WCの話

 「Water Closet」直訳すると「お水の小部屋」、つまり水洗トイレです。はい、ひとつ勉強になりましたね。結構、「C」って何だ?って話になりますよ。ま、そんなことはどうでもいいんですけどね(みつまJAPAN)。ワールドカップですよ。ワールドカップ。ワールドカップはだから凄い(by中西哲生)。「サッカー」と言えばやっぱりみなさん「キャプテン翼」ですね。僕は例によって、歌が耳から離れません。蝶々サンバ、蜩サンバですか。あいつが噂のチャンバラ学園。それにつけてもおやつはカール。よくわからんすね。終わりの歌もしっかり覚えております。「君の涙より汗は美しい。」あの姉御はいったいなんなんすかね。そんな歌より「ボールは友達だよ。」の名台詞が有名ですね。「友達ならなぜ蹴るんだ?」これは、ハイスクール奇面組で他校から来たチームに言った名台詞です(笑)。これに対して「このボールはうちのボールじゃないから友達じゃない。」すばらしいですね(爆)。確実にキャプテン翼ブームは僕らに浸透しましたね。体育の時間で日向くんスタイルをする人多数。ゼッケン付ユニフォームで「わたし、翼くんの10番!」という女の子まで現れる。そんなキャプテン翼ですが、実はほとんど読んだことないです。僕が知ってるのはゲームのキャプテン翼です。当時Tecmoという会社が作った素晴らしいゲームだ。当時の発想ではスポーツ漫画はスポーツアクションと決まっていた中、スポーツシュミレーションというジャンルを確立しました。これがまた面白い。橘兄弟最高!まー、アクションスポーツも面白いですけどね。任天堂のサッカーなんて、よくわからないけど面白かった。あの絶妙なキャラの選択の仕方。2プレイ対戦の盛り上がり。ムサシの剣くらい燃えますね。あれから数年。キャプテン翼の連載も終わり、チビなんてボクシング漫画も終わった大学1年のころ。嘘のようなJリーグブームがくるのです。なんだったんですかね。オーレーオレオレオレー♪って曲で洗脳されたんですかね。みんな、Jリーグのチケットを持ってることを自慢してます。僕は不思議でならなかった。あの光景。なんだったんでしょ、あーいうのを「ブーム」と呼ぶんでしょうね。まるで、紅白に1回参加して消えていった『アラジン』のようです。ツーぱって、ツーぱって♪。1年たって「あれはなんだったの」って感じでJリーグブームは消えました。洗脳は解け、本当にサッカーが好きな人だけが、のこったわけですね。それでも数年後、僕が就職して1年目の年。ワールドカップというものが訪れるのです。ワールドカップ、とっても響きが良い。『10時過ぎに新宿について、2人の友達と別々に約束してたんだけど、なんとか携帯で連絡とりつつ2人とも会えました。コマ劇なんと、入場規制しててお巡りさんいっぱいでした。だけど、なんとか回り込んで、コマ劇前にたどりつき、スーツで応援。すっげー、人人人、シュートするたびに、満員電車にゆられる状態でした。「あーれーあれあれ、じゃぽね」熱かった。結果は残念。日本のゴールはみれず。すんげー疲れた1日だった。で、日曜日は友達と自由の女神見にドライブで優々と過ごせました。そんで、こないだのジャマイカ戦では、その日が同期飲みで、後半に睡魔に襲われ、ゴンゴールをリアルタイムで見てません。NHKが終了する寸前の、もやがかかってる(想像シーンみたいな効果)ゴンゴールがながれて、日本W初のゴールです。というところで、目が覚めました。はじめ、決定的瞬間に目が覚めたのか、俺ってすごいと思ったら、終わりでした。何対何で、どっちが勝ったかもわからず、2度寝、4時頃目が覚め3度寝。起きたら1時。友達と1時待ち合わせしてて、トホホでした。』てな具合で過去のエッセイを引用して行数稼ぎ。WCなんてそんなにネタないって(正直)。そして、なんちゃって岡田監督から時が流れて四年。日韓開催WCです。Hリーグにはなんと偶然にもチュニジアチームが、チュニジアといえば私が海外旅行へ行った地。海外旅行好きな友達に唯一自慢できる「いったことある地」です。よし、チュニジア日記を抜粋すれば行かせぎができるぞ。『ついに行っちゃいました。アフリカ(中略)暖かいご家族に感謝します』って全部抜粋したら、それだけで終わってしまいますね。しっかし、ほんとに偶然ですね。Hリーグが決まったのは僕がチュニジア行った後ですからね。今回のワールドカップで日本人が知ったのはベッカムとアン・ジョンファンという名前と「チュニジアという国の存在」ですね。ドイツはゴリラ(カーン)を飼っているってのもあるけど(笑)。さてさて、そんなHリーグですが、当然、にわかサッカーファンの私もなんちゃってトルシエがごとく観戦させていただきました。