WARS&SARSの話

 少し早めのエッセイとなりますが、今日からゴールウィークなので更新して海外逃亡します。
 イラク戦争についてですが「戦争反対、戦争反対」とただただ反対を訴えている人が多すぎますね。なぜ戦争が起きているのかも考えずに反対を唱える人たちにひとこと言いたい。大事なのはイラクの市民がどう思っているかです。本当にフセインが嫌いでフセインに支配されていると実感しており、早く抜け出したいと思っているなら誰かが助けなくてはいけないのではないでしょうか?もし、刃物を持った狂人が無差別に人を殺し続けていたら、話し合いで説得します?日に日に人が刺されて死んでいくのに、話し合いが成立するまで話続けますか?僕ら日本人は平和ボケをしているので現地の市民がどう思っているかも考えずに、戦争反対。どんなことがあっても戦争はダメだといい続けます。そもそも戦争の反対語が平和だと思っている人が多いのではないでしょうか?戦争の反対語は話し合いであって、平和の反対語は無秩序です。平和にするための手段。それが「戦争」なのか「話し合い」なのかという議論になるのです。それを戦争をしないことが平和だと思っている人が多いのではないでしょうか。イラクに秩序のある状態を導くには何かの手段をとらなければ変わらないという判断の基、米国が動いたのだと思います。その手段が「戦争」なのか「話し合い」なのかということです。もし、小泉総理大臣が独裁者で私たち国民に対して過酷な労働をさせ、逆らうものには死刑を命じ、自由も平和も無い状態だったとします。軍事的な整備というもは全て小泉独裁政権に握られており、私たちは逆らうこともできず毎日怯えて生活をしていたとします。僕たちが自由・平和を手にいれるにはどうすれば良いのでしょうか。一人一人が話し合いをして一人一人が殺されていけばいいのでしょうか。いつまでたっても平和は訪れず独裁者に怯えて生きていかなくてはならないのではないでしょうか。その救世主となるべく者が戦争という手段を用いて市民の開放、自由・平和へ導くべく動いたのかもしれません。つまり、軍事勢力がもてない市民を軍事勢力で支配しているのであれば、軍事勢力でその支配を辞めさせるという手段をとったということです。もちろん、私は戦争に賛成しているわけじゃありません。話し合いで解決するのであればそれに超したことはありません。アメリカの誤爆に対する「多くの犠牲を無くすためには小さな犠牲は仕方ない。これは戦争なんだ。」というスピーチには、正直愕然としました。小さな犠牲が許されるわけはないのです。それが自分じゃないからそんなことを言えるのですが、もし自分が小さな犠牲だったら、その人は進んで死ぬのでしょうか。人の命に許される死などありません。あるとしたら、それは人を殺めた者への死だけです。誤爆をしたことについては誠心誠意の謝罪をしなくてはいけません。「戦勝国=なんでも許される」という構図は今の世の中で許されることではありません。戦勝国も悪いことをすれば、それに対する謝罪をする義務があると思います。確かに報道を見る限りでは、今回の戦争はアメリカ軍の「ワンマン戦争」だと捕らえられても仕方ない感があります。戦争をする米国の背景が何も見えないからです。

大量殺戮平気をアメリカよりもってるのは許せないね。
絶対、持ってるはずだから探してとっちめよう。
けどやっぱ見つからない。でも絶対隠してるはずだ。
あー、探すのめんどくさくなってきた。
そうだ適当な理由つけて戦争しよう。
それじゃ「フセインとその家族は48時間以内に亡命してね。」
よし、48時間で引越しは無理だろ。
ほらやっぱ、亡命しなかった。
んじゃ、戦争はじめちゃおー。

これでは、まさに「ワンマン戦争」です。今回の作戦名「イラク市民の自由」も戦争名「イラク戦争」もイラク人にしてみたら、こう思ってるかもしれない。

ふざけたネーミングしてんじゃねーよ。
俺らとっくに自由だよ。なんも不自由してねーよ。
イラク戦争って内戦かよ!(三村つっこみ)。
そりゃ、イラク本土でしか戦争してないし、
アメリカにミサイル飛ばしても届かないしさ、
でも、それでイラク戦争って、ありえね。

