夏休み明けの話

 夏休み明けの電車はきつかった。めちゃ晴れている中、スーツです。京急けちって横浜までクーラー強くしないし、めちゃ気分悪くて、こりゃ初早退かーって思ったものの、Eメールが100通くらいきていて、気持ち悪さ倍増だけど、それどころじゃないって感じで回復。まだまだ、若いなー俺っててな感じ。そのメール読むだけで疲れるのに、返事も書かなきゃいけない。めんどくさいけど、仕事なのです。そして、また残業なのです。そーなんです。お盆休みの時期の出社なので、がら〜んがらんのオフィスでお仕事です。しかも、休み明けの机には訳の分からない紙切れが1枚「○○○空軍基地 ワイケデ○イケル」。なんじゃ、こりゃとは思ったものの、どうやらお客様のようです。英語ができない僕は怖くてなかなか受話器がとれないものの、仕事なんです。英語がどれほどできないかと言うと、我が事業部新入社員の中でTOEI1番でした。ケツから・・・。人事部長には「目をつぶっててもとれる」と言われるしまつ。支配人には「駅前留学しろ!」と言われました。う〜ん、ショックと思ってもなんの反省もなく、英語の勉強していません。一応、朝の電車で英語のテープ聞いてるけど、最近気にならなくなりました、テープの声が(笑)。つーわけで、なんの進歩もない英語嫌いのままです。このまま受話器とって相手が英語しかしゃべれなかったらどうしようと、思ったけど仕事です。しつこいけど仕事なんです。受話器とりました。英語のアナウンス。やべ。意味わかんないんでジーっとだまってましたら、「もしもし」という天の助けともいう女の人の声が「Hello Hello」の後に聞こえました。日本語で「もしもし、内線○○お願いします。」。そして、やっぱり「Hello」の声、まけずに「もしもし、○○の宮内です」と日本語で言い切りました。「おー、○○、みやじさん、わたっし〜」という、どこかで聞いたような日本語でやりとりできました。あ、ベンだ。で、見積たててお仕事終了、と思いきや内線FAXという魔の手が。どうやってやればいいのか分からなーい。で、先輩に頼んで「I send you FAX」というわかりやすい英語も虚しく、日本語で「FAXですね、内線は?」という答え。どーやら、日本人の英語を分かってるようですね。ふー、1日目終了、疲れた。2日目は客先訪問でした。めちゃくちゃ暑くて死にそうでした、それにしても客先の椅子がふわふわすぎて、倒れそうでした。先輩の説明も終わり、相変わらず無口な僕でした。帰りになんと、先輩と後楽園へ行ってしまいました。「タワーハッカー」「リニアゲイル」をスーツで乗ったのでした。回りを見渡しても夏休みです、スーツ着てる人などいるわけがありません。ましてや男2人で。「タワーハッカー」は一瞬のできごとでした。けっこう気持ちいい感じです。「リニアゲイル」はちょっち怖かった、後ろに行くときは安心なんだけど、前に行くときはちょっち気持ち悪チックです。ということで、へんな夏休み明けを過ごしてました。('98/9/1)


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