最初のベルギー戦では、どうせ日本負けるだろうなんて思ってたんで、あまり気にしてなかったのですが、みんなが騒ぐので、ポータブルTV持って仕事に出かけるのでした。でも、サッカーにあまり興味ない友達と銀座で飲んでました。銀座ライオンで黒豚しゃぶしゃぶ。なかなか美味いとパクパク食べていたのですが、やっぱり気になって、ポータブルTVを出してしまいました。でも、かなりの砂嵐。サッカー中継ってなかなか数字見せないのなぁ。たえず出しとけ!んで、「へー、ひきわけかぁ」。そんな感じでベルギー戦終了。続いてロシア線。実家に帰っていて、寮に帰らなくてはいけない時間でありました。見てから帰るか、帰ってから見るか、できたて飲むか、藤原紀香(ふる)で悩む。結局、帰ってから見ることに。急いで帰ったが、試合はとっくに始まっています。駅から寮への帰路で、「な、なにごと?」そこらじゅうから悲鳴が聞こえる。団地は揺れていた。いやマジで。ゴールを決めたんですよ。稲本。やっと、寮についたものの、もうゴールを見ることはできないのでした。それにしてもアナウンサーの「ミキゴルフ」が気になってしょーがなかった。みきみきみきみきみきゴルフ。ニキ・フォルフでした。そして、その日のニュース。ロシア暴動。昼間から暴動。日本料理店を襲う。怖いですねぇ。恐ろしいですね。こりゃ、ロシアでのワールドカップ開催は無いな。そして、北方領土は1つ返されるのでした(なんか政治家が約束したとか)。ほんまかいな?続いてチュニジア戦。3時って。とっても見たかったけど、勝つことが目に見えてましたね。チュニジアの友達も言ってたし。でも気になるので、WEBの速報で閲覧。なかなか記事が更新されずいらだつ。やっぱし勝ったか。でも、1位で進出するとは思わなかったなぁ。そんな、日本おおはしゃぎの中、韓国が負けることを祈ってポルトガルを応援するのでした。龍門別館という中華料理屋で観戦。いつもはTV置いてないのに、ここぞとばかりにTV置いております。その裏でやってたアメリカ戦に愕然。おいおい、ほんまかいな。負けてるよ。そして、試合は華僑に。レッドカード、うそーん。相手チーム9人じゃん。。。はい、韓国が勝ち。うそーん。ていうか、負けたアメリカがトーナメント進出ってかっこわる。韓国も韓国だよな。引き分けにしとけば、アメリカ出られなかったのに。アメリカ嫌いだったら、オウンゴールしてスケートのカッコして欲しかった(笑)。ま、そんなことしたらチームにレッドカード出されますな。そんなわけで韓国も1位です。恐るべしアジアンパワー。中国はぼろ負けだったけど。きっと、みんな少林サッカーを見て研究したのでしょう(笑)。少林サッカーをまだ見てない人がいたら、絶対に見た方がいいですよ。笑い保証します。しっかし、あの準決勝の髭はやした女の人は誰だったのか未だに謎だよ。誰かおしえて。香港人は大爆笑ですか?そんなわけで、いよいよ第一試合のトルコ戦。こちらも3時という嫌がらせタイム。しかも、3時に客先いれちまった(涙)。帰りに喫茶店で流れていたラジオの音と、もってきたポータブルTVでちょっと観戦。あー、負けた(涙)。セネガルの視察なんて行っている場合じゃないよ。もっと、トルコに真剣に戦わなきゃダメだよ。その夜、韓国は絶対無理だろうと思っていた中、イタリアを破る。ガウチ会長も叫ぶ。「イタリアにゴールするとは何事だ!クビクビクビ!」なんとも、子供っぽい発言。中西氏はこのコメントに対して「ワールドカップはだから凄い」っておいおい。あとで、息子が説明して和解を求めたけど、アンジョンファンは断ったらしいね。まー、あの顔で名前売れれば、サッカーやらなくても食っていけるって感じだよね。韓国の怪進撃はまだまだ続くのでした。続くスペイン戦で審判を味方につけて勝つのです。「審判を味方につけて」という表現は決して間違っていません。神を味方にしたと同じ意味です。決して、わいろを送ったとかそういう意味じゃありませんよ。VTRで見ても明らかに線を越えてませんからね、スペインのシュート。その日、新宿に行くと在日韓国人が集まり、あやしげな歌を歌っております。ワールドカップはだからすごい!さてさて、いよいよ、ドイツ戦です。この試合も龍門別館で見ました。ランチも龍門別館で食べたのですが、同じものを夕飯でも食べてしまった。ここの豆婆炒飯は最高に美味い。2食でも美味い。やっぱりというか、なんというか、1点入れられたら負けは決定ですね。ドイツ堅過ぎ。ゴリラ堅過ぎ。黒いゴリラまでだしてくるし。店のおばちゃんが必死に韓国応援しているので、かわいそうになってしまった。話は変わりますが、「勝手に改蔵くん」って知ってますか?アレ面白いですね。サッカーネタを3週連続くらいでやってたんですけど、その時に人生のロスタイムみたいのをやってたんですよ。