▲の話

 昨年はミャンマーを含めて5カ国しか(?)いけなかったので、これではいけないということで6カ国目の大イベント「エジプト」へ行ってきました。前々から台湾の友達(蔡さん)と計画をしていたのですが、なかなか台湾ツアーの催行が決まらずドキドキでしたが、行くことができました。台湾から出発なのでJALのWEB悟空21でチケットを買いました。ツアー日程に合わせると8万円もするので思い切って22日から台湾2泊をしてツアーに参加することにしました。22日だと6万円で済みます。まー、それでも普段より高いのですが、ここは年末なので、ぐっと我慢の子です。休みは意外とすんなり申請できました。で、22日、23日の予定は何にも決まっていないのですが、早いところ予約しないと1/3の帰国便が予約できなくなるということで、ツアー催行決定前にWEBで申請しましたのでドキドキだったのです。催行が決まってスケジュール表が来たのは12月20日のことでした。蔡さんからは母のために血圧計を買って来て欲しいと言われて、ヨドバシカメラへ買いに行きました。友達の分も含めて2つ欲しいと言われたので2つ購入。かなり重いです。既に旅行カバンの3分の1を絞めています。更にいつものビフィーナ5箱を購入。そして一番の難関「京のむらの角切り山椒昆布」です。んなもん買えるか。結局見つからず、違う昆布を買っていくことになるのですが、やっぱイマイチだったみたいです。そして、台湾へ行くことを別の友達(良良)に話したところ、予想はしていたけど、たくさんの買い物ご依頼がきました。FANCLのスキンケアを20本とお母さん用の毛染めです。FANCLって普通の化粧品屋に売ってないんですね。FANCL HOUSEへ行ったのですが、買うのがちょっと恥ずかしかったです。そして、買い物が終わってホットしたところで、また追加の依頼...。弟の目薬とコンタクト用アイボンです。台湾で売ってないんかい。更にこれが驚き、10万円相当のFANCL健康食品です。これが嵩張る、嵩張る。オリジナルひざ掛けプレゼントで、これも持って来いっていうもんだから、ひざ掛け3つで、すげー嵩張り過ぎ。はい、すでに旅行バック埋まりました。って俺の衣服はどうすりゃいいのよ。結局、スポーツバックとリュックサックとウエストポーチまで使って成田に向かうことになったのです。とりあえず、重い荷物で大変ってことで、良良が空港に迎えに来てくれることになったので、ぐっと我慢の子です。ということで、エジプト日記のはじまりはじまり。

12月22日(水):晴れ
 6時に起きていつものように五反田から浅草線経由で成田へ向かいます。早めに出て正解です。間違えて成田方面ではなく、西馬込方面へ行ってしまったのです。ちょとしたトラブルはあったものの成田空港に到着。お土産を買って搭乗ロビーへ。サングラスを持ってきてと蔡さんに言われたのを思い出して、思い切って空港で高いサングラス(ミチコロンドン)を購入。これがあとあと失敗へ繋がります。飛行機搭乗です。JAAですので、日本語OKなので楽ですね。隣の席は若い格好をしたおじさん。いつも飛行機の出会いを求めるのですが、駄目ですね。ランチはビーフシチューを選択しました。そういえば、蔡さんから送ってもらったスケジュールをゆっくり見てなかったので、確認をしてみてビックリです。10日の予定でホテルに泊まるのは3日だけ。そのうちの1泊は経由地の宿泊です。なんと船の上で4泊、電車の中で1泊なのです。ホテルでインターネット環境を期待してノートPCを持って行きましたが、もしかして重い箱になってしまうのでしょうか。さてさて、中正国際空港に到着しました。蔡さんに立て替えてもらったツアー代を両替しないといけないので20万円を台湾元に両替します。結構な圧さになるので注意が必要です。その後、トイレへ行ってから入国審査カウンターに行ってビックリ。すんげー並んでます。しかも、非中華民国のカウンターが少ない。やはりトイレへ行かず、チャッチャと審査を済ませるべきでした。結局、最後の人になってしまい、荷物引き取り場へ行くと、僕のカバンが2つ、寂しく置いてありました。ゲートを出るとすぐに良良の姿が見えました。車に案内されて久しぶりに良良の弟(香香)に会いました。この後、どこへ向かうのか判らないまま車に乗り込み移動します。で、着いたのが良良の働いている親の会社です。ここで良良から頼まれた品物を渡します。お母さんとお父さんにも久しぶりに会いました。ということでやることもなく、良良の仕事場で持ってきたパソコンでお仕事しました。お菓子をもらったり、オレンジを切っていただいたりしました。夕方近くになって良良とお母さんと一緒にお買い物へ行きました。といっても僕は車の後部座席で座っていただけで、なんで一緒に行ったのかよくわかりませんでしたが。買い物が終わって良良の家に行きます。家には友達の阿謝が来てました。阿肥(アプイ)という猫もいます。お姉さんの小美も仕事から戻って来て、みんなで夕食へ出かけます。香香の友達のお父さんがオーナーをしている羊肉鍋屋です。羊のちん○んも食べました。オーナーがいろいろサービスしてくれます。食事が終わって阿謝の新居へ行きました。ここはハローキティーハウスです。ハローキティーをふんだんに使ってリフォームしたのです。すごい部屋でした。さて、本日のお宿ですが、また蔡さんの家の近くのラブホテルの予定でしたが、良良や小美が家に泊まれというのでお言葉に甘えてしまいました。蔡さんに電話をして明日の予定を確認。香香の部屋で寝ます。香香はソファー寝です。申し訳ないなー。シャワーを浴びて、インターネットをちょろっとして、お休みです。