しかしながら、今回バグダッドが落ちた映像を見るとやはりイラクは独裁者に支配された国で市民は苦しめられてきたんだなと感じました。喜ぶ市民。フセインの銅像を倒す市民。ここまで盛り上がってると、アメリカはエキストラ代いくら払ってこの映像作ったの。脚本、監督誰?アカデミー賞はあなたですといったひねくれた見た方もしたくなってしまう。この映像だけを見たら米国の戦争に賛成したくなってしまうのは私だけではないだろう。賛成と言えば、日本は米軍に賛成したのだが、これに対してもヒステリックに「小泉首相には失望した」とか言っていきがってる芸能人がたくさんいてがっかりした。小泉首相が賛成したのは戦争ではない。「一緒に軍事勢力で威圧しちゃいましょうぜ。」と言ってるわけではないのです。北朝鮮という脅威がある中、日本におかれた立場はアメリカの考えに従うという道しかなかったのだと思う。北朝鮮の脅威から身を守るすべの無い日本は、他国に頼るしかないのである。つまり、「もし日本を攻撃したら、おまえの国をぼこぼこに攻撃するからな」という脅しという確証が必要なのです。日本にはテポドンを迎撃するすべがありません。今から予算化して作ると言っているのですから、できた頃には攻撃されてることでしょう。その迎撃ミサイルだって正確なものが作れるかも疑わしい。できたものは仕返しミサイルが関の山ではなないだろうか。つまり、「もし攻撃をしてきたら攻撃し返すから攻撃するなよ」ということです。これでは冷たい核と一緒ですね。いずれにせよ、現段階では北朝鮮への攻撃を守るにはアメリカに守ってもらうという選択肢しかないのではないでしょうか。そんな中、小泉首相が下した判断は果たして間違っていたのでしょうか。もし、間違っていたとすれば明確な説明をしなかったことだと思います。あまりにも報道がお粗末なのか、小泉首相が話さなかったのか「賛成」ということの説明が全く無かったように思えした。フセインの所在はわかっていないものの、戦争は今落ち着いてきています。落ち着いて、また平和ボケが続いたころに「テロ」というものが起きるでしょう。今、一番の脅威は「SARS」ではないでしょうか。私はこれを『SARS & WARS』と言います。浦澤直樹の慢画に「20世紀少年」というものがあります。この中でウィルスが世界を恐怖に導くような話が書いてあります。SARSを始めて知ったときこの慢画が頭に浮かびました。現在、連載中なのですが、本当にタイムリーな話題で怖くなるほどです。もしこのSARSを独裁者が作ったものだとしたらとても恐ろしいです。生物兵器というのがSARS爆弾なのかもしれません。人類を滅ぼすにはどうすればいいかを考えて下さい。世界各国にいる人種が感染すれば、瞬く間に感染は広がるのです。世界各国にいる人種。そう中国人です。中国人はアメリカであろうと、カナダであろうと、日本であろうといます。いわゆるチャイニーズタウンを作って世界各国にいるのです。中国人の感染源を作れば瞬く間に広がります。今はまだインド人への感染がないようですが、インド人も各地へ広がっていますので、中国人からインド人へうつり世界全土へうつる日は近いでしょう。早く、ウィルスの抗体を開発して欲しいものです。と開発されてないうちに、明日からGWに入り海外へ行きます。場所は全くSARSの感染が無いトルコ。しかしながら、シンガポール航空で行くため戦争は落ち着いたもののSARSとの戦いがあるのです。まさに『SARS & WARS』です。危うく会社の業務命令で「行くな」と言われるところでしたが回避。詳しい話は帰国後の「トルコ風呂の話」でお伝えします(笑)。まー、帰国後10日間は私に会わないほうがいいかもしれませんね。。。('04/4/25)。


エッセイのホームページに
戻る 戻る

satoru@sumadore.com