みんなの歌の話

 さかな、さかな、さかな〜、さかななぁ〜を食べると、あたまあたまあたま〜、あたま〜がよくーなる。もうみなさんご存知ですね。「お魚天国」です。僕がこの歌に初めて出会ったのは2001年3月10日であったと思う。なぜ覚えているかと言うと翌日のローソンハイキングクラブのプロデューサー(?)となっており、その材料のおでんを買い込みに目黒のスーパーへ行っていたのです。その魚売り場で流れていたのがコレ。もう1年以上前のできことですね。コレを聞いたとき、やったら耳に残る歌だなぁ。こりゃヒットするわ。って思いました。でも全然ヒットしないんですよね。「さかな、さかな、さかなって歌知ってる?」って言っても「何それ?」状態。で、最近になってやっとTVで取り扱ってきて大ヒット状態。ズームインで「密かにブーム」なんてのをやってて、「やっとかよ!」って思ったものです。今「何それ?」って人は、いないだろうなぁ。すっごい耳に残るんですよね。まさに「耳に残るは君の歌声」ですね。耳に残る歌詞+曲を作れる人は凄いですよね。ちょっと昔のCMで言ったら「パット、シャイデリアー」ですね。このテキストを読んだだけでリズムが脳裏に浮かんだでしょ?最近の耳のこり曲は「あーきらめまーしょー、あきらめまーしょー、すーきりしましょー」です。なぜか知らないうちに鼻歌してたりします。最近の注目は「忌野清志郎」のサッカー応援歌ですね。「ガンバレ日本、日本ガンバレ」。なんて単純なフレーズって思ったけど、曲が耳に残ります。さすが、清志郎。「昼間のパパはちょっと違う」である。ほら、リズム刻んだでしょ?文字を書いただけで、曲が脳裏に浮かぶってのはホント凄いことだね。これ当たり前のことかもしれないけど、サビの部分が耳に残る歌はヒットするよね。サビの無い歌ってヒットしないよね。話は変わりまして、30代も近くなると昔のアニメソングとかって話題になりますよね。最近のアニメってのはそれ用に歌を作らないでバンドの歌使ったりしてますよね。昔のアニメは必ずアニメ用に歌を作っているので、そのものズバリの歌詞が入っているわけですね。例えば、「行け行け飛雄馬、ドンと行け!」とか「キン肉マ〜ン Go Fight」とか「宇宙戦艦ヤ〜マ〜ト〜」とか、やはりアニメソングはアニメソングらしく、それ専用に作って欲しいものです。最近のアニメソングはとても覚えられない。ていうか、最近のアニメなんか見てないですけどね。まー、City HunteとかTMの歌があってて格好いいな〜とか思いましたけどね。とにかく昔のアニメソングはリズムが良いので、耳から離れない。前に「ひとこと」のコーナーで書きましたが、ホント抜けないんですよね。消えかけても引っ張り出せる。恐ろしい。この曲をDBから削除すれば、記憶力がもう少し増えて資格試験とか合格できるかもしれないのに。なんびとたりとも、この頭の中のアニメソングDBを消すことができないのです。覚えようと思って覚えたものじゃないので、頭から抜けないんでしょうね。覚えようと努力して覚えたことは、だんだん忘れていきますわ(苦笑)。とにかく、マイチングマチコ先生の主題歌くらい忘れさせてくれ(爆)。歌を耳に残す習慣ってのは幼少の頃から身に付いたんじゃないですかね。やっぱり影響が大きいのは日本のセサミストリート「ポンキッキ」でしょ。あそこで覚えた歌は多数ですね。このエッセイで「ブーンブーンブン、そいでもってブーンブンブン」なんて一言書いたのを切っ掛けに「アレってポンキッキの歌ですよね?」って問い合わせメールが来ました。そうです、これはポンキッキで、ウサギの暴走族が団地を走り抜ける映像で流れてました。「いつでも僕たちは、ぶんぶんぶぶぶぶん。どこでも僕たちは、ぶんぶんぶぶぶぶん。行こう人参ゲート。ぶーんぶんぶん、そいでもってぶーんぶんぶん、そいでもってぶーんぶんぶん、そいでもってぶーん、ぶんぶん、やっぱり人参ゲート」です。なんかよく分からないけど、のりは抜群ですね。