じゃない。先生と学生。ん〜、普通、先生と学生一人だけで来るか。謎の関係だ。中年夫婦に英語の先生がいて英語で話される。魚は終わりという意味があるみたいな話。ま、どーでもいい話ですね。部屋に戻ってシャワーを浴びてから僕らはマッサージへでかけます。飛行機で窓際とったおっちゃんと例の女性2人と一緒に行く。おっちゃんは一人旅の医者とのこと。男3人一緒の部屋でパジャマに着替える。女性が3人入ってくる。ぼくのところに来た女性はおばさん。あとの2人は若い。おもわず「チェンジ」と言いそうになってしまった(笑)。医者のところに行ってくれよ。。。まー、目的はマッサージですよ、風俗じゃあるまいし、ベテランの方がいいわ。で、このマッサージがまた、股のきわどいところを揉んだりするものだから下半身に変化をさせないようにするのに苦労する。こんなおばちゃんに変化させられてはたまったものではない。なんか余計疲れたような気分であった。。。ホテルに戻って消灯。

2003年2月1日(土):晴れ
 5:45にモーニングコールで起こされる。「新年快樂」である。普通のホテルの朝食って感じ。サービスもあまりよくない。バスの中で添乗員がまたまたお年玉をくれる。今度は1000リエル。台湾では大晦日と正月にお年玉を渡すそうです。こりゃ大人はたまったもんじゃないな。バスでデコボコ道を行く。ガキンちょ3人の中に眼鏡をかけた子がいて、そのお母さんは腰痛らしく、このゆれに耐えられない。しかたなくバスの中で立つのでした。かわいそう。ちょっとここでツアーメンバーについて紹介しましょう。がきんちょ3人ですが日本語話したのがお兄さんでもう一人が弟。蔡さんの話ではこの弟のしゃべり方は女性っぽいとのこと。眼鏡の子が一番若くて高校生。兄は25歳くらいで仕事してるかは不明、日本留学を狙ってるそうです。弟は大学1年生で兄より老けてみられるらしい。確かに顔は兄がジャニーズ系(ラッキー池田にも見える)なら、弟ははなし家系の顔である。両親も来ておりお母さんは弟そっくりです。お父さんは建設関係の仕事をしてるとかで日本語がちょっとできるそうです。眼鏡くんの両親と仲が良いとのことで一緒に旅行に来ているそうです。さてさて、バスは最初の観光地へ。バンテアイスレイという「女の砦」です。浮き彫りがとっても綺麗です。東洋のビーナスみたいなもんがあったらしいのですが、全然気づかなかった。。。続いてクバールスピアンを目指してクーレン山の登山40分です。この山ですがまだ地雷が残ってるだとかで赤い目印の看板を越えてはいけないそうです。怖いですね、恐ろしいですね。山頂にたどりついて川の中にレリーフがあるのですが、なんとも感動が薄い。苦労して登った山にしてはインパクトが弱いのです。今日は土曜日だからなのか家族連れの現地人ピクニックが多いようです。山を降りてココナッツを飲む。美味い。けど量が多い。ダイヤモンドホテルへ行ってまたまた中華。もう飽きたよ。ホテルでちょっと寝てから、観光再開。プリアカーンと言われるところ、ストゥーバというものを見て、二階層になっている遺跡を見る。ん〜、特徴を探すのが難しい。でも二階層になっている遺跡はここくらいらしい。だからなんだ。続いてニャックアポンと言う遺跡へ。ここには地水火風の像が祭られております。地は人間、水は象、火はライオン、風は馬です。だからなんだって感じですが。。。とにかく「人」の顔は面白かった。微妙な口のあけ方が最高。次にタ・ソムという木の根っこに遺跡がつぶされている感じのところへ。根っこはカッコいいですね。最後に東メボンへ行ってサンセットを見ます。ここはあまり人がいない。これまた途中で雲に消えて終わり。カンボジアのかわいい少女がポーチを売りに着ました。あいにくドルをもってなかったので買えず。1$をいっぱいもってくればよかった。。。「コインが欲しい」というので1円玉を出すと「イヤ」といった感じの顔をされる。100円玉を渡すと「Thank you」と言う。小さい子なのによく知ってるなー。次にスーパーへ。ここでお土産のインスタントラーメンとコーラを購入。果物市場へよってからホテルへ。今回の料理はカンボジア人が作る中華。結局、中華かよ!一部、カンボジア料理もあったらしいがよくわからなかった。ここではガキんちょの両親4人と一緒に食事。「息子が日本に行ったらよろしく」とバナナで買収される。。。さすがにお金が足りないのでホテルで円を$にすることに。1$=140円、めちゃ高いレートやな。今日はもう疲れたので寝る。

