マイセンの話

 「大地が誘いかけてきた。ラリーマップを開き、大自然のスポットへ。白い書を追って、青空の中を走り続けた。きらめく水辺面に出会ったら、はやる心を静めて、ちょっと深呼吸。また少し自然に近づいた。」そんなわけでマイルドセブン ドライブ ラリーに毎年参加しています。ほとんどナビですが。DRIVE RALLYは決められたコースを走り、距離を測定し、各ポイントにあるクイズに答えるというゲームです。ただし2000年からは、カーナビの発達か、交通事故でも起こしたのか、距離の計測がなくなりました。かわりに「こっからここまで何歩で歩いたかクイズ」が入ったのですが、そんなんわかるか!マイセンラリーのホームページ掲示板でも「距離計測廃止」と「何歩クイズ」は大不評でした。

1997年の話
 初ラリーです。全国12コース(北海道、東北、関東3コース、中部、関西3コース、中国、四国、九州)あります。その中で関東3である「裾野・天晴ぐるり表富士95km」です。緑のじゅうたんを敷きつめたような丘陵地帯を縫って走ると、いつしか整然とした針葉樹林に迷い込む。コース上どこからでも見えた富士山が姿を隠す。いきなり日の当たる谷間に出ると、そこは辺り一面の海・・・茶畑だ。ってなんじゃそりゃ。大学院の夏休み中、実家でゴロゴロしている中、例のヘリコプターの友人(免許取得無事帰国)から電話があり、「おもしろいものみつけた。」てなわけで、ニューバランスのサンダルを履いたまま、彼のファミリアに乗って行きました。コマ地図を見ながら目的地へ行くのですが、このコマ地図結構いいかげん。目印が「消化器」って車乗ってて分かるか!スタートは順調です。消防士の看板が見えて第一問(QA)、看板の数字とスズメの人形の数当て、基本的なクイズだ。ラリーマップにある写真と同じとこをカメラで撮って思い出に。続いて、QB「十里木高原でハイキングをしよう。展望台コースは東と西、どっちが長い?」ってほんとにハイキングさせるんかい!サンダルで前日降った雨の残ったぐちょぐちょの道をハイキングしてクイズの答え探し。続いてQCは3問あり、答えを探すのにまた歩く歩く。QDは奇石博物館があり、恐竜の像が置いてあります。それなりに楽しい。クイズも恐竜の名前とか簡単だし。で、QEへ向かうとやたら霧がでてきて、前が全然見えない状態。フォグランプをオンにするものの、見えない。怖い。で、霧が晴れてきて、ここで問題発生。なんとQE行けません。交通止め。富士スカイラインは閉鎖中。おいおいクイズ答えられないじゃん。そしてクイズは諦めて、総距離合計値当てに集中。QFの駐車場でおそばを食べる。やったら寒い、本当に夏か?山をなめてはいけません。そして、QGの最終ポイントに着いたのですが、日が落ち、あたりは真っ暗。なんも見えない。明かりがない、やたら怖い。「野鳥の森入り口」があるが、とても入れる状態じゃない。その奥にクイズの答えがあるが、もちろん諦め。そんなこんなの初ラリーは、通行止めにやられて、あえなくリタイア。

1998年の話
 二回目です。あまり記憶が無いのですが、大学の友だちがやっとこさ卒業も決まって、山形に帰るとのことで、第一回の友だちと3人でラリー参加です。ラリーマップも残ってないのでなんも書けません。確か富士山の方に行ったよーな、行かなかったよーな。そうだ、しょっぱなから門が閉じてて出鼻くじかれてやる気無くしたような記憶が。ん〜、これ以上は分からない。資料が見つかったら追記します。すんません。

