やっつけ改革の話

 初めてできた部下(新入社員)でしたが、4月1日で異動となってしまいました。5月いっぱいまでは新入社員コーチをするはずでしたが、途中で辞めることになってしまったのが悔やまれます。今に思えば事業部長にとって、僕のグループは教育グループだったみたいです。教育が終わって本来配属される部署に戻ったってことなんでしょうね。あー、このまま部下でいることを想定していろいろ頑張って教えてきて、ようやく僕の業務をサポートしてくれるようなってきたのに、何のためにコーチングしてたのって感じですよ。まー、何のためってのは、新入社員の目標を実現させるためのサポートであって、自分の手伝いをしてくれるようにするためじゃないですけどね。でも、新入社員の異動先は希望しているところじゃないんですよね。目標から外れてしまった感じで辛いです。で、今は部下がいない状態なのですが、新入社員の代わりに新入社員の異動先から、今度3年目になる社員が来ます。現在、引継ぎ作業中。どうやら、トレードだったようです。事業部長に言わせると若手のジョブローテーションだそうです。でも新入社員全員がローテーションしてるのかと思いきや、僕のところの部下だけです。どうやら前々から言っていたので、有言実行を示すための餌食になってしまったようです。この3年目の社員もうちのグループに入って、勉強するように事業部長に言われたとのことで、やっぱし、教育グループかよって感じです。それで、4月1日になってビックリです。事業部が3つに別れるのは前々から聞いていたのですが、事業部長も異動となったのです。つまり、「若手のジョブローテーション」とかやったものの嫌な「置き土産」で終わっているのです。そんでもっていつまでたってもグループミッションが決まらない。うちのグループには3年目の社員の他にもう一人、主任が入ってきます。出て行く主任もいるので、グループ人数は変わりません。数日後、グループミーティングで、新メンバー2人が挨拶をした後にグループ自体が無くなることが部長から発表されました。違うグループに吸収されるそうです。現在の部長は兼務なので、うちのグループは完全に無くなり、部長は兼務のもう1つの方をやることになるようです。つまり、部長が変わります。そして、グループミーティング後に直属課長が違うグループに異動することが判明しました。そして、グループミッションが決まらないまま数日経ちますが、未だにグループメンバーの発表はなし。あー、もう何がしたいの、この事業部。新入社員の送別会やったけど、みんな送別なんじゃん。今まで積み上げたものリセット。やってられまへんわ。事業部長から直々に、うちのグループで勉強しろと言われた3年目の社員も何のためにうちのグループへ来たのやらといった感じ。変わりすぎ。激動です。いろいろ変化しています。

・変化は起きる
・変化を予期せよ
・変化を探知せよ
・変化にすばやく適応せよ
・変わろう
・変化を楽しもう!
・進んですばやく変わり再びそれを楽しもう
(※「チーズはどこへ消えた?」より抜粋)

2年目の後輩へのメッセージという意味も含め上記を週報のトピックスに書いてみました。そして、4月17日を迎えて、本日がグループの解散会です。歓迎会も含めてやりましたが、解散会の中でやるってのもどーなんですかね。一応、僕らが異動となるグループでは、解散となるグループでの仕事を当面はやっていくのですが、僕と新しく入った2名だけで、この仕事を継続していくことになっています。さらに僕には異動となる部署の仕事もやることになっており、明らかに僕の負荷がすごいことになることが予想されます。あー、辛い。この「やっつけ改革」は何のためにやっているのか僕には全く理解できません。今期のうちの事業部の評価は最も良い「Sランク」です。そのSランクを取った事業部長が異動になってしまい、誰だかわからない人が入ってくるって、これってただの派閥っていうやつじゃないんですかね。EランクやFランクを取った責任で異動なら分かりますが、Sランクで継続しないで、改革するっておかしいんじゃないの。キックオフで、新しく来た事業部長たちは、前期の成果や反省を自分がやったかごとく発表していました。まー、難儀な世の中ですが、新しいチーズを楽しみます('06/04/22)。


エッセイのホームページに
戻る 戻る

satoru@sumadore.com