12月23日(木):晴れ
 今日はやることが無い。人の家の朝ってのは起きるタイミングが難しいです。日本では天皇誕生日ですが、台湾ではみんな仕事です。午前中は香香と一緒に留守番をします。留守番つったてやることないので寝るだけです。体調があんまりよくない感じだったので、ひたすら寝ました。エジプト前から体調崩すと最悪なのでひたすら睡眠治療です。11時半頃に起きると、良良が戻って来たので、香香と昼食へ行きました。良良の家の近くで牛肉麺などを食べて、食後に黒玉入りミルクティーを飲みました。家に戻ってからまた会社です。またしてもリモートでお仕事。台湾に何しにきたんだ俺って感じです。良良の会社は4階建てくらいになっており、カラオケルームへご招待いただきました。まー、特に歌う歌もないわけで...。そして夕方になってまたまたお買い物です。果物屋で良良と一緒に車を降りてお買い物をしていると、車で待っていたはずのお母さんがいないじゃないですか。良良はなぜか冷静に地瓜球という食べ物を屋台で買ったりしてました。どうやら、駐車した場所が悪くて移動させられたようです。無事、会社に戻ってみんなでお食事します。台湾クレープ、とろみスープのロウゲン、豆乳を食べました。その後、家に戻ってから良良、香香と一緒に蔡さんの住んでいる夜市へ行きました。いつものラブホテルでチェックインです。3人で泊まる(やる?)のかと思われたようです。そのプレーはちょっとまずいでしょ。。。蔡さんの家に行って血圧計を渡して明日からのスケジュール表(正式版)を受け取り、夜市で暫し過ごします。ティエンプラーや広島風とは思えないけど広島風と書いてあるお好み焼きを食べたりしました。その後、良良、香香とお別れしてセブンイレブンに寄って朝飯買ってから、ラブホテルに戻ります。ラブホテルではいつものようにモザイクの無いビデオが流れております。犯罪ですな。なんか、中身のない一日でした。明日からエジプトツアーですのでチャッチャと寝ます。

12月24日(金):晴れ
 今日はクリスマスイブですな。6時前に起きてチェックアウトして、蔡さんと蔡さんの車で空港へ行きました。空港に到着です。添乗員は鼻の大きな男の人です。時間があったので空港のプライオリティーラウンジで食事です。プライオリティーカードがあると無料ですが、僕はありません。有料です。ここでは無線LANも繋がり快適です。食事が美味しかったのでありですね。そんなわけで、誰がツアーメンバーなのか判らないままチャイナエアーラインでタイへ飛び立ちます。ポークの機内食を食べてタイに到着です。なかなか上手い着陸です。ここでメンバー合流です。メンバーは若い夫婦とその子供、老夫婦とその娘、中年夫婦2組、一人旅の30代後半くらいの女性、そして相変わらずゲイ疑惑がわくであろう僕と蔡さんです。あいのり的なことは期待できませんな。タイは4時間も滞在時間があるってことで、タイバーツ820バーツが各自支給されます。お小遣いがでるってのはあいのり的か(笑)。そんなわけで、空港にあるマッサージをうけるのでした。30分で600バーツと明らかに現地より高いのですが、飛行機疲れがありますので、マッサージしていただきました、肩もみと足マッサージを同時にしてもらう至福の喜びー。なんていっているうちに、終了です。気づいたら脱いだはずのパーカーが無くなっていました。捜し歩きましたが、ありません。恐るべしタイ国。時間が思いっきりあまります。蔡さんはまたラウンジへ行くのでした。カードのない僕はお土産屋を見てまわり、無線LANスポットを捜し歩きましたが、結局無料のスポットはありませんでした。それでも時間があまり、KFCでチキンバーガーセット(105バーツ)を食べました。鳥インフルエンザ大国で食べるチキンバーガーは勇気がいります。お土産屋で乾燥マンゴー(80バーツ)を買って、ペプシコーラファイアー(25バーツ)を飲んで、2バーツを寄付してバーツは無くなりました。ガルフエアーラインでバーレン王国へ向かいます。やったら狭いシートです。後ろのおじいちゃんはゲップが止まりません。いやなBGMです。機内食ビーフライスを食べてお休みです。映画も英語と現地語しかないので、寝るしかないです。ゲップは止まりません。途中、カスタードまんの食事があり、飛行機はバーレンに到着しました。バーレンはお金持ちの国とのことでした。やったら狭いバスに添乗員も含め14人が乗って、トランジット宿泊ホテル(Carton Hotel)へ行きます。なかなかよいホテルでした。でも、LANはありません。ツインルームですがベッドがくっついてます...。エジプトにはまだ到着しない、そんなクリスマスイブを過ごしたのでした。