1999年の話(7/30〜31)
 三回目のラリーです。全国6コースで開催。その中の「神奈川津久井湖コース80km」です。都心近くにこんな所が!と思えるほど、手つかずの自然が残ってる丹沢地区を縦断。野生動物の足跡や素朴なまでの自然の恩恵を発見しながら巡るコースだ。というのが、ラリーマップの説明。今回は、NYへ行ったメンバー4人で行きました。一人は明日試験だというのに真夜中にでかけました。金曜日に残業終わってから、ラリースタート。0時スタートだったので、真っ暗でなーんも見えません。いきなりネコの死体を発見してドライブ開始。相変わらずコマ地図はわかりずらい。まーそれが売りなんだろうけど。最初の問題Q1「ホタルの 生息環境に最適な川流速は?」分かるか!っちゅーか深夜の川は心霊スポットのごとくです。ここで写真とりましたが、へんなもん写ってたらどーしようって感じ。ネコの死体見たばかりだし。Q2、Q3は古墳公園。夜中の古墳もこれまた怖い。しかも墳丘の上とか登っちゃってるし。Q4はもう街頭もほとんどない真っ暗なところで、看板クイズ。見えないって。トイレの近くで微かな明かりがあり、虫がかなり飛んでいます。そんな看板を読むのは怖いです。ここで問題発生。最初は順調に進んだのですが、僕に運転を変わってから、「工事中」でMAPとおりに進めず、もーボロボロ。まー、毎年のことと諦めていましたが・・・。もう半ば諦めで道を進みました。ヤビツ峠あたりで、鹿を見ました。突然、鹿のお尻だけ見ることができたのですが、野生のでかい動物はびびりますね。そのあと狸3兄弟も見ました。神奈川にも野生がのこってますねーといた感じで感動。そして、山は「カッカッカッカッカッカッカ」と泣くのです。もののけ姫のちっこい奴(なんつったっけ)見たいに。僕の頭の中にはもののけ姫のBGMが流れ、辺りはすっかり明るくなりました。Q5の公園について朝日を見て、さすがに試験がある友達がいるので、5時には帰宅の路になり、試験場まで送るのでした。今回もGOALまで行けませんでしたとさ、めでたしめでたし。

2000年の話(9/2):写真
 四回目のラリーです。毎回参加の友人はミシシッピーにヘリコプターの免許取得に行ってしまったので、今回は例の後輩とVitzで行きました。もう1人行く予定でしたが、四国へ遊びに行ってしまったので今回は2人。場所は高原&温泉リゾートも楽しめる国立公園「那須塩原エリア」。那須岳の麓に広がる那須高原は、関東から交通至便な人気スポット。騒がしくなく、寂しくもなく、自然と文化が上手に折り合った街。温泉地のメッカ・塩原との連絡もスムーズ。ベース拠点の2つも抱えた贅沢なこのエリアへのアプローチは、東北自動車道・西那須野塩原ICが便利。て、行き方説明すんなよ。もっと歯の浮くセリフを期待したのに。で、朝もはよから寮まで向かいに来てくれる後輩には毎度感謝です。今年から距離計測も無いし、Vitzにはカーナビついてるし、助手席は暇だ。まずはちょっと歩いて「竜化の滝」。ビュークイズ。これはここの景色は写真のどれでしょうクイズ。見りゃ分かる簡単。クイズは途中の「風挙の滝」だったのですが、上までいって竜化の滝を見る。なかなかええ。ラリーマップを片手にした人を発見。次は「留春の滝」クイズも簡単。答え「ウグイ」と書いて後輩の携帯にi-mode転送(爆)。次はかなり歩いて回顧の滝。ここのクイズがひどい。27歳、女性、身長:160cm、趣味:ショッピングのこの人は、何歩でここまでいったでしょう。分かるか!まぁ、後輩と僕との平均をとることにしました。で、回顧の吊り橋を渡り、しょぼい滝を見て終了。次は那珂川河畔公園ですが、カーナビで探しても見つからない。なんとか肉眼で発見。ランチに冷やし中華。帰りにかき氷買ってクイズに挑む。景色クイズなので簡単。でもマップにのってる「マキガリくん」が見つからないので探す。丘の上で発見して記念写真。次は友愛の森。マップには神秘的な写真が載っていたので、何だろうとワクワクしたのですが、期待はずれ。銅像と同じ格好で記念写真。次に「殺生石」です。やたら硫黄の臭いがします。ここも徒歩クイズ。わかんないって。帰り道を神社の方向で行ったら、みごと全然予期してない場所にでました。次は「乙女の滝」。じゃまールのような団体が来てて、後輩はカメラマンに。最後の「沼原湿原」ですが、みごとにカーナビに騙されました。全然違う、おいおいVitzじゃとーれねーよというデコボコ道を進み、途中で無理と判断。やっぱ道違った。ダムの方来てた。さらに道を間違えて行き止まりに行くもののあんとか「トイレを支配している猿」のいる駐車場につきました。なんと、沼は干からびてました。「み、みず〜」って感じ。マップの写真と違う。クイズも終了したのですが、温泉へ行こうなんてアホなこと思ったからさー大変。熊が出るという険しい山道をやたら進んむのでした。「温泉は→」なんて看板信じちゃタメタメ。途中、後輩が蛙にびびたので温泉諦め。でも、どーやって戻ればいーんだろと思ってたら、あっけなく駐車場に出た。そんなもんだ。で、家に帰るまでがラリーです。寮にもどってビックリ、周りがま〜っくらなんですよ。あれ、街頭壊れてるのかな?って最初は思ってたんだけど、異常に暗く、あきらかにいつもと雰囲気が違う。寮の自動ドアが半開きになってました。電気つかない。そう、停電です。なんと、横浜の4万世帯4時間以上停電でした。交通信号も消えて大変。ローソンも電気消えてる。アイスは大丈夫なのか?(^^;そんなこんなで電気大丈夫ポジションの安楽亭でカルビ定食食って戻ったら停電なおってたわ。めでたく終了。後日、参加賞(5point以上正解者)のキーホルダーげっとしました。

