デジカメの話

 人生最大に悩みました。毎日のようにkakaku.comの掲示板を眺めては迷い続けておりました。かなり活躍したデジカメDSC-MZ1の後継機です。そもそも事の発端はカシオが発売する3倍ズームつきEXLIMの記事です。発売日が3月上旬というところがポイント。父親の誕生日が3月21日ということで、前々から僕のデジカメに目をつけられていたので、この機会にプレゼントしちゃおうと思ったわけです。丁度、前回書いたように新潟旅行にも行くし新しいデジカメでウキウキしよーと思ったわけです。このEXLIMは僕のニーズをかなり答えていました。前々からミノルタのレンズが出ない3倍光学デジカメ「Dimage X」に魅力を感じていたのですが、マクロが弱い、クレドールが無い、液晶が小さいといったマイナスポイントが目立っており購入にいたっておりませんでした。この全てを補うEXLIMの記事を見て「イー!」と思ったわけです。デジカメというのはいつもでどこでも持ち歩けてこそデジカメだと思っているので、200gオーバーは重いのです。実際、DSC-MZ1はカバンに入れると重いなーって思う代物。折りたたみ携帯くらいの軽さになって欲しいと常々思っておりました。このEXLIMは120gです。電池を含んでも150gとかなり軽いです。それから携帯電話を使っている人や、MDを持っている人は判ると思いますが、電池を出さなくても充電できるクレドールはとっても便利です。DSC-MZ1は電池が単3ニッケル水素なので、注ぎ足し充電ができないという不便さを感じてました。リチウム電池なら注ぎ足しOK。それから起動の早さもポイントです。DSC-MZ1の遅いこと遅いこと。被写体見つけて電源入れて撮影できるようになった頃には被写体いなくなってますわ。その点、前機種のDSC-550は短焦点ということもあり、ぱっぱと撮れてました。この点はEXLIMも変わらないのかなーと思っていたのですが、レリーフタイムの短さに加えてずん胴レンズの早いこと早いこと。まー、これは実際に実機触ってから判ったことですが。そして、2インチ液晶が凄い。僕は常々、デジカメってのは撮ったものをすぐ人に見せられるのが凄いところと思っております。最近のデジカメはボディーが小さくなるにつれて、液晶まで小さくなってしまう傾向にあるのに。このEXLIMは大胆にも2インチの液晶を採用しています。ただ、8万画素と粗いのが残念。もう気持ちはEXLIMで決定だったのですが、同じレンズを使っているPentaxの「Optio S」のホームページを見て心が揺らぐ。なんですかこの軽さは。僕の求めていた携帯電話の重量ですね。タバコの箱に収まる大きさ。凄い技術がつまってます。ただし、クレドールは無し、液晶も小さいです。ただここで特筆事項があります。ヴォイスレコーダー機能です。前々からボイスレコーダーが欲しいと思っていたのです。会議で議事録書く時に思い出すのに使いたかった。これが特筆事項なのではなく、EXLIMにスピーカーが無いということが特筆なのです。せっかく動画を取っても再生で声が出ない。こんな寂しい動画はSANYOユーザとして許容できないのです。でも、動画はいらないかなーなんて思ってますけど。で、雑誌「PC-USER」の文月京のレポートをいっつも参考にしているのですが、その「EXLIM」がぼろくそに書かれているではないですか。こういうことがあると僕の気持ちは一気にブレークダウンなのです。ずん胴レンズの遅いこと遅いこと。でも先ほども書いたように実際早いです。なぜと思い記事のあった次の号を見ると「おわび」のコーナーに「試作機のため評価が違いました」の記事。なるほど。そして、散々この2機種で悩んでいたのですが、なぜか「Optio S」の記事が取り上げられない。そんな中、ちょっと今のデジカメ(SANYO)のスペックを調べるためにホームページを見てみると新機種の発表「Xacti DSC-J1」がありました。レンズが出ないズーム機なのです。これはかなり気になりますね。いかんせん、デザイン、大きさ、重量に魅力がないのですが、「爆速デジカメ」の名の下にSANYOが作るのですからかなりいけているのでは。余談ですがSANYOという会社は「デジカメ」を商標登録してます。ソニーの「ウォークマン」みたいなものですね。凄いのは多くのデジカメはSANYOのOEMであるということ。ソニーもオリンパスもみーんなOEMらしい。でも、最近は自社で作っちゃうので落ち込み気味らしいですが。そんな実力のあるSANYOが送り出す機種ですので注目しないわけにはいかない。これで候補がまた増えちゃいました。でもやっぱり「PC-USER」には悪い評価が書かれております文月先生の嫌いなレンズをどれもこれも使っているからです。実際、記事を読むと悪いというのは判ります。僕の欲しいコンパクト系はみんなこのレンズ。そこで、デジカメの用途について見直してみました。僕が利用するのは山岳会、飲み会、旅行です。飲み会はともかく、山岳会と旅行はコンパクトではなく、本格的なカメラをマニアックに写してもいいのではと思いました。そこで考慮したのが松下の「DMC-FZ1」です。