３８と時計の話

　初めて時計を買ったのは、大学に入った時でしょうか、近所の時計店で父に買ってもらいました。１万数千円のものだったと思います。茶色い皮のバンドだったと思います。それから先は自分で時計を買った記憶がありません。貰った時計が壊れて、ヨドバシカメラで似たような安物の時計を買った記憶はあります。たしか、黒の皮のバンドのものだったと思います。その後は、叔父からもらった時計を何個かつかっておりました。叔父の最後の時計はセイコーの自動巻きのものでした。長いこと使っておりましたが、ついに壊れてしまいました。時計やに修理を依頼したとろ数万円かかるし、治しても数ヶ月で壊れるとのことで、買った方が良いと言われました。仕方がないので、当分の間は嫁さんからもらったＧショックのペアウォッチで会社へ行くこととなりました。そして、９月８日の誕生日に嫁さんが時計をプレゼントしてくれました。CB3000-51EというCITIZENのEXCEEDです。９月３日にヨドバシカメラで買ってもらいました。最初はセイコーの時計を説明されたのですが、ミッキーと言われるごちゃごちゃした感じのものだったので、会社には派手だと思いやめました。その後にシチズンの時計コーナーに行くとシンプルなモデルがあって、３種類くらい紹介されたのですが、世界電波対応の黒の時計にしました。世界電波に対応するか否かだけで２万円くらい違うのです。犬を飼ってからは海外旅行へ行く回数も減って、世界電波に対応する必要ないじゃんって思ったのですが、今後、何十年も使うと考えると海外出張もする機会もあるでしょうから、こちらにしました。ってないか。世界電波対応しているものと対応しているもので微妙にデザインが違って、嫁さんが対応している方がデザインが良いってことで、決めたのでした。そして、９月８日ですが、朝から占いを見ると１位です。きっと良い誕生日が過ごせることでしょう。って思ったら朝からトラブル。昼飯食べる時間もなく、吉野家のチーズ牛カレー丼で寂しいバースデーランチ。午後は客先なので、すぐに直帰できることを期待したのですが、次の会議にも呼ばれ遅くなります。まー、途中で抜けて良いという流れになったのが不幸中の幸いです。５時前には終わって直帰することができました。と、その前に昨日、業務のトラブルがあって、違うお客様にお詫びに行きます。客先の机に行き呼びかけるものの３分くらい無視され、いやーな空気が流れました。超怒っている様子なので、緊張の仁王立ちです。言葉が交わされないこと３分。誕生日なのに俺は何をやっているのだろう。そして、３分後に「あれ、いたの？」と言われます。どうやら本当に気づいていなかった様子。「昨日の件はそんなに問題になってないから大丈夫ですよ」とのこと。いやー、焦った焦った。今日の占い１位で良かった。１２位だったら、１時間くらい無視されたままだったかもしれません（笑）。そして、家に帰ります。誕生日なので贅沢にバスで帰ります。嫁は会社を休みました。犬のマロンがいるので家でお祝いすることにしました。伝統の寿司ケンです。寿司は銀の皿の極上寿司です。ケンタッキーのドライブするーが、私の家は対象外になってます。隣の町は対象なのにおかしな話ですわ。しかたないので、マロンの散歩を兼ねてケンタッキーへ行きます。９月９日はケンタッキーの誕生日ってことで、バースデーセットが売っております。自分のバースデーセットってことで、自分で買います...。散歩を終えて家に戻ってすぐに寿司が届きます。ハッピーバースデーです。わたしもついに携帯のメールアドレスと同じ歳になってしまいました。38uchiです。食後はケーキを食べます。「３」と「８」の形をしたローソクをショートケーキに立てます。最近はこんなローソクがあるんですね。３８本立てる必要はないわけですね。嫁さんが３８歳なったらもう一度使えますね。結婚記念日にも使えます。私が８３歳になった時にも使えます（笑）。その前に父の８３歳があるから使いましょう。