らーめんの話

 日本人はなんでこーもラーメンが好きなんでしょうか。ラーメンといって思い出すのはインスタントです。その昔、実家の夕飯は17時からを標準としており、一般家庭に比べて2時間も早い夕飯を食べていました。そうなると寝るまでの間にお腹が空いてしまうのです。そんな時、戸棚にはいっていたラーメンを作って食べる習慣がついてました。中でも美味しいのが明星チャルメラです。これに生玉子を落として、ごま油を加えて食べるラーメンは最高。また、札幌一番もなかなかの味でした。ブームになったのが巨泉がCMをしていた本中華です。この麺の腰がインスタントとは思えない腰で触感がたまりません。ラーメンではないのですが、カレーうどんもマイブームでした。カレーは美味い。日清のカップヌードル カレー味も好き。てか、醤油もシーフードも好きですけど。そして、たまに食べたくなるのがカップ焼きソバ。焼いてないのに焼きそば。丸ちゃんソースや生そばは最高。肉が美味い。と、ラーメンから離れましたが、小さい頃からインスタントラーメンにはまっており、すっかり不健康体質となってしまったのです(笑)。とはいえ、昔はエネルギッシュですから、夜食にラーメン食べて毎日4色でも、成人病にかかるでもなくコレステロール気にするでもなく食べ続けたわけです。社会人になってからは極力、カップラーメンはひかえてました。その代わりに増えたのが店のらーめんです。前にも書きましたが、博多で食べた「一蘭」のとんこつラーメンは、僕の中でとんこつラーメンのイメージを変えてくれました。こんなに臭わないで、美味しいとんこつラーメンもあるんだと思いビックリです。その味に近いものが武蔵小杉のなんちゃっ亭で食べることができ、もう何十回と通ってしまいました。そして、今年、麻布で同期と飲んだ帰りに「萬力屋」というラーメン屋へ行ったのですが、なんと、どの同期はラーメン屋へ行ったのが始めてというのです。ありえね。その後行ったお店が「一風堂」です。福岡に出向していた大学の同期に、博多のラーメンといえば「一蘭」と「一風堂」と聞いていました。確かに美味いです。東京一週間の企画「コラボラーメン」の塩らーめんはこの時企画を知らず食べることができませんでしたが、普通のラーメンでも毎日来てもいい味って感じです。そして、その同期はラーメンがマイブームになり、東京一週間を購入して、ラーメン屋の研究を始めるのでした。それにつられて僕も「東京一週間」を購入して、「石神秀幸のこのラーメンがスゴイ!!」にはまっていくのでした。そんな感じで、1コーナーを設けることを決意してラーメンのコーナーを作るのでした。各ラーメンの説明はこちらのコーナーにまかせて、ここでは、1位のお店の思い出を書きたいと思います。
高田馬場1位 俺の空
 高田馬場は学生街ということでラーメン激戦区のひとつです。学生は速さと美味さと安さを求めてラーメンを食べ続けます。言わずと知れた大晦日なのにラーメン特集をやっていた営業中の某TV局にて、みごと第一位を獲得したお店です。以前は隠れ家的存在で行列もできていなかったのですが、この放送をしてからというもの高田馬場といえば俺の空みたいな公式ができてしまうほどのお店になりあがったのです。店主は若くてこの味に非常にこだわりを持っているようです。7月11日(金)に某TV局に勤めている大学の同期と、この店に挑戦しようと会社を6時に出て挑んだのですが、すでに「本日は修了しました」の文字。ありえね。21時まで営業と書いてあるのに7時前で終了です。たしかに、スープがなくなりしだい、閉店ってのはわかるけど、スープ作らなすぎじゃないの。さては、行列を作るための作戦にだたなとか思っちゃうほど早いですよ。そして、あきらめて5位のタイ国ラーメン、ティーヌーンに入りました。この某TV局の同期とは一緒にタイへ行った友達です。しかし、久々の辛スッパさにお腹がやられしまったようで、その後の飲み会ではほとんど食べてませんでした。そして7月28日(月)に有給休暇を取ってリベンジへ向かうのでした。別に「俺の空」のために有給を取ったわけではないですが、気合をいれてランチに行ったのですが、やっぱり行列で3時のはずが1時前に終了。近くに「古武士」があったのでつい食べてしまった。家に一回戻って夕飯に再リベンジ。30分前でも列は無くあっさり入れました。でも夕飯はつけ麺しか無いので真の味を確かめられなかったのです。それでも並んだ価値アリの「つけ玉盛そば」でした。素直に美味しかった。