12月25日(日):雨/雲
 メリークリスマス。モーニングコールの前に起きたら蔡さんが太極拳をしてました。朝食はビュッフェスタイルです。バスで空港へ向かいます。老夫婦のお父さん(林さん)は日本語が話せることが判明しました。いろいろと日本語で話しかけてくれます。空港に着くとクリスマスムードです。ツリーが飾られており、クリスマスソングが流れています。さすがお金持ちの国ですね。無線LANが繋がりました。インターネット使い放題です。良良とMSNでちょっと会話をしました。大分、待ち時間がありましたが、ノートPCで時間をつぶせました。蔡さんはラウンジです。さて、ガルフエアーでエジプトへ向かいます。スチュワーデスは綺麗です。今回もビーフライスを食べてエジプトに到着です。雨が降ってます。エジプトも雨が降るんですね。エジプト人には恵みの雨ですが、観光客には邪魔な雨です。ビザ取得ですが、ツアー料金に含まれており、切手のようなビザを貼って終了です。写真も不要。けっこういいかげんです。入国審査もいいかげんな感じでした。なんか、やる気がないですね。大型バスに乗り込み、さっそく観光開始です。北京語を話すエジプト人の登場です。ハゲチョビンな感じです。よくわからない中国語ですが、やたら「アイチー」「アイチー」という言葉が出てくるので蔡さんに聞くと「エジプト」のことだそうです。愛知県に来たと思うと安っぽいツアーな感じがします。ちなみに、見習いガイドの若い女性も同席しています。さて、最初の観光スポットは考古学博物館です。今回の旅の主人公は若い夫婦のお子様です。やったら元気で、誰とでも親しくなる英語の話せる女の子。でも、エジプトに来たって思い出は残ってないんじゃないかってくらいの年齢ですよ。7歳くらい。お金持ちのお子様なんでしょうね。テレサという英語名をもっているようですが、現地ガイドがサリーというエジプト名を付けました。考古学博物館は写真撮影不可なのでイマイチのりのりになれません。ツタンカーメンやスフインクスの遺跡が展示してあります。ちなみにロンドンの大英博物館にあったロゼッタストーンはエジプトのものです。あれでヒエログラフという象形文字を翻訳したそうです。やっぱ、ツタンカーメンが一番印象的でした。考古学博物館を出るとすっかり日も暮れています。テレサのママに英語で話しかけられましたが、まともに回答できませんでした。恥ずかしかった。今日のお宿はヒルトンホテルです。夕飯は近くの船でディナークルーズです。太った女性の歌を聞きます。日本の歌を歌いますというので期待したのですが、なぜかウルフルズの「ガッツだぜ」です。日本人客も何人かいるのですが、ぜんぜんノリノリじゃありません。続いて太った女性のベリーダンス。トルコで見たベリーダンスより遥かにきたない。でも次のぐるぐる廻るおっちゃんは面白かった。これはホント凄いと思いました。文章であらわすことはできません。ずっとぐるぐる廻ってるのですが、面白いです。ほんと、これはお金を払うに値する芸です。再びベリーダンスが始まったので、つまらないので蔡さんと船のデッキに出ることにしました。夜景はイマイチ、料理もイマイチ、ダンスもイマイチなクルーズも終了が近づいてます。本日のハッピーバースデーを祝って、また歌が披露されます。やっと終わってクルーザを降りて写真を撮ると「好看?」とガイドさんに聞かれました。これまたなんも答えられなかったのです。「好」って言えばよかったんですね。ヒルトンホテルに戻って本日の観光は終了です。

12月26日(月):晴れ
 モーニングコール前に起きて、ホテルの朝食ビュッフェです。流石、ヒルトンホテルの朝食は素晴らしいです。昨日の食事とは比べ物にならないくらい良い味です。蔡さんがお皿を割ってしまいましたが、ウエイトレスの対応もよかったです。あー、でもこのヒルトンの朝食ビュッフェが食べられるのも今回だけなのです。本日はバスでカイロ市内観光をします。最初はガーマムハマドアリというイスラムモスク(寺院)を見学します。トルコのイスタンブールにある建物と一緒の作りですね。でも天気がよくて素晴らしく綺麗に見えます。ここの観光が終わって「出ました!」お土産コーナーです。パピルスの絵画店へ行きます。お金持ちが多いようで、やはりかなりの時間を割きました。今から嵩張るお土産を買うこともないのにねー。お買い物が終わって、中華料理の昼食を食べて、いよいよメインイベントのギザのピラミッドでございます。なぜかオレンジのタートルネックにサングラスというピーコのような格好で行ってしまったので、ますますゲイ疑惑をツアーメンバーに与えたことでしょう。物売りがうるさいです。サービスとか言って只で渡してくるのですが、怖いので返します。写真を撮ってやると言ってお金を請求する人とかいて、落ち着きません。続いてギザの3大ピラミッドが全て見えるビュースポットへ行きます。3つのピラミッドはそれぞれクフ王、カフラー王、メンカウラー王が建てました。今回の旅の目的でもある「ピラミッドをつまむ」は早速、実現できました。続いて赤のピラミッドの中に入ります。カメラ禁止なので受付の女性に止められます。本来であればガイドさんがカメラを預かるはずなのですが、ガイドいません。なぜか受付でつったてる状態。蔡さんが受付の女性に「お金を払うので入れてくれ」といいます。心地よい顔で承諾。あー、嫌だ嫌だ。賄賂社会じゃないですか。まー、1$だけですけどね。中はというと暑くて狭いだけの場所でした。あんまいいものじゃないですね。続いてスフインクスです。人がいっぱいいます。スフインクスは話しかけてはくれませんでしたが、いい感じです。続いてラクダにのって観光です。ひとり一らくだです。写真撮ってくれたのですが、やっぱり親指と人差し指を擦るお金をくれポーズです。お金がないことを伝えると、明らかにサービスが悪くなるのです。続いて香水売り場です。長いこと説明を受けてジュースももらいましたが、誰も買う雰囲気がないです。でも最終的に大幅プライスダウンでテレサの両親が買いました。そんでもってバスに戻るとカバンに入れてたサングラスが割れていることを発見。あー、買ったばっかりなのに...100円ショップで買っておくべきだった。夕飯はエジプト料理です。基本はケバブ。お店を出て隣の店でさとうきびジュースを飲みます。バスでホテルに戻ります。ホテルに着いたのですが、バスにタオル忘れました。ホテルで20$を両替しました。なんかお腹が痛いのでトイレへ急ぎます。ホテルでCNNのニュースを見てビックリです。アジアで津波の被害があったとのニュース。何が驚いたってTSUNAMIってのが国際用語になっているってことです。しきりにアメリカ人が「TSUNAMI」「TSUNAMI」と言っているのは滑稽です。って滑稽とか言ってる場合じゃない大変なニュースです。この時、まさか僕も家族に心配されているとは思いもよりませんでした。ということで本日終了です。

