インフルな話

 いつもより早めのエッセイです。というのも2月1日は海の向こうにいるからです。前回の最後にふれたように6日の有給を取ってバカンス中です。どこへ行くかは15日のエッセイをお楽しみにしてください。インターネットは普及していないと思われる国です。だから向こうからデータアップってわけにもいかないので、ちょっと早めのエッセイとあいなります。さてさて、今回のお話は「インフルエンザ」についてです。普通のかぜとインフルエンザの違いをご存知ですか。普通のかぜの症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳(せき)などが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはほとんどありません。一方、インフルエンザの場合は38〜39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴で、特に乳幼児や高齢者では死に至ることもあります。また、インフルエンザは、基本的に流行性疾患であり、一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。下の図は、厚生労働省発表の人口動態統計にある死因別の死亡統計上、インフルエンザによる死亡として届けられたものですが、さらに、インフルエンザが流行すると、死亡数が、特に高齢者においてふだんより高くなるという現象(超過死亡と言います)がみられる点でも大きな違いが見られます(厚生労働省のページより抜粋)。それで僕もインフルエンザの疑いを抱くできごとがありました。1月15日のことでした。朝、起きるとなんとも体調が悪い。「しまった風邪を引いた」と思うのでした。とにかくビタミンCをとることと思い冷蔵庫にあったキレードレモンをイッキ飲み。労働組合からいただいたミッフィーの体温計で熱を計ることにしました。36.4℃とぜんぜんたいした熱ではありません。通勤中もちょっとふらふらでしたが、運良く電車で座ることができました。会社について、前に山岳会のメンバーからもらったPOKKAのぽかぽかレモンを飲んで体調回復しました。その後、新しい部署の2時間のレクチャーを受けてるうちにだんだん気分が悪くなりました。お腹が痛くなりトイレに行くと下っております。いわゆる全身怠惰って感じになるのでした。とにかく体力をつけようと、昼食はうな重。それでも体調はよくなるどころか辛くなってきたので、午後に会社の健康管理センターへ行くことにしました。いままで無料で診断してくれたのですが、今年度から2割負担となったので患者は少ないようです。熱を測ると37.8℃。うひゃ、熱あるじゃん。先生はちょっと若めの女性。「まだなんともいえませんけど、インフルエンザの可能性もあるから薬で治らないようなら48時間以内に町の医者に行ってくださいね。あ、口のところ割れてるみたいですから口内炎の薬もだしときますね。」とのこと。しっかりお金取られているのに「町医者行け」って回答かよ。。。なんでもインフルエンザの検査のできる環境はここにはないとのこと。まー、口角ビランは胃とはあまり関係ないといった話を聞けたのでよいか。そんでもってその日は定時でさっさと引き上げて、早く帰って寝ることにしました。寮に着くと体調も良くなっていたので安心してDVD(トリック)見てました。その夜のことです、激しい悪寒(お母さんではないよ)に襲われ体中ガクガク震えてました。お腹も急激に痛くなり大変でした。寒さに耐えられずエアコンをつけて、なんとか寝ることができました。朝起きると体調は悪くない感じでした。ミッフィー体温計で熱を計ると、37.8℃。熱下がってないやん。。。お腹も下ったままでした。昨日買ったC1000のVitamin Lemonドリンクを飲んで会社へ。体調は悪くないのですが、お腹の調子はすこぶる悪い。熱は下がったのでインフルエンザではないだろう。ここで、痔の時もお世話になりましたインターネットで情報収集。インフルエンザについていろいろ調べる。「高熱が続き、下痢をともなう場合もある。自分で判断せずに医者にみてもらいましょう。」