素人でも知っていると思われる「LICA」の目を持つ光学12倍レンズのデジカメ。200万画素と小さいのですが、印刷するわけでもないので十分です。実際、展示品を触ってみるとその魅力ってのはやっぱり感じます。「見えないものが見える」といった感じが判ります。重量もそれほど重くなくプロが使うカメラに匹敵するデジカメです。それが5万円強で買えてしまうので、こちらも候補にあがりました。そして最後に告知を見たのが「Dimage Xt」です。様々な細かい点が改良されたDimage Xシリーズです。アメリカのフラッシュページを見るとかなりイケメンに見えます。クレドールがある上に電池のみでの充電も可能、PCカメラにもなる、カラーバリエーションがあるなどなど。動画、音声もSANYOには劣りますが、時間制限無しで録画できます。ボイスレコーダーにもなる。背面液晶が大きければこれで決定なのですが1.5インチと小さいまま。残念。しかし11万画素と2インチのEXLIMより画素数が多く、鮮明に見えることが期待できます。発売日は4/5なので、4/5をXデーとして実際、展示品を触り何にするか決めて、4/6の山岳会で撮影しまくろうと思っておりました。ガーン。4/12に延期。まー、ゴールデンウィークの海外旅行に間に合えばOKですわ。前述したように新潟はDSC-MZ1を使い、3/21の父の誕生日にはしっかりこれをプレゼント。4/6はあげたデジカメを借りて撮影しようと思ったのですが、旅行にどっちももって行ってしまったらしく、泣く泣く一番最初に買ったNECのPiconaで撮影。そして4/12のXデーが来ました。本日は長野の後輩の家へ行って、新デジカメの機能を試すという計画です。ちなみに前日まで別の後輩と一緒に後輩の車で行く予定だったのですが、残念ながら休出になってしまったので、一人旅立つことに。前日から風邪を引いており、朝の体調によっては止めようと思っていたのですが、それほど悪くなかったので決行としました。新宿から高速バスで行きます。翌日が選挙だったので不在者投票をしに区役所へ。投票を済ませてから駅について問題発生。社員証の入った定期入れが無い。なくなく寮に戻って定期入れを持って再び駅へ。雨が降ってきて風も強い。そして駅に着いたら携帯電話を忘れたことが判明。最初に駅に着いた時は持ってたのに、寮に戻って忘れた。ありえね。これって「行くな」っていう神のおもべしでは?と思うのですが、泣く泣く寮に戻って再び駅へ。雨でぬれて泣きそう。風邪も悪化した感じ。新宿到着。さっそくDimage Xtを物色。デザインは悪くない。しかし、ズームが遅い遅い。それとこの小さい液晶が気になる。うまくデザインすれば2インチの液晶を配置できるデザインなのにもったいない。そのうちDimage Xtsとか出るのでは?と思い購入をためらってしまいました。そのまま長野へ。4時間の退屈な時間を過ごして後輩のいる飯田市へ。夕方に着いて、エイデンという電気屋で再びDimageを物色。悩む。さっそく温泉。水蓮寺温泉。後輩の実家で家族と鍋を囲んでお食事。こういうのって緊張しますね。飯田名物をたくさん戴きました。夜の散歩をしてから消灯3時。予定通りというかなんと言うか、翌日は昼近くに起床。その後、朝飯を食べて木曾へ。妻籠宿でぶらぶら。飛騨高山のような場所です。デジカメはまたまたpiconaです。なぜか後輩のお父さんが推薦するので2人でバーベキューをすることになってます。肉を買うのを忘れて、肉屋探し。南木曾の住宅街で発見。川沿いの桜の下でドキ男2人だけのバーベキュー。何気にうまかったりしますが、新聞をキッチンペーパー代わりにして鉄板を拭いたため、鉄板に新聞紙がこびりつくしまつ。その上でさらにソースの無い焼きそば(エバラ焼肉味)を焼いたのでイマイチでした。そして再び温泉へ。木曾路館の南木曾温泉。サンセットが終わるまで温泉に入り続けました。水風呂が異常に冷たすぎて嫌がらせかと思いました。どうやら水風呂の近くに女湯へ続く小さな穴があり、除き防止のため水風呂にしたようです。パンフレットには温かそうに使ってる人が写ってるから。夕食に信州そば(カツおろしそば)を食べました。結論、ソバとトンカツは別々に食べるべき。家に戻ってkakaku.comでDimageの評価をチェック。けっこう良いこと書いてます。翌日は10時起床、朝食を食べてから、またまた温泉へ。かじか温泉。なかなか気持ちがいいです。その後、昨日、飯田市の桜みどころみたいなのをテレビでやっており、さっそくそこへ。桜並木が本当に綺麗です。またまたpiconaでパシャリ。piconaもまさか再び活躍するとは思わなかっただろう。そんな長野の旅が終わり再び新宿へ。もうこれで決める!と思ったのですが、同期から飲みに誘われたので物色はしたものの10分程度で購買に至らず。新宿の鳥茂で食べまくり三代目と仲良くなり、ヨドバシは閉店時間に至った。翌日、ケータイwatchのスタパ斉藤がExlimを評価しており心が揺らぐ。そして本日、川崎、横浜とヨドバシ巡りをしたのですがで結局購入にいたりませんでした。そんなわけで、今まで使ったデジカメについて軽く書きます。