12月27日(火):晴れ
 4時にモーニングコールです。ヒルトンホテルの朝飯ボックスを受け取ってバスで空港へ。昨日のバスと違ったため、昨日忘れたタオルはありません。また物をなくした。空港は人だらけです。空港ではインターネットは繋がりませんね。ヒルトンの朝食ボックスにほのかな期待をしたのですが、なんともお粗末でした。林檎なんていれんなよ。どうやって食べるねん。さて、エジプシャンエアーでルクソールへ飛びます。機内ではパンとマンゴージュースのサービスがありました。ルクソールについて、バスで本日の寝床となるクルーザへ寄ります。クルーザが横並びになっており、一番奥の船が僕らの寝床です。パスポートを預けて観光再開です。てか、クルーザに立ち寄った意味はなんだったのでしょう。最初の観光地は王家の谷です。シャトルトレンで谷へ向かいます。やったら人がいます。ハエも飛んでいるのですが、どうやらハエを食べたようです。思いっきり喉に突っ込んできて、吐き出そうと思ったらもういませんでした。最悪ですわ。こりゃ、ぜったい腹壊すなと思いつつ観光再開。ツタンカーメンの墓など3箇所の墓地に入りました。次にハトシェプス女王葬祭殿に行きました。ここは王家の谷の玄関というかきれいな柱が特徴な場所です。天気がよくて本当に綺麗に見えます。午前中の最後はメムノンの巨像で5分くら写真撮影タイムです。その後、クルーザーに戻ってお食事です。ビュッフェランチです。食べ放題ってなるとついつい食べ過ぎてしまいますね。でも、この食事が5日続くと思うとちょっと怖いです。午後の観光はカルナック神殿です。ここも綺麗な柱が特徴です。2本のオベリスクも特徴であり、壁画がとても綺麗で感動します。ここには虫の神像があり、その周りを一周すると願い事が叶うそうです。てか、ツアーメンバー誰もやらないので僕一人廻っときました。「お腹壊しませんように」。暫しコーヒーブレイクを挟んで、次はルクソール神殿です。日も落ちてきてライトアップされています。綺麗です。ここでプチ迷子になるというトラブルがありました。なんか、ガイドの誘導がよくないんですよね。最後にラメセス2世の前で写真を撮りました。林さんに「このデジカメは夜はあまり上手くとれない」と話したところ、「そんなことは無い、腕の問題」と言うので撮ってもらうと本当にうまく撮れててびっくりでした。観光後はナイトマーケットです。今日1日でいろいろ詰めすぎてないかーって感じです。歩き回って疲れていますが、さらにナイトマーケットの買い物で歩き回ります。トイレを借りるとビルの4Fにあるってことで4Fまで階段で登りましたが見つからず、1Fの人に聞いてさらに一緒に階段で4Fへ昇り、トイレへ行くだけでさらに疲れました。ちなみにエジプトはオーストラリアと同じく1Fが0Fなので4Fは5Fのことです...。買い物する気力もないので、喫茶店でコーラを頼みました。林さんから「コーラは体によくない」という話を聞くのでした。そして、歩いて船に戻り、8時頃にディナーです。現地ガイドに「食事はどう?」と聞かれて「まーまー(so so)」と答えると、「何が問題?鶏肉?豚肉?牛肉?何?」と聞かれてしまいました。そんなん言われても、まーまーなものはまーまーですよ。ということで観光しすぎで疲れ果てた一日でした。動いている船でお休み。

12月28日(水):晴れ
 7時半のモーニングコールで起きて、朝のアメリカ式ビュッフェ、テレサから烏龍茶をもらい飲みます。食事が終わって部屋に戻るとベットメイキングがされており、毛布で蛇が作られていました。蔡さんの話では今日は一切、観光なしの日だそうです。えー、なぜ、なら7時半に起こさなくてもいーじゃん。とか思いましたが、今日は移動日で水門ダムで水かさを上げて移動するというイベントがあるそうです。観光なしとなると船の中の生活ですね。とりあえずデッキに上がって写真を撮ります。朝は寒いですね。たくさんの水上お土産売りがやってきます。このお土産屋すごいです。地上4Fくらいのデッキにお土産を投げて売るのです。お土産をビニールに詰めて投げ込むのです。お金払う前に投げて、投げ込まれたものを見て、気に入ったらお金をビニールと他のいらない土産と一緒に戻します。すごい商売です。土産を投げるのに肩の力が必要です。戻すのを失敗して水の上に落ちるお土産もあります。凄いです。ここで民族衣装をみんな買っています。なんでも船上パーティーがあって、みんな着るそうです。僕も買わざるをえない状態だと思い、値段交渉をしていると、添乗員が値段交渉を代わりにしてくれました。思いっきりたたいてます。そして、交渉不成立。ってアホか!この添乗員アホですわ。結局、僕は買えなかったのです。後のパーティーで恥ずかしい思いをすることになるのでした。船は水門に着きました。お土産屋もこれ以上先へは行けません。水門の水があがって船が上に上がっていきます。やたら時間がかかります。蔡さんとデッキの椅子に座って話をしているとメキシコ人の老夫婦が新しく買ったソニーのハンディーカムの使い方が判らないということで、蔡さんに聞いてきました。流暢な英語で対応します。とりあえずテレサのお父さんが知っているってことで問題解決。しばらくすると変圧器を持ってきて、この使い方を教えて欲しいとのこと。これも蔡さんが回答します。蔡さんが話しかける時に「あのですねー」と日本語を使ってしまった時、メキシコのおじさんが「It's Japanese」と言って知っている日本語を連発していました。ちなみにメキシコはスペイン語圏です。昼食は昨日と同じくビュッフェ。微妙に食事の内容は変えているものの原料は同じ。あきます。午後も何もすることがありません。PCをもってデッキにあがって優雅に過ごすことにしました。テレサが一緒におにごっこをしようと英語で言ってきます。ルールを説明されるもののイマイチ判りません(僕の英語能力が無いため...)。とりあえず、プールサイドを使って、グランドに降りてはいけないというルールで、タッチすればいい鬼ごっこですね。ということでスタート。なんかトム&ジェリーみたいな状態ですな。ティータイムになってコーヒーブレイク。お茶とクッキーを食べて暫し休んでから、再び鬼ごっこ再開。中年夫婦の李さんの奥さんに台湾語でおこられました。たぶん「危ないから、もうやめなさい」みたいなことを言っているのでしょう。李さんは台湾のおじちゃん、おばちゃんって感じの陽気な人です。おばちゃんは最後まで僕に台湾語で話してました...。それでも鬼ごっこは続きます。お母さんがテレサを呼びに来ました。テレサにお礼を言いなさいと言ってます。テレサに「ありがとう」と日本語で言われて終了です。ディナービュッフで食べ過ぎて気持ち悪い。林さんが「もっと食べなさい」と言うので食べまくったのです。部屋に戻って爆睡。