新宿1位 もちもちの木 新宿店
 新宿もラーメンやたらとラーメン屋が多いです。激戦区というわけではなく、まずいラーメンでも平気で生き残れる街といった感じがします。某と○ねるずの関連しているお店など、ぜんぜん美味しくないのですが客はそれなりに入り続けています。そんな新宿の1位は東京一週間の記事を読んで行った栄えある1店舗目となります。しかし、聞いたことの無いお店でした。4月19日(土)に大学の同期と行ったのですが、店を探すのに2時間くらい要してしまいました。まったく違う方向へ行ってしまったためです。やっとみつかった「もちもちの木」ですが、行列はありません。お店はかなりこじんまりとしていました。どうやら新宿の味というわけではなく2号店のようです。そういえば、2位のくじら軒も行列ができてそれなりに美味しかったのですが、横浜センター街の支店ですので新宿の味ではないですね。そういった意味で新宿は地方で成功させて都会で売り上げを上げるというスタイルの街なのかもしれません。さて、もちもちの木ですが、店が狭いのでウエイトレスは1人できりもりしているのでしょうがないのですが、対応はイマイチでした。でてきたラーメンの量はけっこう多いです。そして、味はというと煮干のにおいが強すぎて、ラーメンを食べてるといった感じではありませんでした。しかし、まずいというわけではなく、こういう味の食べ物ということであれば、かなり美味しい部類だと思います。つけ麺があったので、そちらの方がさっぱり感があるのではないかと思うので、今度はそちらにチャレンジしてみたいと思います。

渋谷1位 喜楽
 渋谷も新宿同様ラーメン屋は多いけど、美味しいラーメンを探すのは困難といった街だと思います。なんせ人が多い街ですから、行列を作ろうと思えば店をちょっと小さくすればすぐ行列のできる店にはや代わりみたいなところです。6月29日(日)に大学の後輩と行きました。恵比寿から渋谷まで歩いて探し回ったのですが、何度もホテル街へ行ってしまい、男二人怪しいカップルと化してしまいました。しっかし、ホテル街にいるカップルを見ると、アレが目当てなんだなーって目で見てしまいますね。ホテルから出てきたカップルを見るとアレが終わってすっきりしてるなーなんて見てしまいますね。ってラーメンからかけ離れてます。やっと見つけた「喜楽」ですが、時間が3時くらいだったからか、行列はまったくありません。ウエイトレスは中国人のようです。ラーメンはオーソドックスなラーメンではありますが、麺、スープともに美味しく、もやしの歯ごたえが絶妙でした。さっぱり系なので、渋谷で飲んだ帰りにいっぱいというのもいいかもしれませんね。5位のティーヌーンの辛スッパイラーメンは飲んだ後にいっぱいって感じではないですからね。吐いた後の触感って感じ。なんて言っちゃダメですね。ティーヌーンさん、すみません。ティーヌーンも世界三題スープのトムヤンクンにラーメンを入れるという豪快ぶりで美味しかったですよ。

池袋1位 蒙古タンメン 中本 池袋
 池袋は本当の意味でのラーメン激戦区かもしれません。本当に美味い店が残ったといった感じ。東京一週間には載ってませんでしたが、「エルビス」というお店に某TV局の同期に連れて行ってもらったのですが、とても美味しかったです。このレベルでランク外ってことは1位はどんなに美味いのかって感じです。「光麺」にも連れていってもらいましたが、このレベルでも5位です。そして、1位への期待は膨らむのでした。そんな1位のお店は激辛ラーメン。激辛ブームというのが、ありましたが最近耳にしませんね。しっかし、これには本当にまいった、降参、許して。7月20日(日)の12人も参加した山岳会の帰りに9人という行列メーカーでラーメン屋へ向かったのです。「9人空くまでまつ」なんて迷惑な行為もできるわけもなく順番に食べました。僕の注文は「冷やし味噌ラーメン 特盛り」です。カラ5つというMAXに辛いラーメンですが、つけ麺なので麺をたくさん頼めば薄まるだろうという作戦です。はい、作戦失敗。めちゃくちゃ辛い。スープを半分くらいつけて後は素麺で食べ続けたのですが、薄まることもなく、唇はヒリヒリ。コップの水で唇を冷やしながら完食しました。スープはかなり余ってます。卑しいので中の肉を食べつくすのですが、激辛スープを吸ってる肉なのでこれまたピリピリ。そして、一番辛かったのが翌日のトイレです。唐辛子が消化されていなかったようで。お尻が唇と同じ状態でヒリヒリになったのです。この時ほどウォシュレットのトイレに憧れたことはありませんでした。。。