１０年以上先の話です。子供が授かったら３歳と８歳の時にも使えますね。年齢を刻むのもある意味時計ですね。自分の中にある忘れることのない時計です。知人の中にもあるはずなのですが、この歳になると「お誕生日おめでとう」ってメールも来ませんわな。でも祝ってくれる家族（嫁さんとマロン）がいるので幸せです。独身だったら誰も祝ってくれないままコンビニでケーキ買って一人で祝っていたことでしょう。９月１３日はマロンの０．５歳の誕生日なのです。日曜日に川崎で犬用のモンブランケーキを買いました。誕生日プレゼントは、マローボーンという骨の形をしたデンタルケアグッズです。人間用のショートケーキとモンブランケーキを買ってお祝いです。モンブランケーキをくわえたまま離しません。あご外れるよ。そんなわけで、誕生日は３人もとい二人と一匹でケーキを食べてお祝いしました。１人でなくてよかったと思う瞬間ですね。昔から贈り物というと時計のイメージがあります。大学院の同期で結婚したチュニジア人の友人には大きな置き時計を同期からプレゼントしたと記憶しております。僕が結婚した時のお返しは謎の写真立てでした。はがきが沢山はいる写真立て。大学の後輩が最初に結婚した時も時計を渡しました。京都まで渡しに行った記憶があります。その後輩のお返しはやはり時計でした。デジタルの置時計です。時計と写真立てって結婚祝いの定番ですね。新居に引っ越した時に、FRANFRANで振り子のついた掛け時計を買ったのですが、数ヶ月経って、嫁さんが私の部屋用に同じ時計の色違いを買ってくれました。時計はあって困るものではないので、贈り物にはいいですよね。センスにもよりますが。誕生日で貰ってももちろん嬉しいです。嫁さんと初めてのクリスマスに貰ったのが、Ｇショックのペアウォッチです。嫁さんは病院で患者の下の世話をしていて、時計にう○ちがついて、使わなくなってしまいましたが、私は今も山の日はＧショックをつけて出かけております。そんなわけで、私も３８歳です。「年齢なんてただの数字だよ。」と昔のエッセイのどこかで書いたかと思いますが、もうすぐ４０歳って思うと、ただの数字って割り切れない感じがしますね。ちなみに「年齢なんてただの数字だよ」って話は、アメリカのあるパーティで、ある女性がステキな男性がいたけど自分より若く見えるので、おばさんと思われたくないので年齢を３歳下にごまかして伝えてところ、同い年だということで気があって、付き合い始めたカップルの話ですね。その女性は凄く罪悪感を感じており、ある日、男性に真実を伝えることにしました。泣きながら真実を伝える女性。そして、それを聞いた男性は、自分も嘘をついていたことを伝えます。自分が子供っぽく思われると思い年齢を３歳上にごまかして伝えたと言うのです。６歳の歳の差カップルだと分かり、女性はもう付き合うのは無理だと思ったところで言った男性の言葉です。「Age is just a number.」。ステキやん。あー、このフレーズは禁止ですね（笑）。そんな９月の誕生日の話でしたが、９月は飲み会が毎週ありました。９月６日は入社当時の事業部長と統括マネージャーとの飲み会が田町の駒八本店でありました。懐かしいメンバーですが、私が一番下っ端なので、焼酎作りの担当です。しかも割り勘でした。まー、既に違う会社なので上下関係なしってことですね。入社当時は営業というポジションでした。最初は嫌で嫌でしょうがなかったですが、メンバーが楽しく、人間関係が良好でした。ＩＴ知識が少しあったので、周りが必要としてくれたので、楽しく仕事ができたので、営業職が５年以上続きました。人間関係が良好というのは、仕事を楽しくしてくれます。ここの部署では人間関係の大切さと社会人としての基本を学びました。営業としていろいろな経験も積みました。官庁マーケットだったので、いろいろなトラブルも経験しました。中国ハッカーにホームページが改ざんされた事件も経験してます。