12月29日(水):晴れ
 7時のモーニングコールで起きました。昨日、はしゃぎすぎたのか喉が痛い。どうやら風邪をひいてしまったらしい。朝食はいつものアメリカンスタイル。馬車に乗ってエドフのホルス神殿へ行きます。朝から住民が喧嘩してます。これがエジプト名物の口げんかですね。馬車は臭いです。糞キャッチャーとともに走るので臭いです。ホルス神殿は鳥のホルス神像があります。ここはホント人だらけです。待ち時間も長いです。ここの神殿は本当に綺麗に見えます。風邪も治るようなよい天気で青空がとても綺麗です。本日の水をもらって帰りも同じ馬車で帰ります。同じ馬車使いを探さなければいけません。ホテルに戻っておかえりなさいのジュースとお絞りを受け取り部屋に戻ると、毛布と枕とペッドボトルの蓋とトイレットペーパーでラクダが作られていました。毎日、違うものを作るってのは素晴らしいですね。再び何もしない移動時間が始まりました。デッキで林さんと仕事事情について暫く話をして、部屋に戻ってお昼寝しました。昼食ももう飽きました。同じ材料のバイキングです。午後は船のデッキで日焼けをすることにしました。蔡さんは部屋で寝てます。ティータイムに現地ガイドとお話ししました。日本に行きたかったけど時間がなかったので中国語を勉強したといった話です。中国語の方が時間かかるような気がしないでもないけど、発音がアラビア語に近いんですかね。部屋に戻ると「なんでティータイムに起こしてくれないのか」と蔡さんが怒ってます。まー、起こしたら起こしたで、「なんで起こすんだ」って怒っていたことでしょう。本日、最後の観光地コムオンボに付きました。ここはワニが祭られている神殿です。ここも人だらけです。ここで有名なのは象形文字で記された歴史の壁画と妊婦が出産をしているのを描いた壁画、そしてワニのミイラです。日が落ちて迷子になりそうでしたが無事観光終了です。船に戻ると同じ船に乗っている日本人団体に林さんが話しかけました。向こうのガイドさんが「はじめまして、こんにちは」というので、「はじめまして、こんにちは」と返して会話終了。本日のディナーはエジプト風でちょっと違う感じでした。さっきのガイドさんが来て「あなた、本当に、日本人ですか?」と聞いてきます。なんでも日本人客が「あの顔は日本人の顔じゃない」と言ったそうです。アホか!ばりばり日本人の顔じゃないか。むしろ、日本人ぽくない奴がそっちのグループいますからー残念!!と、言いたかったのですが、とりあえず流暢な日本語で説明してあげました。本日は船上パーティーがあるので、結局エジプシャン衣装が買えなかった僕としては、少し高いけど船上の売店で買うしかないかなーって思い、物色して、よい服があったのですが、買おうと思った瞬間、日本人団体が奪い取るかのように買っていきました。気分が悪くなったので、もう買うのは止めました。結局、Gパンでパーティーに参加したのですが、完全に浮いてました...。更に浮いた格好でポテトゲームに参加させられたのです。これは腰に紐を巻いてぶらさげた芋で、芋のボールをころがすゲーム。腰を振って、恥ずかしいったらありゃしない。かなり体力を使います。風邪が悪化した感じです。結局、ビリです。恥ずかしかった。その他のゲームとしては、トイレットペーパーを使ったミーラ作り。テレサのお父さんは医者なので、上手いの当たりまえって感じで参加して入賞です。その後はダンスタイム。メキシコ夫婦がハッスルハッスルしてます。パーティー終了。日本人団体は服買って着てましたが、ただ見てただけ。アホですな。俺もアホだけど...。