これをみて、ロスタイムに挑戦してみました。VISAのマイルでもらった、ワールドグルメ(カタログから注文するやつ)をすっかり忘れてて、締め切りが10日くらい過ぎており、あきらめていたのですが、チャレンジしました。みごとに届きました。なんだ、締め切りなんてロスタイムでなんとかなるんじゃん(笑)。さて、3位決定戦のトルコvs韓国です。この試合で初めてトルコを「Turky」と呼ぶことを知りました。8:30から始まると思ってて、8時過ぎにTV付けたら既に始まってるよ。しかも2−1って、おいおい何時間たってんだよ。。。と思いきや13分だけ、つっぱしった試合だなぁ。やっぱ、ここは韓国に負けてもらわないと、日本としては困るよね。「韓国、日本の敵をとった〜!」なんてな記事にはしたくないね。記事にするなら「韓国は日本より弱いよ。イタリアとスペインどころか、ポルトガルが負けた理由すら判らない(トルコ選手談)」くらいがよいかと(笑)。ここで110さんへお知らせです。翼くんの技(ドリブル中にボールを後ろから前へ送ってディフェンスかわしてドリブル続ける:言葉にすると難しい。。。)をトルコのイルファンやっておりました。噂では今の世代は翼くん観て育ったって外国人選手も多いらしいですから、狙ったのかも。。。最後の最後に1点差かぁ。こりゃ、日本の方が弱いって感じですか、トルコさん。。。はっきり、言って「こんなものいらない3位決定戦!」なんですよ。結局、トーナメントなんて、相当たりと違って、闘っていないチームがあるわけですよ。韓国と日本どっちが強いか、闘ってないんだから判らないんですよ。例えばトルコは3位です。でもドイツとは闘っていない。ドイツより強いかもしれないわけですよ。そんな中で3位を決めること自体意味がない。それどころか2位もいらない。1位だけ褒め称えればよいのです。なーんて、ひねくれたこと思ってたけど、実際観てみるといーねぇ。ユニホーム交換。韓国にエールを送るトルコ選手。トルコにエールを送る韓国選手とサポーター。ん〜、いーねぇ。さて、いよいよ、ロナウドvsカーン。ロナウド大五郎カットはブラジルで大ブームらしい。ベッカムヘアーのごとく。どうせなら、サッカーボールカットにして欲しかったね。これ流行ったら笑えるわ。しっかし、日本人はなんでみんな髪染めてるかねぇ。知らない外国人が見たら、日本人って目が黒くて、髪が金髪とか思っちゃうぞ。WCの時だけ、そろえて黒髪にして、眼鏡かけて、カメラをクビにぶら下げるってくらいにして欲しかったね。ちょんまげもありだな。サムライ魂。さてさて決勝戦です。当日は山岳会の予定だったのですが、天気予報で大雨決定って言ってたので中止になったのですが、雨降ってないじゃん!だらだらと買い物して過ごしました。やっぱ、天気予報信じちゃいけないよ。乙女心と梅雨の空っすかね。あー、運動不足だなぁ。買い物戻ってきたら、前半終わってました。お、0−0かぁ。競り合いですね。0と言えば、今日、銀座の電光掲示板を見たら「ワールドカップまであと”0”日」って表示してた。明日は、”−1”日ですかね?それにしても、武蔵小杉の住人よ!なぜに叫ぶ。日本人いなくても一緒かい。。。1点入って、こりゃ決まりだなって感じですね。オフェンスのブラジル、ディフェンスのドイツですから。そして、追加点。こりゃ決定だ。ブラジル優勝。ゴールの端で体育座りしてミスを嘆くカーン。キャプテン、カーン。素晴らしいディフェンスでしたカーン。決して弱くないぞカーン。ただ、ちょっとオフェンスが強かっただけだ。ただ、ちょっとバナナが不足してただけだぞカーン。4年後のドイツでは、地元のバナナを食べて頑張って下さい。それから、2点のシュートを決めて、ペレと並んだ大会8点シュートのロナウド。やっぱり凄い。ただ、日本ではそれは「大五郎カット」だということを教えてあげたい。日本での表彰式はやっぱり着物ですね。日本という地でこの優勝決定戦が行われたことを誇りに思います。そして、4年後のドイツ大会とは言わないまでも、僕の生きているうちに、この優勝トロフィーを高々とあげて、日本の位置にキスしている日本人選手を見ることができることを願っています。最後にWC出場の全選手にありがとうと言いたい。そんなこんなで、予想通りのブラジル優勝。しっかし、コカコーラのキャンペーンは意味わかねぇぞ!締め切り2回で、1回目の締め切りは「優勝国を予想して送ろう」、2回目の締め切りは「優勝国を書いて送ろう」。で、抽選は1回だけ。「正確に優勝国を記載した人の中から抽選」っておいおい、2回目有利やん。アホか。まー、1回目で予想はついてたんだけどね('02/07/01)。


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