[NEC Picona]
コンプマートで1万9800円で購入。NECというメーカーにかけたのですが、ほぼ最初で最後のデジカメであった。形はビデオカメラのようであり斬新だったのですが、いかんせん処理が重すぎ、1枚取ってから、次を取るのに3分くらいかかる。デジカメが出始めた時期だったので活躍はした。しかし、今年になって活躍するとは彼も思わなかっただろう。

[CASIO QV-11]
コンプマートのオープニングセールでめちゃ寒い夜中にチュニジア人と並び、9800円で購入。TVに出力できるという楽しさがあったのだが、画素が少なく、記録メディアも無いためパソコンに写せず、へたしたらリンクケーブルの方がデジカメより高いということになるので購入にはいたらず、父親のおもちゃとなる。PCカメラとしてデビューすると思ったが使えなかった。

[SANYO DSC-550]
ヨドバシカメラ上大岡店で購入。PC-USER(Hello PCだったかな?)の記事でべたほめされていて、つい買ってしまいました。べたほめされているだけあって、非常に使いやすく活躍しました。やや重いという難点はありますが、単焦点の利を生かした爆速デジカメでした。海外旅行などとっても活躍したのですが、電池の持ちが異常に悪いのと、光学ズームが無いことで、父親のデジカメとなる。

[SANYO DSC-MZ1]
ビックカメラで購入。3倍ズーム機で電池の持ちが改善ということなので購入。しかし、ズームになったことで爆速度が落ちてしまった上に電池の持ちもあまり改善されてなかった。しかしながら、海外旅行など活躍しまくりました。絶えず単3ニッケル水素を何本か持ってかなくてはいけないため買い替え検討。ズームのスピードもやや遅くピントが合うのも遅い。父親にプレゼント。

相変わらずの優柔不断です。。。でもゴールデンウィークの海外旅行には間に合わせます('03/4/15)


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