12月30日(木):晴れ
 7時にモーニングコール。やっぱり風邪が治ってない。朝食後、バスでアスワンの切りかけのオベリスクへ。これは遺跡の石をどのように作ったかがわかる場所です。途中でヒビが入り作るのをやめた石が置いてあるのです。バスが壊れて暫し休憩。次は小型船でイシス神殿へ。ここの神殿も非常に綺麗です。空の青も本当に綺麗です。帰りの船で中年夫婦の一人(張さん)が英語で名前を聞いてきました。張さんはお金持ち風の夫婦です。名刺を出すと、そこに書いてあった「構築運営部」というのはビルを作るところか?と聞いてくるのですが、なんと答えていいのか判らず蔡さんにヘルプ。格好悪いですね。続いてバスでアスワンダムへ行きます。まー、特に印象もないダムって感じですね。ここでエジプトの電力のほとんどを作っているらしいです。クルーザに戻ると部屋の毛布とバスタオルと枕カバーが白鳥の親子になっておりました。ホント、素晴らしいセンスですね。昼食前にドアをノックする人がいます。誰だと思いドアを開けると、テレサでした。パソコンをやらせろと言うので、アルカノイドをやらせたところ、楽しいみたいで、ずっとやっています。昼食時間過ぎてもやってます。お父さんが呼びつけてやっとお食事。いつもの昼食を食べて、またまた移動時間です。お土産屋へ行くと。一人旅の女性がもめています。ここのお店にシルバーとかゴールドでヒエログラフの自分の名前を作ってくれるというものがあるのですが、文字が違ったそうです。中国人の名前をアルファベットにするのは難しいから、店の人も間違えるわなー。店としてはえらい損害です。そんな中、只で配っているヒエログラフのカードをいっぱい欲しいと言ったところ、もろふっかけで30枚で30ポンドと言ってきました。只のものを30ポンドですから詐欺に近いですね。でも、現地ガイドさんもいて当然1枚1ポンドくらいかかるような雰囲気だったので、そのまま買ってしまいました。負け犬ですね。てか、現地ガイド、なんか言えよ。あきらかに高いでしょ。エジプト衣装にお金をかけず恥をかいて、こんな買い物にお金をかけるなんて、情けないって感じですね。時間はまだまだあるので、またデッキで日焼けタイムです。メキシコ女性がビキニで日焼けしてます。すっげープロポーションです。気になるのはお尻の上あたりに「気」と漢字で書いたタトゥーです。意味判ってるんですかね。なんか、へんにエロいです(笑)。再び集合して夕刻のヨット一周の旅です。一周して中国語で説明を聞いているだけなのでつまらい時間でした。見習いガイドさんが歌を歌っていますが、さっぱり判りません。続いてナイトマーケットです。もう買い物はうんざりって感じの蔡さんでした。李さんがパピルスの絵をお土産に買いたいらしく、蔡さんが英語で交渉してます。この程度の英語なら僕も話せるので、自分の分のお土産を買うことにしました。大きいパピルスの絵が6枚20$だったので、小さいパピルスの絵を1枚1$に値切りました。で、満足気に外にでると他の店で3枚1$で売ってます。目の上に縦線が入りました。続いてパピルスのしおりを購入。もってきた電子辞書の電池が切れたので単四電池を買おうと挑戦。単四って英語でなんていうのかわかりませんね。店に聞いているうちに蔡さんを見失いました。でも林さん家族とガイドさんがいたので、一緒に行動。結局、2グループになってしまいました。やたら長い時間、お土産屋に滞在してます。家族だからいいけど、僕はひとり待つのみ。蔡さんは心配して探し歩いてくれたらしく、合流したときは、ちょっと気まずい雰囲気となってしまいました。更に悪いことに僕を探している間、一緒にいた現地ガイドは見捨てて先に帰ったそうです。蔡さんは気分が悪くなり、体調を崩してしまいました。夜のベリーダンスも蔡さんは行きませんでした。僕はチラッと見たけどつまらなかった。林さんの奥さんと李さんからインスタントラーメンをもらい、おやすみ。

12月31日(金):晴れ
 6:15のモーニングコール。蔡さんは大分、体調が悪いようです。荷物整理中、インスタントラーメンに困りましたが、ぜんぶ持って行くことにしました。いつもの朝食をとってからチェックアウトです。楽しい船旅でした。荷物を預けてバスで空港へ行きます。テレサがピカチューを貸してくれというので渡します。税関で靴を脱がされました。空港ではゲートが変更となってバーゲン状態でした。飛行機は席が決まっていないので。これまたバーゲン状態です。左側の席に座ると飛行機からアブシンベル神殿が見えるっていうので、必死です。僕も蔡さんも体調が悪いのでどうでもいいんですけどね。まー、左側座りましたが。スチュワードにハローと言われたのですが、誰に言ってるのか判らず、めんどいので返事をしなかったら、スマイルプリーズとか言われました。体調悪いので寝ていると、テレサが「ピカチューを貸してくれ」と言ってきます。返してもらってないんですけど...。どうやら無くしたらしい。飛行機が到着して、バスでアブシンベル神殿へ。今日の水を配ってくれないので、しぶしぶ水を買います。蔡さんは頭が痛いとのことなのでセデスをあげたところ、たちまち治ったようです。すばらしい、セデス。痛くなったらすぐセデス。アブシンベル神殿は本当に綺麗な場所です。巨大なラメセス像が実に素晴らしい。これが引越しをしたというから驚きです。このままでは、湖に沈んでしまうということが判り、各国の支援で場所を移したそうです。人間って凄いですね。中はフラッシュ禁止でフラッシュを使わなければ撮影はできます。中も素晴らしい壁画がたくさんあります。同じ飛行機で帰ります。バスで休憩のボロホテルへ行きます。ボロホテルで昼飯です。普通のエジプト料理です。たいして美味しくありません。昨日の市場へ行くグループと休憩するグループに分かれます。もちろん、僕らは休み組み。テレサがアルカノイドをやりたいと言ってます。ピカチュ無くした反省はないようです...。テレサはその後、買い物へ行きました。僕らはホテルでシャワーを浴びて寝ます。休憩時間が終わり、同じく買い物へ行かなかった李さん夫婦と一緒にバスで駅へ向かいます。今日は寝台車でカイロへ戻るのです。ボロっちー電車でビックリです。夕飯の車内弁当は不味いです。コーラを買って飲みました。夕食が不味いのでお湯をもらってカップラーメンを作ることにしました。台湾カップラーメン美味しいぃーーーーー。札幌味噌味ですが。電車はやたら揺れます。酔います。電車がやたら揺れるといった雑談を李さんが蔡さんとしていると、酔い止めの薬をくれました。林さんの奥さんからは眠れないでしょうと、睡眠薬をもらいました。テレサがピカチュをなくしたことを正直に言わないので、蔡さんが問い詰めたところ。「壊れた。」と言ったそうです。「その壊れたものはどこにあるのか?」って聞いたところ「知らない」だそうです。うーん、これはちゃんと教育しなくちゃいけませんね。と、電車で寝ている間、ずっと英語で叱る文章を検討してました。そんなわけで、ハッピーニューイヤーは電車の暗闇の中でした。。。

