E判定の話

 生活習慣病検診(げん検診)結果の話です。何がE判定かと言うと、便潜血です。腹部の超音波で何かでることは覚悟していましたが、まさかの検便の結果です。つまり、便に血が混ざってるっていうことです。すごく、快便だったのは覚えておりますが、まさかの便潜血。つまり、大腸癌の可能性があるってことです。検査結果を見ると「便潜血反応検査が陽性です。消化器内科に受信し、大腸内視鏡検査を受けてください。」とのこです。マジか。要受診「E」の文字が赤文字で際立っております。その他、GPTの値が44だったので、次回検診が必要という「C2」判定でした。検査結果は「肝機能検査で異常が認められました。1年後に検診を受けましょう。」というもの。腹部超音波は何かすごく念入りに検査してたので、異常が見つかったものと思っておりましたが、10年前と同様に胆のうポリープです。10年前が何ミリが忘れましたが、2ヶあって最大3.2ミリというもの。前回は1ヶだったと思うので、おそらくこの2個目を念入りに探していたものと思います。経過観察の「C1」判定でした。検査結果は「腹部超音波検査で異常が認められました。経過観察しましょう。」というもの。そして、「増えている大腸がん」という脅しのチラシが入っております。「2010年に大腸がんで無くなった男性は2万3921人」と書いてあり、便潜血(+)の場合には「速やかに、必ず、消化器内科を受診して大腸内視鏡検査を受けましょう。」の赤文字が記載されております。「速やか」が気になり、2月10日に聖マリアンナ病院へ行ってきました。この病院は立て直されたのですが、立て直す前に診察を受けたことがあり、それ以来、行ったことがなかったのですが、昔の診察券が残っており、そちらを持っていきました。もう10年くらい前の診察券です。何で受診したかも覚えてないです。とっても綺麗な病院で、システムが合理化されています。すんなり、前の診察券で受け入れてくれたようです。平日でしたが、消化器内科は予約の患者で非常に混んでいると看護士に言われました。ボードに受付番号が画面に表示したら受診室の前に移動してくれと言われたのですが、待合所で余裕ぶっこいていたら、すぐに番号が表示されており、遠くの受診室から名前を呼ばれる声がして、ボードを見ると番号が表示されており、焦りました。そして、2月21日がXデーに決まって、あっと言う間に診察終了。何か評しぬけで小腹が空いたのでマックでソーセージエッグマックグリドルを食べます。って、こんな食生活しているから、検診受けるはまになってるんだろと自分を叱ります。すでにハンバーガー食べ終わってますが。家に戻ると嫁さんと息子がいません。買い物に行ったようです。川崎市で40歳が安価に浮かれる歯科検診のお知らせがあったので、ついでに受けようと思い電話したのですが、当日はダメとあっけなく断られて午後が暇になります。嫁と息子が帰ってきたから、昼飯にラーメンを作ります。だから、そういう食生活がダメなんだって。暇だから温泉でも行こうって話したら却下されます。急な旅行は嫌だと嫁が言うのです。気持ちは分かるけど、急に予定空いたから急に旅行企画して何が悪いんでしょうか。いっつも否定ばかりです。岳がお昼寝したがっていると言いますが、全く寝る気配ないです。自分が寝たいだけですね。まー、子育てで疲れているって気持ちはわかるけど、それなら、そう言えばいいのに。そんなわけで、午後に何もすることがなくなったので、脳神経外科へ行く事にしました。2月6日に急に右肩が痛くなり、昔、脳神経外科の先生に「脳梗塞の兆候がある」と言われたのを思い出しました。普通は言わないレベルの大きさということだったのですが、あれから10年近く経ってますので、「若いから大丈夫」って歳じゃなくなってきました。蒲田にあるのですが、わざわざ蒲田へ行く事にしました。と、その前に蒲田と言えばカツカレー。すみっこというカフェで引き継がれている南蛮カレーを食べてから受診します。って、その食生活が...。こちらも10年ぶりの診察券ですが、すんなり使えました。そして、当時のカルテも残っています。というか、こちらは当時と全く変わってないです。ボロイ感じのクリニック。前回もおじいちゃんの院長でしたが、今も変わることなくおじいちゃんです。そして、おじいちゃん、おばあちゃんを毎日相手にしており、前回もそうでしたが今も私は若い患者扱いなのです、僕より若い患者はいないのです。神経痛ではないかとのことでレントゲンを撮ると言われたのですが、以前、脳梗塞の予兆があると言われた旨を話すと、「よく覚えていたねー」と言われて、CTも撮ることになりました。言わなかったら撮ってなかったな。そして、結果は全く問題なし。前回同様、兆候は兆候のまま残ってましたが、若い骨と脳だったようです。って、じいちゃんとばあしゃんの脳と骨の写真ばかり見てるから、前回同様の結果になっちゃうんでしょうね。薬を出すかと聞かれたのですが、兆候を治す薬なら貰いたいですが、筋肉痛を治す薬のようなのでいらないと伝えました。そして、回転寿司の「活」で寿司をつまみます。天下一品にしなかっただけ、健康に気を使い始めた証拠でしょうか。