夜市で金魚の話

 金魚を飼い始めました。近所のお祭りで金魚すくいをしてしまったのです。親なら誰もが経験することだと思いますが、初めての生き物とのふれあいです。犬を飼っていますが、岳が生まれる前からいますので、生まれた後はこれが初めてとなるのです。9月13日のできごとでした。その日は、会社の同期が嫁と娘を連れて遊びに来ました。午前中は近所の公園の砂遊びをしたのですが、岳は朝から一睡もしてません。夕飯食べて寝ちゃうかと思いきや、寝ないのです。近所の神社でお祭りをしてるので、ちょっと寄ることにしました。スーパーボールすくいをするのが目的でしたが、残念ながらありませんでした。代わりに金魚すくいをしてしまったのです。1回300円ですくえなくても金魚を2匹もらえます。金魚がいらない人は2回すくえます。ということは1回のプレイが150円で金魚は2匹で150円ということになります。そして、もらえる方を思わず選んでしまったのです。岳は金魚すくいをまったくしないで、指で穴をあけちゃいました。それでも2匹がもらえるのです。家に帰って嫁さんが「無茶したねー」と言うのです。確かに無茶したなー。とりえずボールに移して、金魚の飼い方をネットで調べます。1週間くらい餌を与えなくても生きてるってことなので、ボールで慣らせることにします。翌日、金魚鉢を買う事にしました。敬老の日なので、実家へ帰ります。岳が2匹の金魚の命名します。「きんちゃん」と「ギンちゃん」です。敬老の日に命名された長寿になりそうな名前です。敬老の日なので、実家のじいじに会いに行きます。嫁さんは午前中に用事があるので、岳と二人で行きます。最寄駅まで、車で迎えに来てもらい、そのままお昼御飯へ。あさくまでハンバーグを食べます。その後、ROYALというホームセンターで金魚鉢とポンプと餌と砂利を買います。金魚の10倍以上費用がかかります。最後にお彼岸が近いってことでお墓参りに行きます。岳は爆睡してしまい、お墓の掃除やらなんやらで、じいじをこきつかってしまいました。すみません。その後、嫁さんを迎えに行きます。実家で銀の寿司を食べて、敬老の日をお祝いします。岳の書いたじいじの絵を贈ります。家に戻ると金魚が死んでました。なんてことは無く、元気に泳いでおります。翌日、金魚鉢に移すことにしました。水質に慣れるか心配でしたが、気持ちよさそうに泳いでおります。餌をあげたら美味しそうに食べてます。翌朝のことです。水面で口をパクパクしております。心配していたエアー不足と思われます。金魚鉢での飼育は上級者向けとのことで、水面が小さいので空気不足に陥りやすいのです。市販の空気を発生する石を使っており、数を増やしたのですが、パクパクがとまりません。念のために買っておいてエアーポンプを使うと、パクパクが止まりました。やっぱり、空気不足だったようです。ちょっと、大きめのエアーポンプを買ってしまったので、ちょっと風情感が薄れますが、仕方ないです。この金魚鉢はエアー用の穴があいているので、角度によってはチューブが見えなくなります。それから、一日にして水がにごってるのが心配になります。でも、この濁りは買ってきた水槽では、よく起きることんらしいです。変にバクテリアを入れたりとかしない方がよさそうなので、ちょっと様子見します。そして、金魚に出会ってから5日後の木曜日の出来事です。朝、水槽を見ると1匹しかいません。まさか飛び跳ねて、マロンが食べたのではないかと、ゾッとします。結果は、排水溝のゴミ溜めで死んでました。昨夜、テレビを見てるときに確かに飛び跳ねたような音がしたのですが、水槽に異常がなかったので、テレビの音だろうと思い込んでました。どうやら、その時点で1匹しかいなかったのを、よく見なかったので、異常なしと思ってしまったのではないかと思います。そして、まさか金魚鉢から飛び跳ねる元気があると思っていなかったので、気のせいとしてしまったのではないかと思います。いずれは起きていた事故かもしれませんが、そのときにすくえなかった罪悪感が残ります。金ちゃんなのか、銀ちゃんなのか分かりませんが、1週間も経たずに寿命ではなく事故で死んでしまいました。そして、自分の管理不足がその事故の原因です。昨日、助けを呼んで必死に跳ねて台所で音を出していたのに、その叫びに応えられず、助けられなかったことの罪悪感に駆られます。これが、もし、岳からの「お父さん助けて」という声で、それに気づけず死に至らしてしまったらと思うと、その罪悪感は増していきます。たかが金魚の話と思うかもしれませんが、生き物を飼うというのは、そういう責任があるのだと、息子ではなく、自分が改めて感じる出来事でした。そして、9月25日に生まれ故郷の菅原神社の夜市へ行って、金魚が2匹加わりました。何十年ぶりにきたお祭りですが、昔と変わらずカタ抜きがメインな感じがあり、面白かったです。昔はもっと道路にまで出店がでていたイメージがありますが、今は道路交通法かなんかでダメなんですかね。それでもところ狭しと出店がいっぱい出ております。岳は横手ヤキソバを美味しそうに食べておりましたが、500円でこのクオリティの低さにはビックリします。肉無し目玉焼きのせやきそばです。目玉焼きのせればいいってもんじゃないでしょ。500円のからあげは美味しかった。たこ焼きも500円でしたが、大タコ入りで美味しかった。しっかし、昔は300円が相場だったのに、高くなりましたね。ビックリマンチョコなみに高くなっておりますが、500円は当分越えないでしょうね。500円玉1枚で買える手軽さがありますからね。そして、スピードくじが300円。相場は100円だったと思いますが、きっと商品がいいのでしょう。で「12番」がでたのですが、妖怪ウォッチの紙飛行機。いらねー。11番がモデルガンなので、12番っていったらかなりいい数字だろう、ババーだましてねーかって思いつつ、子供騙すのは、出店の醍醐味だと思い諦めて帰ります。金魚すくいは300円で、すくえなくても3匹もらえます。岳は水をかきまぜただけでしたが、嫁さんが1匹すくいました。そして、おまけが1匹で2匹をもらいました。って、すくえなくても3匹でしょ。騙された感満載ですが、神社をあとにしました。2匹の金魚は家の金魚に比べると小さいです。翌日、水槽に入れると、銀ちゃんがおいかけて、つっつき始めました。縄張り争いがあるのか、イジメなのか分かりませんが、このままにして良いのか悩ましいです。そんな3匹の金魚蜂生活が始まりましたが、仲良くやってくれるかまた悩みの種が増えてしまいました。翌日は銀ちゃんも大人しくなっておりました。共存生活ができるといいですね。二匹は小さいので金ちゃんの名前はまだ早いってことで、コキンちゃん1号、2号となりました。そして、10月1日の朝に1号か2号か分かりませんが、1匹がお亡くなりになりました。そんなわけで、10月のスタートですが、金魚蜂の金魚は、元の2匹に戻りました。ギンちゃんとコキンちゃんの2匹です。長生きしてくれると良いのですが。そうそう、なぜ、お祭りを夜市とわざわざ書いたかといいますと「41」です。そんなわけで、41歳になりました。そんな41歳の記念に諏訪湖へ家族で行きました。