1月1日(土):雨/曇
 明けましておめでとうございます。6時前に目が覚めました。てか、あんま寝てないような。モーニングノックで朝のお茶を飲みます。駅に到着です。天気はまたまた小雨気味の曇り。朝食はどこぞのホテルのアメリカンスタイルです。ここで林さんと話をしていると、社員旅行をするから台湾に来なさいと言われました。社交辞令だと思いますが、どうも本当っぽいので断れない。とりあえず、日本に帰ってから仕事のスケジュールを確認して連絡しますと回答しました。さて、本日、最初の観光はメンフィスです。大きなラメセス2世像が置いてあります。大理石で出来たスフインクスもあります。愛嬌のある顔をしていますので二人で笑顔で写真撮っておきました。ここに日本語ガイドの女性がいました。なんかイマイチで、えらそうな感じの喋り方です。「これは、一番、スケベな王様、誰?覚えてる?」といった説明のしかた。どうなんでしょ。。。林さんの娘さんが焼き芋を買ったということで、わけてもらいました。さて、本日のメインイベント、サッカーラのピラミッドです。すっげー、ガスってるので、よく見えません。残念なり。晴れていればギザのピラミッドも見渡せるそうですが、なーんも見えません。中にはジョセル王が祭られているそうです。ここでポストカードを買います。テレサはロバに乗ってはしゃいでます。最初で最後の全員集合写真をここで撮ります。背景は白いです。そういえば、インドの時もガスっている背景で写真を撮った気がするな。次にマスタバ境内というとこに入るとエジプトの当時の国民の姿が描かれています。ここは写真禁止です。当時の様子がよくわかります。当時はフルチンだったわけですね...。昼食はパンを焼いているところが見られるレストランです。ここも同じ感じのエジプト料理です。ケバブとポテト。食べ放題と言われても食が進みません。焼き芋が悪かったのか、お腹の調子がすこぶる悪いです。食後に、大統領が暗殺されたという場所に行き、サウラ記念塔で写真を撮って空港に到着です。ここで現地ガイドとお別れです。テレサは永遠に忘れませんみたいなことを英語で言ってます。僕もガイドと話しました。「日本語で話したいけどできなくてごめん、君の友達がきちんと翻訳してくれたかどうかはわからない」と言われました。ここで大問題発生。なんと、蔡さんが携帯を無くしました。どうやら電車の中に、デジカメの充電器やメモリ、携帯電話一式の入った袋を忘れたそうです。てか、それ大ピンチじゃん。現地ガイドに伝えたものの帰ってくる保証はありません。蔡さんは完全に落ち込んでますね。今更どうにもならないので、空港でお土産買って、飛行機はバーレンへ飛びます。バーレンでかなりの待ち時間があります。パソコンはインターネットに繋がるのが救いです。台湾人はみんなVIPラウンジへ行ってしまいました。更に悲しいことに昨日、電車の中で充電したパソコンは全く充電されていなかったため、1時間持ちません。とりあえずインターネットに繋げると、ここで問題発生。てか、日本で問題になっていました。僕に津波の影響があったのではないかと、家族がみんな心配していたのです。タイ経由で行くことを山岳会の掲示板に書いたのが大間違いだったようです。メールを見る限りでは、連絡が無いと大騒ぎになっていました。そりゃ、エジプトの船の上じゃ連絡できないって...。ノートPCのバッテリーがもつうちに、慌てて無事な旨を返信しました。