2000年の話(10/29)写真
 五回目のラリーです。前回、四国へ行ったので参加できなかった後輩も一緒で、3人で行きました。場所は湖沼を巡るトレッキングコースの宝庫「裏磐梯エリア」。天鏡湖とも称される壮大な湖・猪苗代湖。そして、その北側に構える磐梯山が作りだした200余り物湖沼が広がる裏磐梯は、豊かな緑の中を思いのままのペースで歩くトレッキングコースが充実している。てな感じのラリーマップ説明。前日は前回参加できなかった後輩の家に泊まることにしたのですが、何故か川崎で待ち合わせ。しかも雨降ってるのに自転車で来てる。そんで蒲田の家まで歩かされること1時間で疲れました。ラーメン次郎のコッテリラーメンと銭湯で体力ちょっと回復でしたが、やっぱり2時過ぎまでくっちゃべってた。Vitzの後輩からは「ただいまウ○コ中」というタイトル(もちろん○なし)で、「今日は寝まくりで、まだ全然眠くないです。明日が不安!」と夜中にi-modeメール。案の定、翌日6時半に向かいに来ると言っていた後輩は、8時半に送った「いまどこ?」のマイメールで目覚める。出発は9時過ぎ。まー、僕も6時半に目覚ましかけたものの2度寝したんで責められないんですけどね。で、SAで佐野ラーメン食べて現地ICについたのが13時過ぎ。さっそくスタート。現地は雨も弱まって結果オーライかなって感じ。まずは「志田浜」の白鳥の湖像の前で後輩2人のアホアホポーズをフォトる。次に緑の村。ラリーマップ嘘でした。ていうか修正の紙があったらしいのですが忘れた。カーナビに頼ってなんとか到着。シーズンオフということで釣り堀終了で、マップのように水をはっていない。「み、みず〜」て感じ。クイズの内容は「釣り堀の魚」(爆)。次に五色沼。やったら人がいる。観光スポットというやつですね。五色っちゅーか二色くらいかな。ラリーマップと同じ写真は撮れなかったけどクイズは分かった。次にメインイベント「不動滝」。例の「26歳、男性、160cm。趣味旅行、さて何歩クイズ」です。しかもプラスマイナス3歩って、アホですか。当たるか!紅葉が綺麗な道を歩いて、JRの三と物語のCMのBGMを口ずさみながら歩くのでした。100歩くらいの階段を登りぐちゃぐちゃの道を越えクイズスポット。納得、計測距離が短い。20歩くらい。こりゃプラマイ10歩はできんわな。でも3歩って。で不動滝ですが、雨と言うこともあり、なかなかの迫力。動画を撮るとおばちゃんの太極拳まで映ってしまった。次に中瀬沼です。ここで初の3人セルフ撮影でバカ写真。「靴を食う」意味わかんねぇ〜よ。今回のビュークイズは結構むずい。似たような写真ばっかり。次の桧原湖のビュークイズは日が落ちて、これまた判断難しい。で、腹がへったので、マップにある「まことちゃん食堂」でラーメンへ。「本日終了」おいおいまだ6時前だぞ、やる気ね〜。近くの「たんぽぽ亭」でちびマル子ちゃんと見ながら、もくもくと角煮ラーメンを食べる。めちゃ柔らかくて美味いが高い。隣の「ラーメン館」というお土産屋へ行くが、「本日レジ止めたので終わりで〜す。」、やる気ねぇ〜福島人。まだ二ヶ所クイズポイントが残ってるけど辺りは真っ暗。懐中電灯利用。押切川公園へ。「37歳、男性、170cm、趣味:映画鑑賞」です。真夜中にカップルがいちゃついてる中、懐中電灯を付けて、頭の中で「1、2、3」と数えて沈黙で行進。これじゃ、やばい人たちだって。ラストポイント「道の駅・喜多の郷」。クイズも簡単で終了。ここの温泉につかる。気持ちE、300円、昨日の銭湯より安い!最後のポイントをここにしてよかった。そして帰路へ。「ガソリンがな〜い!スタンドもな〜い!」騒ぎもあったが、無事スタンドが見つかり終了。5リットルくらい残ってんじゃん!SAでソースカツ丼食べて終了。

来年のDRIVE RALLY21はどーなるのでしょうか?距離計測は復活するのか?来年は全コース制覇だ(無理無理)!!('00/11/1)


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