恵比寿1位 えにし
 恵比寿もラーメン激戦区で有名でしたが、最近はあまり聞かなくなりましたね。山頭火とかTVのランキングでは必ず入ってたんですけどね。東京一週間には載ってません。1位のお店は「えにし」です。6月18日(火)に例の同期と食べに行きました。この同期は「東京一週間」を僕に紹介して、不健康への道へ導いて、すぐに会社を辞めてしまいました。そんなわけで、久しぶりに会って食事をしたのです。恵比寿で1位ってことは大行列ができていることを予想していたのですが、7時前という時間もあったのかお店はガラガラでした。味もなんだか普通のラーメンって感じでした。よくよく東京一週間を見ると醤油ラーメンが美味い店だったようです。ついつい、2人して塩ラーメン 大盛を注文してしまいました。次回は、醤油ラーメンに挑みたいと思います。ちなみに、東京一週間では高田馬場〜池袋までは5店を紹介しているのでさすがに全部行けてないのですが、恵比寿からは3店に減ります。よって、全制覇はすぐにできましたので、ついでに2位、3位についてもふれときます。どちらも一人寂しく食べたのですが、「英」も「ちゃぶ屋」も「えにし」より美味しかった感があります。「ちゃぶ屋」は店員のサービスがよくてGoodです。偉そうにえばる店はダメです。お金を払ってる客があっての店なのに文句ばっかいってる店は、どんなに美味くても潰したくなりますね。

六本木1位 かづや 六本木店
 六本木もラーメン屋が多いです。特に飲んだ後にいくお店を狙った店が多いようです。4月21日(月)に例の同期と行きました 東京一週間の記事を読んで、この同期と行った栄えある1店舗目となります。それなりに美味しいのですが、普通のラーメンといった感じがあり衝撃はありませんでした。ただし、すごいさっぱりしたラーメンなので、飲んだ後に行っても食べきれるラーメンといった感じです。今回は飲まずに行った一軒目なので、物足りなさに襲われてしまったようです。僕は頼まなかったのですが、同期の話では、トッピングの角煮は安くて美味いとのことでした。それから、一緒に注文した餃子もサッパリとしていて食べやすく美味しかった。物足りなかったので、なんと人生初のラーメン屋はしごをしました。3位の「よかろう」です。ここの店が大当たり。1位より美味い。てか順番間違えたかな。量は少なめでもなめらかなゴマスープが美味い。餃子も注文したのですが、これまたさらに美味い。肉汁がたっぷりでした。ここの餃子は食べる価値あります。ちなみに、六本木には「一蘭」「一風堂」があり、博多の味が味わえる街です。「一蘭」もこの同期と一緒に行ったのですが、僕が博多で味わった衝撃を伝えることはできませんでした。多分、一風堂を3回も行ってるので慣れてしまったのでしょう。2位の「赤のれん」も博多らーめんですが、ここへ行く前の店でこの同期と口論してしまい、ひとり寂しく味わいました。。。

銀座1位 らーめん 勇
 銀座は高級なイメージがありますね。しかし、東京一週間に載っている3軒はどれも高級からかけ離れたお店です。7月7日(月)に友達と食べに行きました。世間は七夕で他人の恋愛の日なのに、恋人たちは盛り上がり愛を語る日になりつつあります。しかし、僕らは頑固系げんこつラーメンのお店に行くのでした。頑固親父にどやされることが予想される店にわざわざ七夕の日に行かなくてもいいのにと思いつつも挑むのでした。店を探すのにちょっと時間がかかりましたが、こ汚い感じの黒い店を発見。中にはいるとこれまたこじんまりとした店に日本人では無いと思われるバイトの女の子と、若い感じの頑固おやじの2名。そして客は僕ら2名。すぐ売り切れるといわれている味付け玉子はたくさんあった。ホントに1位なのか不安になる。そして、従業員の女の子を思いっきり叱る頑固おやじ。味はというと、ちょっとしょっぱかった。チャーシューは箸でつかめないほどとろけ、ちょっと高いけど味付け玉子も半熟で美味かった。そして、「今日はやめ!」と言ってのれんは下げられた。記載の閉店時間よりだいぶ前だった。もしかして、僕らが出てからのれんを再度あげる頑固パフォーマンスか?なんて思ったりもした。2位、3位もあまり綺麗ではないですが、それなりのレベルを超えている。全て従業員が日本人じゃないというところに、ラーメン業界の値下げ競争を感じるのであった。

と、まだラーメンランキングには「荻窪」「飯田橋・九段下」「浅草」「江古多」「三軒茶屋」「吉祥寺」「町田」とあるのですが、現時点で1位を食べたのは「三軒茶屋」の来来来だけ。しかも、ラーメンじゃないちゃんぽんなのです。そんなわけで、1位を完食した時に「続・らーめんの話」でお送りします。と、その前に健康診断でDrストップにあいそうです...('03/8/1)。


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