1月2日(日):晴れ
 やっと飛行機の時間になってタイへ向かいました。添乗員は何度もガルフを利用しているので、ビジネスクラスにアップグレード。これはちょっとねぇー(蔡さんの口癖)。何のための添乗員ですか。飛行機の中でも俺らを見守れ。そうそう、台湾のツアーは1日10$の礼金を払う仕組みになっていることを前にも書いたかもしれませんが、既に払ったので、もう関係ないモードなのか。よくよく考えたら、この添乗員は観光客より大きい一眼レフカメラ買ってるし、しっかりエジプト衣装でパーティーに参加しているし、お土産、買ってるし、添乗員としては失格じゃないか。100$も払わないで50$くらいにしとけばよかった。まー、こういうことができるから後払いシステムになってるのですが、そうは言ってもその場で僕だけ減額できないっすわな。むしろ、蔡さんにお金払いたいくらいなのですが...。機内食のタイ料理がとっても美味しかったです。ということでタイに到着。凄いことに空港でゴルフしてますよ。球が飛んできたら、ファー言うてる場合か。って感じです。タイについたらやっぱりタイマッサージですな。人手不足のため、同時プレーはできないと言われ、足15分、頭15分のプレーとなりました。それでも旅の疲れを癒すにはいい感じです。ちょっと担当者がイマイチでしたが。周りを見ると一人だけ男のマッサージ師がいました。どうやら、オカマのようです。彼じゃなくてよかった。。。思えばここの空港でパーカーを無くし、エジプトでは買ったばかりのサングラスを怖し、バスでタオルを無くし、買ったばかりのピカチュ万歩計も無くされたわけですが、蔡さんの損害に比べたらたいしたことありませんでした。蔡さんは買ったばかりの携帯が約3万円強。充電器が5000円、変圧器も5000円。その他、メモリなど、悲しいときー!って感じですよね。あー、パソコンがなくならなかったことに感謝します。タイの空港は無料でインターネットをすることはできません。蔡さんはまたラウンジへ行きます。ロビーで待っていると、テレサが何か言いたそうに隣に座りました。謝りたいのだと思いますが、タイミングを逃してしまったのでしょう。結局、何も話せないまま飛行機の時間となってしまいました。CIは空いてます。寝っころがって台湾まで帰れます。映画「ウィンブルトン」をおかんのごとく横になって見て台北到着です。更に問題発生。車の鍵も無くした袋に入っていたらしく、帰れないのです。テレサの家族は高雄に住んでいるとのことで、ここでお別れです。テレサが「バイバイ、さとる〜」と言います。蔡さんが急いでいたので、そっけない返事でお別れしてしまいました。結局、叱ることができませんでした。今、思えばテレサをちゃんと叱ってあげなかったのは、僕のミスですね。悪いことは悪いということを彼女は知っているはずなので、心のモヤモヤをとりはらってあげることができなかったのは失敗でした。僕は彼女が本当のことを言って謝るのを待っていたのですが、結局、彼女の口からは何も言ってきませんでした。7歳くらいですから当然といえば当然ですが、彼女に「嘘をつくことはいけないこと、正直になれ」ということを伝えたかった。彼女は頭のよい子なので、判っていると思いますが、きちんと話せなかったのは本当に気残りです。税関で彼女のお父さんに会いましたが、この最後のチャンスも逃しました。林さんたちとお別れして、空港でラーメンを食べました。車は蔡さんのお兄さんが合鍵を持ってきてくれることとなりました。お兄さんと合流して、再びラブホテルです。今日もモザイク無しAVが流れています。李さんのカップラーメンを食べて就寝です。

1月3日(月):晴れ
 9時に起床です。李さんからもらったカップラーメン(その2)にお湯を入れて食べいてるところで、蔡さんが予定より早く来てビックリ。USBメモリでエジプトの写真を持ってきてくれました。朝食を一緒に食べようと言ってくてました。てか、ラーメン食べてるところです。でも、一緒に行くことにしました。蔡さんは合鍵を作るということで合鍵屋へ行きます。その間に帰りの準備とPCへのデータ転送と、蔡さんへ渡すデータの選択および転送をするのでした。セブンイレブンの前で合流をして、台湾式の朝食を食べます。豆乳に大根餅、オムレツ、小籠包です。ホテルのチェックアウトをして、フロントのおばさんに「再見」と言われます。昨日は松山空港まで送ると言っていたのですが、中正国際空港まで車で送ってくれました。昨日の嫌な思い出は吹っ切れたようです。空港で昨日、蔡さんのお兄さんからもらったバナナとグワバを食べます。てか、グワバはまるかじりするものではないような...。インターネットが繋がらないので、お土産屋を物色することにしました。ここの売り子はしつこいですね。やたら薦められた烏龍茶ケーキを買って、CD屋で森山直太郎のCDを買って、ちゃっちゃと搭乗ゲートへ行きます。中もインターネットができませんが、PCで写真の整理をしてました。1月3日となるとやっぱり、日本人の帰国客が多いですね。隣の席はパッケージツアーの夫婦です。機内食の日本食は不味かった。和風海鮮丼ですが、和風じゃない海鮮丼ってなんだよと思ったら山菜とかのってます。意味がわからん。あっと言う間に日本到着です。着陸前に携帯の電源入れて携帯いじってるガキがいたのですが、これまた注意ができませんでした。ある意味、殺人未遂なんですよね。今の子は「自分ひとりくらいルールをやぶっても」っていう恐ろしい考えでいるんですよね。こういう悪いことを悪いと叱れない自分は本当に情けないです。ただ、今の時代、大きいガキを叱ると刺されかねないですからね。これも嫌な時代になったって感じですよね。空港について、無事帰国したことを家族に携帯メール入れました。僕も家族に心配をかけて悪いことをしてしまったわけです。叱られないといけないですね。

そんなわけで、年末年始のエジプトの旅が終わりました。やっぱり、海外旅行ってのはいいものです。蔡さんは携帯無くしてふんだり蹴ったりでしたが、損失補填ということで、バッテリーチャージャーは日本で買って台湾に送りました。送料が高かった。でも、まー海外では普段、経験できないようなことを経験できますよね。それにしても、英語はホント大切ですね。って毎回毎回、旅に出るたびに言ってますね。言葉が無くとも気持ちは伝わるといいますが、やっぱり短い期間のコミュニケーションには共通の言葉が必要ですね。今回、テレサときちんと話ができないまま別れてしまったのが、非常に残念です。別にピカチュの万歩計が無くなったことが残念なのではありません。テレサの中で何も言えない日本人で終わってしまったのが残念です。「嘘はつかずに正直に話して、ごめんなさいと言える人になるよう約束して欲しい。約束ができれば、またいつか鬼ごっこをしよう。」と伝えたかった。そうそう、「▲」はピラミッドのことね('05/1/15)。


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