鎖骨骨折の話

 4月19日の月曜日に神戸で勤務をしていたのですが、息子の小学校から携帯に電話がかかってきました。保健室の先生からの電話でした。息子が体育の時間に転んで肩を怪我したとのことで、ずっと泣いているとの連絡で、お母さんに何度も電話しているが繋がらなかったとのことでした。神戸から大阪の小学校に駆け付けるのは無理なので、嫁さんを捕まえるしかありません。月曜日は嫁さんのパートがないので、家にいるはずなのですが、携帯に電話しても、家に電話しても繋がりません。何度か電話とメールをして返信がありました。買い物に行っていたが、学校に電話して迎えに行ったとのメール返信でした。その後、嫁さんに電話して確認しました。市民病院で診てもらうことにったのですが、骨が完全に2つに折れており、全治2ヶ月半の右肩鎖骨骨折の診断でした。夕方に会議がありましたが、とりあえず神戸から大阪の事業所に移って、早く帰れるように準備しました。しかし、夕方の会議が長引き、帰りが遅くなってしまいました。「「家に帰ってタブレットやっている」ってことだったので、安心して早退するのはやめたのですが、初日は痛みでずっと泣いていて大変でした。寝るときの体制が辛いようで、大粒の涙を流してました。私が帰った時に息子は一日中泣いた疲れで、姿勢矯正のために最近買った座椅子で寝てました。体育の授業でどんだけ無茶させたのかという疑問が私の中であったので、嫁さんに確認したところ、体育の授業では無かったとのことでした。体育が始まる前の校庭に出るときに、友達と走っており、友達がつまずいてぶつかり、それに引きずられて転んだそうです。その友達はお母さんとお見舞いのお菓子を持ってお詫びに来たそうです。お見舞金も渡されたらしく、嫁さんにはお互い様なので返すように伝えました。実際、市民病院へのタクシー往復で1万円くらいかかって出費はしていますが、わざと倒されたわけではないので、流石にお金は受け取れないと思いました。実際、加害者側だったら大事な子供を骨折させたら、お見舞金包むって判断になるんでしょうね。被害者側はお金よこせなんて思ってません。わざと倒された怪我させられたって話でしたら別ですが。翌日の火曜日には少しは痛みがとれたようでしたが、もちろん学校は休ませました。嫁さんも休みを取りましたが、私もテレワークでケアしながら仕事してました。その翌日の水曜日には更に良くなったようですが、嫁さんのパートがあるので、休暇をもらって息子のケア日にさせていただきました。娘を幼稚園に送ってから、お昼にカレーを作りました。食欲はあるようでカレーをたくさん食べてました。五月人形の兜を出して、早期の完治を祈りました。息子の友達が宿題を持ってきてくれました。息子と会うことなく、マンションの入り口で宿題を私て「お父さんですか?」と言われて、宿題を私てくれて「さようなら」とそそくさと帰っていきました。まー、加害者になると父親に会うのも気まずいって気持ちは分かりますね。右手で字を書けるようになったので学校の宿題もできて、一安心です。お医者さんからは「痛みが今日が最強、3日も立てばなくなる」と言われたようで、実際、1日目の大泣き状態から比べると今はケロっとしています。しかし、ランドセルは背負えないし、体育もできないし、何より大好きな公園で友達と遊べない日が続くのが心配でした。翌日の木曜日は嫁さんのパートはないので、神戸に仕事へ行きました。嫁さんから電話があり、ちょっと離れた病院に小児科の外科があるから、そこで診せたいとのことでした。初日の市民病院で先生の対応が悪くて、息子が泣いてるのを見て看護師と大笑いしていたそうです。若い医者だったし、病院自体も小児は専門外だったようで、クラビクルバンドもMサイズの大きいのを渡されて、サイズが合ってないのでいろいろと心配とのことでした。市民病院は場所がかなり離れているので、近くの病院に変更するのは私も賛成だったのですが、嫁さんがの言う小児外科は家からそんなに近くない病院で、市民病院よりは近いってレベルでした。しかも自転車で息子を乗せていくというので、反対したのですが、とりあえず電話してみるということになりました。結局、休館日で病院を変えることはできませんでした。よくよく考えれば木曜日はだいたいのクリニックは休みですね。セカンドオピニオンも大事だし、距離のことを考えると月曜日に市民病院へ行って紹介状を書いてもらうということになりました。翌日の金曜日は私はテレワークですが、息子は小学校に復帰しました。無事に復帰できたようです。クラビクルバンドの威力は凄いですね。翌日の土曜日はお天気が良かったのですが、息子の鎖骨骨折のケアで午前中は引きこもりました。一日中、引きこもりもよくないので、午後はリハビリ散歩で、いつもと違う公園へ行きました。