他にもポンッキキから、脳裏に残っている歌は沢山あります。一番有名なのは「泳げタイヤキ君」でしょうね。「まーいにち、まいーにち、タイヤキ焼いている、おじさんの方が嫌になっちゃって、ある朝、海に飛び込んだとさ。」ってこれは所ジョージの歌ですね。僕が好きだったのは、こっちより、あれのB面、契約形態を変えていれば、今頃大金持ちだったおにという「なぎら伝説」として知られている数え歌です。1本でも人参、2足でもサンダル、3そうでもヨット、4つぶでもゴマ塩、5台でもロケット、6羽でも七面鳥、7匹でも蜂、8頭でもクジラ、9杯でもジュース、10個でもイチゴ。です。素晴らしい歌ですね。もはや忘れることはできません。そういえば、「ピグミンのテーマ」は泳げたいやきくんを越える今世紀最大のヒットとか言ってたけどさぁ、全然だね。ていうか今世紀あと98年あるって・・・。その他、ポンキッキーの歌では、恐竜が町にやってきた、ホネホネロック、マイナーなところでは、マッコウクジラのガンちゃん。まー、いろいろ書いてきましたけど、やっぱり心に残るのはポンキッキのエンディングテーマです。「カモメが空を飛ぶ〜よ〜、まーるで雲のよーにー、空はだまっていーても、何かを教えてくれる。今、飛びたとう、輝ける未来の中。さー、でかけよう夢を大空いっぱいに。」多分、覚えてる人は少ないでしょうね。僕も当時あまり好きじゃなかったですから、意味解らなかったし。でも、今、聞くと結構いい歌な気がします。いい歌といえば、やっぱり「みんなの歌」ですね。衝撃的な歌はなんといっても「おっぱいがいっぱい」ですね。「僕が飲んで、妹が飲んだのに、小さくならないママのオッパイ。甘かったのか思い出せない、沢山のんだはずなのに変ね、オッパイがいっぱい、オッパイがいっぱい、綺麗だな大好きさ。僕が飲んで、妹が飲んだからオッパイがでない、ママのオッパイ。お風呂の中でさわってみたら、ビックリするほど柔らかだった。オッパイがいっぱい、オッパイがいっぱい、綺麗だな大好きさ。」こんな感じの歌。オッパイ星人にはたまりませんね。曲的には黒猫のタンゴ。猫と言えば、「ネコふんじゃった」って最初、「ネコ死んじゃった」だったらしいですよ。残酷だったんでやめたって。海外の曲に日本の歌詞を付けて動揺にするって結構ありますよね。あの作詞家のセンスもいいですよね。やっぱり、大切なのは耳に残るリズムですよね。そんな意味で団子3兄弟もリズム系ですね。いったいあのブームはなんだったんだってくらいに、消え去りましたけど。誰もが知っている歌になったわけです。誰もが知っている歌を作れるってのは凄いことですよね。凄いと言えばポケット歌集ですね。音楽の時間に歌った曲って、その時はただなんとなく歌わされていたって感じがしますけど、大人になってから、いい歌だったよなぁとか、ふと思ったりしません?合唱コンクールなんて、なんであんなことやるんだとか思ってたけど、今では良い思い出ですね。この歳でみんなで合唱するなんてことはありえないですからね。そういえば小5の時に移動教室みたいのがあって、そこでクラス対抗で歌った歌がうけたということで、全校集会で歌ったっけ。元気の出るテレビかなんかで流行ってた歌。なぜか僕がしきって発表してたなぁ。放送委員会に所属してたからだったかなぁ。それが恐ろしいことにピクリともうけなかったんですよ。あの反応は今でも覚えてます。責任感じました。「あなたの気持ちを確かめたくーて、おぼーれたふりして潮水飲んだ。あんあんあん、波まかせ、よってくるのはクラゲだーけ・・・ビロネラハッチャ」。意味わかんね。「同世代に受けても全学年に受けるとは限らない」というジェネレーションギャップをその歳にして感じるのであった。そんなわけで結論「人は歌と離れることはできない。耳心地の良い歌を聴きましょう。」('02/5/15)


エッセイのホームページに
戻る 戻る

satoru@sumadore.com