が決定打。インターネットで会社近くの内科検索。胃腸をメインとした内科があったのでここに決めることにした。社内打ち合わせがあったので、外出直帰として病院へ向かうのでした。予想外に空いています。熱を計ると37.1℃です。まだちょっとあるなって程度。待つこと30分。呼び出しがかかり診療室へ。先生は中年男性。予め症状は初診の紙に書いていたので、すぐに診療。口の中、お腹、背中をみて。「はい、いいですよ。薬だしときますね」。僕の今の気持ちはマチルダさんが二階級昇進した時にアムロがブライトへ言った気持ちだった(それだけなんですか?)。僕は思わず聞いた「インフルエンザの疑いとかは?」。「インフルエンザなら歩けないくらいの高熱がでますから。」とのこと。「でも、昨夜は悪寒があって。。。」と言い返すと。「じゃ、そっちの薬もだしときましょう。」とのこと。じゃー、って君。マツモトキヨシの店員だってそんなこと言えますよ。ていうか言わなかったら入れないんかい。ちゃんと診てよ。きつねにつまられたような診断は2分程度で終わり薬をもらって帰る。昨日、健康管理センターでもらった薬とほぼ一緒。。。「そっちのクスリ」ってのは解熱剤であってインフルエンザとは関係無し。じゃー、俺はなんのために町医者へ行ったんだ。お会計を済まして虚しくなる。。。翌朝、お腹の調子はぜんぜん回復しておらず下痢でした。ひょっとして風邪じゃなくて胃腸の関係なのでは。ていうか昨日、胃腸科の病院いってるのにさー。。。ということで再びインターネットのお世話になって、「下痢」を検索。下痢には、急におなかの痛みとともに発症する急性のものと、2週間以上続く慢性の下痢があります。慢性の下痢の中には、潰瘍性大腸炎やクローン病などが原因となっていることもあるので、長引くようなら検査を受けたほうがいいでしょう。多くの場合は急性の下痢で、暴飲暴食をしたときや体を冷やしてしまったときなどに、だれでもが経験したことがあるのではないでしょうか。急性の下痢には、ウイルスや細菌、寄生虫などの感染が原因で起こる感染性下痢と、暴飲暴食や精神的なストレス、抗生物質など薬の長期服用、牛乳を一度にたくさん飲むと起きる乳糖不耐症、特定の食品へのアレルギー反応などで起きる非感染性下痢があります。暴飲暴食による急性下痢のときは、絶食をすることで弱った腸を休めましょう。下痢をしやすい人は、暴飲暴食はもちろんのこと普段から脂肪分の多い食事や刺激物を控えるようにして、食物繊維を多く含む食品を積極的にとるなど、食生活を改善する必要があります(NIKKEI NETのページより抜粋)。ん〜、暴飲暴食をしたつもりは無いんだけどな。ちょっと、他のページを見てみると「発熱をともなう急性下痢は感染、とくに細菌感染が原因の感染性下痢の可能性が高く、早めに医師の診察を受けることが必要になります。 」の表記。そうか!熱がともなってるから早めに医者に診てもらえばいいのか!って俺、医者行ってるじゃん。鈴○胃腸病院やくたたね〜。とまーそんな感じで、お腹は痛かったのですが、そのまま送別会へ。今回、初のての主賓ですからね。休むわけにもいかずお腹の痛いまま参加。中華料理「周の店」で暴飲暴食。なぜか(中国4000年の歴史がなせる業?)お腹が痛くなることもなく、そのまま二次会のカラオケに突入。「さよなら」「贈る言葉」「卒業」「かえってこいよ」など僕に捧げる変え歌をみなさんが歌ってくれるのです。一番凄かったのはハイローズの「すてごま」という歌。「僕の変わりに集約チームに行ってくれないか♪」って...まさに僕の状態ですわ(判らない人は前回エッセイ参照)。と、まーそんなこんなで、はしゃいでるうちに、お腹の調子も完全回復。翌日は僕が幹事の大学院同期新年会があったのですが問題なくミャンマー料理を暴飲暴食。なんすかねー、僕の場合、暴飲暴食した方がお腹にいいんですかね(笑)。そんなわけで完全完治したのでフライトするのでした。またインドの時のように再び下痢になって日本に戻ってくることでしょう。お楽しみに...('03/1/29)。


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