友達のいるいつもの公園へ行くのは恥ずかしいのか、嫌がりましたが、ここの公園でブランコに乗れて自信がついたらしく、この後、いつもの公園で夕方まで友達と遊ぶ息子でした。子供は復活が早いです。翌日の日曜日は第三回緊急事態宣言の初日の日曜日です。すっかり友達と遊べるようになった息子は夕方まで遊んでました。鎖骨骨折から一週間となる月曜日ですが、私はまた神戸で勤務です。嫁さんが休みなので遠くの市民病院へ通院しました。紹介状をもらって違う病院にするのかと思いきや、「良い先生だった」とのことで、クラビクルバンドもSサイズのものをもらってきて、市民病院に通院を続けるとのことでした。よくわからないけど、大笑いしてたのも子供の痛みを和らげるためだったってことですかね。経過は順調とのことでしたので、よいですが。次の診察はGW明けの月曜日です。通学もそろばん塾も公園での遊びも、問題なくできております。しかし、体育や水泳教室はさすがに無理です。GWは緊急事態宣言中なので、特に出かける予定もなく、治療に励んでいただければと思っております。友達との公園遊びが復活しており、高いところに登ったり、走ったりしてるので、調子に乗って悪化させないか心配です。GW中は緊急事態宣言中ですが、毎日近くの公園で遊ぶことになると思います。更に怪我をしないように見守らないといけないですね。そして、恒例の「俺の昔の話」をします。実は私も子供の頃に転んで鎖骨にヒビが入ったことがあります。兄や弟も覚えていたようで、この話を伝えたらすぐに反応しました。父も覚えておりましたが、3人の兄弟のうち誰がやったのか、いつやったのかは忘れていたようです。私の記憶では明大前に住んでいた時に、甲州街道に繋がる駄菓子屋の前の坂で転んだだけで骨にヒビが入ったと思います。骨折はしてなかったと思いまいますが、クラビクルバンドなんてものは無かったと思います。どうやって治したかは記憶にありません。息子が鎖骨骨折したということを聞いて、脳裏によぎったのは自分も鎖骨を怪我したことがあるので、DNAなのかということです。アニメや漫画の世界では、弱点を息子が引き継ぐようなシーンがありますが、そんな感じです。私の家系は鎖骨が弱点のようです。息子は毎日のように牛乳を飲んでおり、我が家の牛乳消費量はとても多いので、息子が鎖骨を折ったと聞いたときは、牛乳効果はどこへ行ったのかとも思いました。私が小学校6年生の時に骨粗しょう症と診断されて、足の骨のレントゲン写真に楕円形の洲が入っていたことを記憶しています。父もかなりびっくりしたようです。腰の骨を移植する必要があるみたいな話にまでなった記憶があります。それからというもの毎日、牛乳を飲み続けました。毎日1リットルの農協牛乳を消費していたのではないでしょうか。スーパーでよく農協牛乳を買った記憶があります。農協牛乳ってあんまり大阪のスーパーでは見かけず。ライフだけに売ってる感じです。明大前のスーパーAZUMAでは、農協牛乳がメイン販売だったと思います。よく特売をしていて、一人何本とかいう制限がありましたが、一日に何度か買いに行った記憶があります。スーパーのチラシはよく見てました。醤油も何本も買った記憶あります。そんな農協牛乳のパワーにより、骨の洲は無くなりました。というか、これ誤診だったんじゃないかと思っています。誰か高齢の方のレントゲン写真と間違えたんじゃないですかね。小学生で骨粗しょう症はないでしょうって感じがします。ちなみに小学校の卒業アルバムにクラスの風景の集合写真があるのですが、私はこの通院で写ってません。まー、農協牛乳のお陰で約180cmの身長となり、成長の過程としては、良かったと思っております。それをDNAで引き継いだか引き継いでないかは分かりませんが、息子は牛乳好きとなり、毎日のように牛乳を飲むようになりましたので、骨は強いと思っておりました。しかし、今回の転んだだけの鎖骨骨折は驚きでした。しかもヒビじゃなくて完全に真っ二つに折れていると聞いて、牛乳に疑問を感じました。牛乳が良い、悪いは昔から議論されておりますが、私もいつの日か牛乳を毎日飲む習慣はやめましたが、骨が弱くなっている感じはありません。たまに牛乳飲むと美味しいなって思うくらいですが、牛乳はカルシウムがあって骨を強くする印象は付けられております。牛乳が効果がないとか悪いということではなく、成長過程の子供の骨ですので、鎖骨は特に折れやすくなっているのではないかと思います。これからも牛乳を飲み続けると思いますが、全治2ヶ月半が少しでも早く治って、健康に成長して、夏には大好きな緑地公園のプールでいっぱい泳げると良いですね。

以上('21/5/1)。


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