そんなわけあるかい。家の夕飯もしっかり食べて、腹痛です。こんな食生活して腸に負担かけているか、こんなことになるのでしょう。そして、2月21日がやってきました。休暇を取って、内視鏡検査です。朝からモビプレップという下剤を1リットル飲むという試練です。病院から貰った用紙には、コップ1杯200mlを10〜15分「ごとに」1リットル飲むと書いてますが、薬には10〜15分「かけて」と書いてあります。どっちやねん。まー、いずれにしても、1リットルの薬を飲むのはきつい。そして、お腹ピーピーです。水になるまで飲むのですが、あっちゅーまに水です。しかも、止まりません。午前中は嫁さんが出かけて岳と留守番なので、トイレと子守で大変でした。岳が抱っこをしないと寝ないので辛いです。ベッドに移そうとすると大泣きします。そんな時に催すと地獄です。なんとか、おもらしは無かったですが。なんどもトイレに行ったので、お尻がカブれて痛い痛い。ウォシュレットをすると痛いみが倍増です。午後に嫁さんが帰ってきて、病院へ向かいます。お尻に穴の空いたパンツと検査着に着替えます。そして、看護士から説明を聞きます。麻酔をするかしないか聞かれます。一般的にはしないそうなので、しないことにしました。その後、検査室に行きます。初めてづくしで緊張します。しかも、看護士はおばさんだったのですが、検査するのが若い女医さんです。変なところが反応しないように気をつけなければ、なんて余裕はありません。昔、痔になった時もこんなこと書いたな。しかし、本当に美人女医って感じです。聖マリアンナは若い医者が多いようです。若いというと経験が少ない人と思ってしまい不安が増します。でも、手際よくやっております。医者って凄いですね。こんなこと毎日やってるって思うと、なぜにこの仕事を選んだのかって疑問に思ってしまいます。まー、STAP細胞でもそうですが、若いだとか、女性だとかで騒ぐのは日本人の特性みたいですね。結局、男女差別が未だにある国だから、こうなってしまうってSTAP細胞の女性研究科の話で記事になってました。しかし、美人で騒ぐのは、全世界の男性共通なんじゃねーのって気はします。恐らく、この辺では有名な美人内視鏡女医なんでしょうね。技術も素晴らしかった。やたら緊張した私に対して、この先生はリラックスした感じで、何件もこなしているって感じでした。こんなおっさんのケツを相手にしてくれて、ありがとうございます。尊敬します。正直、自分の内臓を見るってのは気持ち悪いです。そして、カメラが奥まで行ったところで、ポリープ発見。マジか。大腸癌のリスクが高くなるのでポリープはその場で切除するのです。自分のポリープ見るのも気持ち悪いのに、それを切除して、外にだすという作業をするのです。奥にあるのを取り出すと他の精密検査が出来なくなるとかで、後日手術にするか、切除してまた来るかの2拓を選択させられます。なんか悩んでいる間に後者に決定します。優柔不断の患者への対応も慣れたものって感じなのでしょうか。そして、その場で切除。手術完了。別の部屋で30分休みます。食事と運動の制限ありの生活が一週間続きます。24時間ぶりの食事は、すき焼き。手術後にこんなの食べていいのかって感じですが、まー、食事制限と言っても、消化に悪いものとアルコールさえ摂取しなければ良いそうです。運動制限も激しい運動じゃなければOKです。正直、ポリープがあるということは想定外で、便潜血も痔の血がついたとかそんなレベルだと思っていました。このまま、ほっておいたら癌になっていたかと思うと怖いです。ありがとう、がん検診。ありがとう、美人女医。って感じです。採取したポリープは顕微鏡検査が行われるので、3月3日に結果が分かります。ちょっと不安な10日間ですが、初日からすき焼き食べているようじゃダメですね。翌日も朝からすき焼きのおじやです。牛脂たっぷりです。お昼ごはんは青葉台のステーキ屋でチーズハンバーグです。こちらも肉汁たっぷりです。旅行しちゃダメって言われているのに、翌日からこどもの国で歩きまくりです。重い荷物もっちゃダメって言われているのに岳をだっこして歩きまくりです。まー、内臓の瘡蓋とるようなものですから、大丈夫って私の兄が言うので真に受けてます。日曜日も山温に行きました。低山だと思ったら、道に迷って危うく遭難しそうになりました。雪道を歩きまくる激しい運動をしてしまいました。昼飯も中料理っちゅー消化によくなさそうな感じで、いけませんね。平日も蕎麦食べたり、ラーメン食べたりでどこが食事制限やねんって感じでした。まー、仕事は早く帰らせていただきましたけどね。そして、1週間が経ち、何事も無かったですが、結果は3月3日なので、まだ日があります。入社の時のコレステロールがひっかかり、経過観察の際に「このままいったら死にますよ」と言われて、はや15年が経ちましたが、そろそろ「このまま」がやってきたのかもしれません。厄年にやられないように食生活を変えていこうと思います。('14/3/1)。


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