2003年2月2日(日):晴れ
 朝食ですがやたらとサービスが良い。どうやら監視の人が来ているようである。昨日とはぜんぜんサービスが違うので戸惑う。さっそく観光スタート。ふと見ると眼鏡家族がいない。もう腰が限界なのだろう。トマノン、タケウと観光するのですがもうホント区別つきません。ごめんなさい。次にタ・プローム。ここはちょっと他とは違います。映画「トゥームレイダー」のロケ地ということもあり、ちょっとカッコいいです。ところどころ木の根っこが遺跡を覆っており面白い。さてさてここでちょっとメンバー紹介2。指6本なんて書いといて何もふれなかったので気になった方もいたかと思いますが、本当に指が6本あるんですよ。右の親指が2本にわかれてどちらも爪があるのです。それと顔の怖い人は笑顔がかわいくないことが判明。そのため怒っているのでしょう。もみ上げのテープは結局なんなんのか判りません。づら?と思ったけど、べつにもみ上げにピッタリとめているわけではない。この2人は友だちなのですが、喧嘩してるのかわからないけど、バスで一緒に座らない。迷惑なやっちゃ。2人ともカメラ好きで指6本は三脚もって動き回る。お互い撮りあえばいいのに一切無し。ビデオカメラとデジカメで三脚使って自分を採ってます。怖い顔の方はでっかい高そうなカメラ使って自分の世界に入ってます。それから例の女性2人は痩せた子とぽっちゃりした子がいるのですが、なんとこの二人、空港で始めた会ったそうです。つまり2人とも一人旅。昨日、手を繋いでたじゃん。。。末恐ろしい。そしてこの4人が異様に仲が良くなってます。昨夜、何があったのでしょうか。ま、そんな他人事はおいといて、この地にいるとトゥームレイダーのDVD購買欲が沸いてきますわ。ここで小さい金色の置物を売っていたので3つ購入。満たされない購買意欲を別のもので満たすのでした。次にプレループという遺跡へ。前日までめちゃくちゃ仲が悪かった例の2人はここではお互いの撮りっ子をしておりました。やはり、あの4人の関係で何かあったのでしょう。それとも今日のテーマは「どちらがカッコよく相手を撮るか」ですかね。まーいーや。ここで蔡さんがガキんちょ兄弟のリーダー的存在となる。なんか僕の悪口をばんばん言っているらしい。後で聞いたら弟さんが「あの日本人の髪型はトイレのカバーのようだ」と言っていたらしい。あのおかま野郎!だれがトイレのカバーやねん。思わずデジカメで自分の写った写真を見直す。なるほど、このフサフサ感が便座カバーのようにって、ぜったい殺す!さてさて昼食はまたまた中華。もう勘弁してーや。中華と遺跡はもう完全に飽きました。とはいうものの今日の午後はメインエベントのアンコールワット。世界遺跡でございます。これを楽しみにホテルでお休み。と思ったのですが、テンション上がってるのでホテルのプールで泳ぐ。すっげー気持ちいい。人も少ないので気持ちいいです。しばらくするとヨーロッパ系のじいちゃんばーちゃんが増えてきて、異国スペースになってきたので部屋に戻る。ちょっと寝てからアンコールワット観光へ出発。眼鏡家族もさすがに参加するようです。メインエベントですからね。やっぱ違いますよ。見た目が他の遺跡とは違う。さすが世界遺産。そりゃカンボジア人も暴動するわって感じ。で、ぼくらがやったことはアンコールワットつまみ。例のトリックアートね。ほんと綺麗です。例のカメラマン二人もはしゃいでとっとと先へ行ってしまった。アンコールワットの綺麗なところで集合写真を取るのですが、先に行ったやつは知らないって感じで危うく僕らも写らないところでした。。。例の2人は写らずです。アンコールワットの天辺まで言って韓国人が増えてきました。「韓国人は日本人が嫌いだから日本語を話さない方がいい」と蔡さんが言い出す。いつの時代の話やねん。まー、おもろいので英語だけ話すことにする。