２０００年問題や会社の株価がイッキに下がる事件や会社がカンパニー制に突然なるなど、いろいろと経験しました。９月１５日はその次の部署の人がやっているベリーダンスを見に、三越前へ行きました。その次の部署の人が今の部署に入ったので、その人の上司（私の元上司）と３人で見に行きました。タイ料理を食べながらのベリーダンス鑑賞です。元上司の先輩（歳は下だけど）なのだそうです。この時の部署に配属されたのは、営業職から１人づつ選抜されて短期間で戻るといった感じで配属されました。結局、営業職に戻ることはなかったのですが、ここの部署では、会社にはこういう機能も必要なのだということを学びました。いわゆる、人のやりたがらない仕事という奴です。この部署に入る前に、この部署に配属された先輩にクレームを出したことがあります。アンケートに対して素直に回答したところ、嫌な部署に配属されているこっちの身も考えろというようなメールが返ってきたのです。そのメールに対して、そんなことを配慮して回答したのでは、アンケートの意味がない。今の部署が嫌なら上司に相談すればよいといった先輩にだすには、生意気な文書のメールを返信しちゃったのです。もうこの先輩との関係修復は不可能だなーっと思っていたところ、自分がその部署に異動となり、その部署での先輩後輩となってしまいました。先輩としては私のメールで反省したみたいで、結果的には関係は修復したのですが、実際、この部署にいると疲弊する気持ちが分かります。相手の気持ちを考えずにメール返信したと、私も反省しました。終わりのあるプロジェクトですので、この部署が終わった後、技術職となって今に至ってます。ここで知り合ったメンバーとは今でも交流してます。苦難を共に分かち合ったメンバーと言ったところでしょうか。９月１８日は山温のメンバーで池袋中華街で飲みました。山岳会も入社した翌年の３月から始めたので１３年が経っております。継続は力なりと言いますが、コンテンツも溜まってきており、最近はコンテンツを作るために山へ行っているって感じです。楽しいです。新しい人と知り合えるというのも楽しいです。良い趣味を持てたと思ってます。９月２２日は飲み会という訳ではないのですが、後輩と武蔵小杉の串カツ田中で飲みました。彼は１０月２日からインド研修に行くそうです。やはり、グローバル時代ですね。英語くらい話せないとリストラ対象になっていく世の中なのでしょう。大学院時代の後輩ですが、同じ会社となって、家も近所で、月に一度くらいのペースで会って、飲んだりしてます。学生時代で会っているのは、山岳会の友人とこの後輩くらいですね。９月３０日は今の部署の仲間３人で家の近くの「わいち」という店で飲みました。２人は既婚者で１人は彼女ができて幸せ中といった感じで何よりでした。本当は既婚者の１人の誕生会だったのですが、集まりも悪くただの飲み会となってしまいました。今期も終わりです。今の部署はいわゆる技術職です。最初は営業支援でしたが、今はＩＴ運用をしております。ＩＴサービスマネージャやＩＴＩＬエキスパートの資格を取って、頑張ってます。後輩女性のコーチングをして、あまりうまくいかず悩まされたり、大阪の客先のプロジェクトルームに週４日勤務して、毎日飲んで東横インに泊まる生活をしたり、鬱病の後輩に悩まされる毎日を送ったりと、嫌なことも多かったですが、いろいろと勉強になりました。これからも勉強を積んで行きたいと思いますが、もう４０歳に近いのでリストラ対象になってしまいますね。経験を活かして、後輩を育てないのですが、後輩が付かず、請負の人たちの人間関係に悩まされている毎日です。そんな感じで何かと飲み会の多い９月で、今までの会社生活を降りかる飲み会が多かったです。そして、３８歳になった９月です。そんな誕生日でしたが、嫁さんからは時計の他にもう１つ誕生日プレゼントをもらいました。こちらも時の流れを教えてくれます。

以上('11/10/1)。

エッセイのホームページに
戻る 戻る
satoru@sumadore.com