Eビジネスの話

 はやいもので2000年も3ヶ月が過ぎ、社会人3年目も半月が過ぎました。平成12年度になって大きく変わったことは、部署名が変更になったことです。以前のBV販売本部からEビジネス事業部 第一ソリューション部となりました。フロアも21Fから30Fに引っ越しとなります。週明けの17日からは30Fで働くことになります。一緒に働いていた同期とは離ればなれとなります。毎日一緒に食事していた同期と分かれるのは非常に残念です。かわいい同期の女の子たちとも違う部署だし、さびしい。そんなわけで愚痴を交えつつ部署について話しましょう。はじめに言っときますが、僕は僕の会社をスキです。会社名はだしません。ご想像にお任せします。入社したときの愚痴は1年目の最初の方のエッセイで死ぬほど言ってるので割愛して、前の部署でどのようなことをしたか話します。前の部署は販売本部というだけあって、営業が命なのです。位置づけは特別プロジェクトと言われる「これから伸びるであろうと思われる事業を会社がバックアップするから事業化がんばれよ。」というものです。当然「これから」ですから赤字です。僕は最後の2年間を営業として頑張って貢献したわけですな。で、本年度、全体を通して「黒字」が見えてたので、社内カンパニー制ということもあり事業化に踏み切ったわけです。BVが何かをさすのかと言うと会社名がばれるので言いませんが、やってる内容は企業へのインターネットシステム販売です。いわゆるISPというやつです。僕は官公庁・自治体マーケットを担当しており、数々の有名省庁へシステムを導入しているエリートサラリーマンです(←大袈裟)。しかし、この部署ですが、同じグループにBP販売本部といわれる個人向けインターネット販売をする部署があり、そこと競合することが多々ありました。何故、同じ会社で競合するのか疑問を大きくもちました。切磋琢磨なら話はわかりますが、つぶしあいに近い関係だったのではないでしょうか。さきほどちらっと話したカンパニー制度も競合を作るのではないかと思っています。これからの大企業がとる道がカンパニー制度であることは僕も重々理解しています。しかし、不況の世の中、カンパニー制度によるカンパニー間やりとりで生じる「値上げ(マージン)」が発生し、消費者を懸念に導くのではないかと思っています。やはり、会社を円滑にするには、社内の競合なんて無駄はあってはならないのではないかと思います。無駄な工数をはぶくことで会社を円滑に動かすことが、企業改革なのではないでしょうか。しかし、私の会社の改革は階層が深く事業部が増え、ますます社内競合が増えているかに思えます。はたから見たら上の人を置く場所を無理矢理作ったように見えます。企業改革にはリストラはやむを得ないものと思います。理不尽なリストラはいけませんが、明らかに仕事をしない人、会社の健康センターで病気自慢している人、仕事さぼってエッセイ書いてる人(苦笑)、など自業自得なのではないでしょうか。その人たちの役職を付けるための部署が存在すると考えると悲しくなります。さて、「リストラ」の話などすると暗くなるので、話を「Eビジネス」に戻しましょう。Eビジネスと言って頭にうかぶものは何でしょうか。エロビジネスで風俗が浮かぶ人がいるかもしれませんが(いないって)、違います。多分(←この変に自信のなさが・・・)、エレクトロニクスコマース・ビジネスです。企業間電子商取引に関するビジネスです。僕としてはエロビジネスの方がやる気がみなぎるといった感じでアイデアもたくさん・・・。ほら、ビデオの復旧もエロから始まったでしょ。新メディアとエロは表裏一体。最近主流になりはじめたDVDなんて、いろんなアングルから見られるAVがあるらしいし。モザイク職人も大変だ。でも、一回見てみたいよな〜。同じようにインターネットの世界も、おじさんの過半数以上が、まずはプレイボーイから入るって言うしね。という僕も「プレイボーイ」見ましたよ。初めてのホームページは大学のページだけど、初めてみたエロページはプレイボーイですねって、俺はおっさんか。まー、おっさんじゃなくても健全な青少年は、うんぬんかんぬん。ほら、インターネットの世界で年商あげてるのって、やっぱりエロビジネスなんだよね〜。インターネットライブ中継なんかも一回見てみたいと思うのが男だよな〜。いや、すんません「エロ」の話などすると明るく(?)なりすぎるので、話を「Eビジネス」に戻しましょう。僕が働いている部は第一ソリューション部ということなんだけど、官庁グループというのは変わりません。官庁グループで電子商取引というとあまりピンと来ませんが、いわゆる「ワンストップ行政」がそれにあたるのかもしれません。ワンストップ行政とは情報ネットワークを利用し、1つの窓口で一括して複数の行政手続きや公的サービスに対する手続きをおこなうことのできるサービスです。国民の利便性の向上や効率的な行政の実現のためにもきわめて重要で、住居地にとらわれず、自分にもっとも都合の良い窓口1カ所(郵便局24,000カ所、コンビニエンスストア48,000カ所、あるいは行政書士事務所36,000カ所など)に設置された情報端末により、住民票の写し、登記簿謄抄本、課税証明、所得証明、印鑑証明などの申請手続や交付が可能となる行政サービスです。また、「ノンストップサービス」も重要で、24時間・365日、年中無休の行政サービスで、情報端末の配備や通信ネットワークの活用により、国民はいつでもどこでも必要なときに行政サービスを受けることをめざすものです。ごちゃごちゃ書きましたが、要するに官庁グループにおいては、行政の電子化が重要なポジションを占め、それに伴う「証明」「公証」などのシステムを提案、実現すべくグループではないでしょうか。次に疑問に思うのは「ソリューションってな〜に?ソリューションって何だ〜ろ?♪お兄ちゃ〜ん(笑う犬の生活参照)」ということでしょうか。ようするに「あなたの悩み解決します!」ってなのりでSI(システム・インテグレーター)ってことなんでしょう。これからの営業は技術を伴った提案ができなければいけないということです。営業だから技術的なことは判らなくても良いということはなく、ユーザの悩みを解決すべく技術面を含めた提案をしていかなければいけません。そんなわけで、私は今年一年をEビジネス営業で頑張って行こうと思います。事業の方向性は正しいと信じています。あとは個々の頑張り至大で、この部署を良くも悪くもできるのではないでしょうか。この2年間でだいぶ、会社人間に染まってきて「できないんだから、しょうがないじゃん」という気持ちをだいぶ培ってしまったかに思います。しかし、会社の仕組みにとらわれず、新入社員のような新たな気持ちで、「悪いことは悪い」「良いものは良い」と判断していきたいと思います。そして、この事業立ち上げに頑張って、私の目標である「必要な人間」になるべく、頑張っていきたいと思います。結果は来年度のエッセイで(^^;('00/4/15)


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