降りる階段は列を作ってます。馬鹿な高所恐怖症の日本人が登ったはいいけど降りられなくなってキャーキャー言ってます。困ったものだ。木に登った子猫か!いや、そんなかわいいもんじゃない。豚がおだてられた感じ。アンコールワットを降りて、お土産屋でポーチ購入。1つ1$で買ったのですが、買ってから2つで1$で売ってやんの。夕飯はディナーショーです。バイキングです。中華ですけどね。。。ショーはカンボジアで有名なアプサラの踊り。まー、面白くもないのですが、例の2人がカメラマンになって、邪魔する邪魔する。見えねーよ(見たくないけど)!腹たつわ。最後に舞台に乗って記念写真。いっすねー。蔡さんの写真を撮る時にフラッシュに指を置いてしまい。写真失敗。すんません。

2003年2月3日(月):晴れ
 7時半に起床。今日のホテルのサービスは昨日とうってかわって悪い。監視がいる時だけかよ。あからさますぎないか。ここで新たなメンバー情報獲得。ロンゲの先生は仏教を勉強しているとのことでカンボジアの研究を兼ねてきているらしい、しかし、生徒はキリスト教。それホントに先生と生徒の関係なのか。。。ちょっと怖くなる。まー、気を取り直してバスへ。今日は眼鏡のお母さんだけが欠席。バスはすんげーデコボコ道を走って行きます。お母さん正解!すっげー、デコボコ。バス斜めになってるし。今回のバスの運ちゃんがスピード狂らしく、他のバスを追い抜いて行く。怖いわ。そして目的地トンレサップ湖に到着。ここから舟下りです。小さい子供が先導します。ここでまたアホカメラマン登場。ホント困るわ。怖い顔の方が舟の先頭に子供と一緒に座る。おいおい、俺たちはお前を見るために乗ってるんじゃねーんだぞ。と思うがもう飽きれるしかない。舟は水上お土産屋へ到着。別にほしいものも無いけど、ちょっと大きいポーチが気になる。1つ5$だって。高すぎ。遺跡の売り子は2$くらいで売ってたよ。。。そしてホテルに戻ってやっぱし中華。カンボジア料理食べさせてよ。荷物をまとめてバスへ。午後の観光スタート。文化村へ行く。ここでは彫刻など民芸品を作っています。蔡さんはここで石でできた仏像を購入。このへんでちょっとお腹が痛くなる。そしてやっぱしお土産屋へ。ここでまたまたジュエリー交渉が始まる。長い長い。あまりに長いのでいらんもん買ってしまった。ちなみに例の大きなポーチは1つ12$ってどんな高い店やねん。で、僕が買ったのはアンコールワットのレプリカ。「これは、ここでしか、売って、ないよ。」という店の人の日本語で購入決定。26$が17$まで下がったのでカードで買っちゃいました。やっとこさジュエリー交渉が終わって次は商店街へ。ここで例のポーチが売っていたので値段を聞くと3$とのこと。「買うのをやめる」と伝えると2$でよいとのこと。「じゃー、3つで5$でいいか?」と聞くとOK。いやー、交渉って面白い。原価はもっと安いんだろーけどさ。これでシュムリアップとおさらばです。飛行場へ行ってまた例のプロペラ機に乗ってプノンペンに戻ります。このプロペラ機は信じられないことに自由席なんですよ。それだけならともかく、定員オーバーしてんじゃん。席が足りない。つり革か?ありえね。オーバーしたアメリカ人は戸惑いながらも、操縦席に案内されて行きました。その人がテロリストだったらどーすんのよ。そんなこと考えちゃいないんでしょうけどね。飛行機は無事プノンペン到着。まっていたのはやっぱり中華料理。もう勘弁して。蔡さんはすっかりヤンググループリーダーになってて日本語話してくれないし。もうイヤ。めちゃくちゃ疲れたので今日はマッサージをよぶことにしました。初日にマッサージを受けた女の子の話ではここのホテルのマッサージは最高とのこと。ちょっと楽しみ。インターフォンが鳴ったのでドアを開けると、一人のおっさんと若い子2人。おっさんは「1名じゃないのか?」と質問してくる。よく判らん。2人ちゃんと連れて来てるじゃん。どっちの子も若いのですが先輩と思われる子が僕のところに着く。後輩と思われる子は胸が大きくていいなーとか思うのですが蔡さんの方に着く。ま、僕の方の子も若いからいんだけどね。って、この時点で考えおかしくなってないか。普通のマッサージですよ。