 2014年9月7日(日)諏訪1日目
 お誕生日休暇を取って、諏訪1泊2日の旅行です。軽井沢にでも行こうかって思いましたが、花火大会があるとのことなので、諏訪湖に急遽決めました。また計画性の無い、行き当たりばったり旅です。立川からあずさで上諏訪へ向かいます。しかも、天気が悪いです。それでも、あずさに乗ってるうちにお天気ピーカンです。1日目は諏訪湖です。すっかり良い天気で暑いくらいになりました。避暑地ではないようです。暑いのでお宿へ行きます。楽天で予約した油屋旅館という高級な旅館です。3Fと聞いてましたが、6Fになり、眺めはバツグン。花火が綺麗に見えそうです。その前にもう一度、諏訪湖に行ってスワンの遊覧船に乗って、諏訪湖一周します。たこ焼き食べて、帰ります。夕飯の前に露天風呂へ行きます。お風呂嫌いの岳くんですので、今回も入らないと思ったら、ちゃんと入りました。人が誰もいなかったのが良かったようです。お食事はお子様無料ってことで、豪華お子様ランチがついてます。ヤキソバばっかり食べてましたが。花火が始まり、窓から超綺麗に見えます。露天風呂からも見ても超綺麗。岳は途中で寝てしまいました。

 2014年9月8日(月)諏訪2日目
 2日目です。岳と朝風呂に入ってから、朝ごはんを食べます。そして、霧ヶ峰ハイキングへ行きました。バスに揺られて霧ヶ峰高原です。めっちゃ寒いです。想像以上に寒くてびっくり。長袖持ってきて良かった。エアコンで有名な霧ヶ峰です。土日でしたら車山高原まで行って、ロープウェイで山頂へ行けたのですが、平日なのでバスは霧ヶ峰高原止まりなのです。ここから、車山の肩まで歩く事にしました。さて、ハイキングのはずですが、最初からいつもの「だっちょ」です。全く歩きません。歩かせると立ち止まって、泣き喚きます。そして、抱っこをすると、ニンマリです。 泣けば歩かないで済むって思っているのでしょうか。甘やかせすぎかなーって思いますが、自分の誕生日に叱るのも嫌なので、最初から最後までだっちょするのでした(甘)。そして車山の肩に到着です。岳が眠そうになってしまったので、車山山頂まで行くのは止めて、ここでランチです。山菜そばを食べました。そして、バスで茅野駅へ帰ります。バス代1500円。高過ぎ。あずさで帰ります。誕生日なので奮発してA5の牛肉弁当を食べて帰ります。そして、マロンも含めて、お家で、家族一緒にパパのお誕生日のお祝いです。良い誕生日でした。

以上('14/10/1)。


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