風俗じゃないぞ、宮内、冷静になれ。で、僕の方の女性ですがバスルームでスカート脱いでバスタオル巻いてます。謎の行動にちょっとドキドキ。更に僕はマッサージを受けやすいように、短パン+Tシャツだたのですが、Tシャツを脱げとの指示。いったい何をする気ですか、とワクワク、もといドキドキしてマッサージを受けます。そしたら僕の体の脂肪をつまむつまむ。ダイエットコースかっちゅーの。で、蔡さんの方はというとTシャツは脱がされない。そして蔡さんの方の子の指導をしていたので、これで全貌が見えました。この子は教えるために来たんですね。もともと1人の予約だと思い、僕の担当は指導役でアシストをしていたのでしょう。だから、ジーンズ生地のロングスカートで来ていて、急遽やらされることになり、バスローブに履き替えたわけですね。ベテランですのでこの人にはダイエットコースが必要と見切ったのでしょう。それから耳を引っ張る技は蔡さんの子はできなかったようです。これホントビリビリって音がなるんですよ。ちょっと怖かった。胸とか揉みまくるので蔡さんもちょっとドキドキしたとのことでした。妙に股間節を強調してマッサージするし、手に胸を当てるしちょっとこの続きはさらにお金を払ってとかいうマッサージなのかと思ったりなんかしちゃったりするが、きっかり時間になったら止めました。蔡さんは規定より500リエル多く払ったのですが、僕はお金がないので規定額。よく考えると先生面目まるつぶれじゃん。ごめんなさい。

2003年2月4日(火):晴れ
 いよいよ最後の日です。蔡さんは前日からの腹痛で機嫌が悪い。謎のお医者さんからクスリをもらう。僕は昨日の腹痛も治り好調。朝からラーメン、ビーフンと食べまくる。朝食の席で例の女性2人が同席する。バスに乗ると、ここで問題発生。席が無い。おまえら(指6本と怖い顔)仲直りしたんちゃうのか!ホントみんな自分勝手に座ってるわ。蔡さんと別々の席になる。僕は指6本の隣り。もう勘弁してよ。最初の観光地はワットプノン。なぜか例の女性2人が積極的に一緒に写真を撮ろうと言うのです。最初は蔡さんと一緒に、細めの子と普通に写真を撮りました。次に太目の子が僕の肩に手をのせてパシャり。対抗意識なのか細めの子が今度は僕と2ショットを撮るといい、手を組んでくるのでした。この6日間ほとんど話してないのに、いきなり手を組むのはどーかと思いますが、撮った写真を見せられ「ヘンサム、ヘンサム」と言われて、ちょと悪い気しなかった。ヘンサムって「変な男」って意味か?あれですかね、今日は「どっちがもてるか?」の競争でもしてるんすか?次にトゥール・スレン博物館へ。ここはポルポト派の残虐性を後世に残すための博物館です。沖縄もそうだけどこういう暗い博物館ってちょっと嫌な感じですよね。見なきゃいけないとは思うけど、気分はブルーになりますからね。観光はひととおり終わりのようで、これまたお土産屋です。またまた宝石購入の交渉。おばちゃんたちはいったいいくつ買うのよ?ぼくはここでキャラメルだけ購入。最後の料理はやっぱし中華料理!現地の料理食べさせてよ。。。食事を終えてバスはプノンペン・セントラルマーケットへ。ドルが無いので何も買えない。やたら時間があったので時間つぶすのが大変でした。時間になりバスは空港へ。空港で太った日本人に声をかけられる。彼は友達3人で阿弥陀くじを引いてカンボジア、タイ、ベトナムで一人旅をするというようわからないゲームをしていたらしい。カンボジア語はもちろん、英語もできないのでプノンペンから出られなかったらしい。意味ねー。シュムリアップに行かなきゃカンボジア行った意味ないじゃん。しかも10日以上いたらしい。いったい何を観光したのだろう。謎の人だ。そろそろツアーメンバーも名残惜しくなったのかガキんちょたちがメールアドレスを聞いてくる。日本留学したいという兄に名刺をあげる。飛行機に乗って食事はチキンorシーフード。僕はチキンを食べる。隣の蔡さんのシーフードを見るとチキンが入ってる。意味わかんね。台北に到着。見事にカバンの取っ手が壊されておりショック。最後の別れはあっけないものでバイバイで終了。今、考えるともっと積極的に中国語話して輪に入るべきだったな〜。蔡さんが予約したタクシーが着ており、とっととホテルへ。車内で蔡さんの携帯を借りて、友達(小美)に連絡。前回作った陶器を明日受け取る約束をしております。今日は900NTのホテルに行こうとチャレンジ。すると高飛車なおばちゃんが「今日は休みだから1300NTだ」と言う。高いので前に泊まったホテルにする。日本語が少しできるおばさんが850NTの部屋があると言ってくれてそこに泊まることに。インターネットのメールが気になり、蔡さんの紹介でインターネットカフェに行くことにする。30分45NTなので安いといえば安い。で、席についてびっくりwindow98じゃん。古!。予想通り日本語フォントが無い。ダウンロードも出来ない。もはや終わった。MSNメッセンジャーを無理やりダウンロード。後輩が入っていたのでローマ字でチャット。愚痴る。残り時間10分くらいのところで発見、windowsアップデートに日本語フォントがある!これを使えば見られるはず。回線遅い。中国語で再起動するか否かを聞かれている。再起動開始。これでメール読めるぞ〜!と喜んでいると、はい再起動して環境初期化されてやんの。メッセンジャーすらなくなってますわ。終わった。。。セブンイレブンで水とおにぎりと雑誌を買ってホテルに戻る。そして例のモザイク無し放送をちょっと見てお休み。と思ったら外の花火の音がやったら五月蝿い。爆竹も鳴る鳴る。今日はいったいなんなんだ〜?

2003年2月5日(水):曇り
 目覚ましのアラームより早く目覚める。まだ花火の音が続いている。もう一眠りしようと思うが爆竹と電車の音で眠れない。帰宅準備をする。チェックアウトをしてタクシーを捕まえる。中国語で「ここへ行きたい」と言い、蔡さんの書いてくれたメモを見せる。予定よりだいぶ早く着いてしまった。スターバックスで休むことにする。キャラメルマキアート90NT。店の中は満席。この寒い中、オープンテラスですわ。約束の時間になっても小美はこないのでちょっと不安になる。しばらくすると「小悟〜」の声。今日のランチは牛肉麺で有名な市とのこと。あまりの量の多さに気持ち悪くなる。ここで桂林土産をもらう。陳さん家族は今年は桂林へ家族旅行をしていたそうです。てか、僕も誘われたんだけどね。家族旅行は家族でするものですからねー。牛肉麺を食べ終えて、秋葉原のような電気街へ移動。ロッカーが見つからず荷物を持っての買い物なので疲れる。DVD「若者のすべて」を買う。リージョンコードが違うのではないかと不安になるが、320NTと日本で買った場合の十分の一の価格であろう。日本のドラマDVDは高すぎるんじゃ。買い物が終わってEVE航空のバスに乗って空港へ。何の問題もなく空港に到着。チェックインも問題無し。デューティーフリーでお土産を買う。実は会社のメンバーにはカンボジアではなく、台湾へ行くということになっておるのでここでお土産を買うのです。やたら店のおばちゃんに後をつけられる。万引き防止か?しないってばさ。さんざん歩かせまわったので買うもの決めた時には機嫌が悪い。俺のせいじゃないじゃん、ばばー。販売機でジュースを買って台湾元を使い切る。飛行機の中ではスチュワーデスにおもいっきり水をかけられる。でも僕は毛布でくるまっていたので被害少ない。隣の人はびしょびしょ。機内食はチキンorビーフ。チキンを頼むとこれまた中華料理。なに気に美味しかったけど。飛行機は無事、成田に到着。旅行中、東南アジアやタイへ行った人は、検疫査証を書かないといけないと言われるが、めんどいのでそのまま通化。入国審査も何もなくクリア。関税もちょっと態度のでかい検査員だったので、嫌ですたが「何か申告するものありますか?」に対して「特にありません」ですぐクリア。チャイナエアラインのフリーバスが出るのは10時過ぎ。到着は8時半。待ち時間暇すぎ。メールをチェックすると300件の仕事メール。気が滅入るので見るのをやめる。やっぱ、ツアーってのは安全でいいけど、イマイチ刺激が足りないねー。次回はフリー流行をしようと思っております。


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