こち亀の話

 ついに、「こち亀を全巻もってます」と言える日がきました。191巻から急に分厚くなって、200巻が出るのが遅くなるだけじゃないかと疑問に思ってましたが、こういうことだったのだと納得です。20年ぶりくらいにジャンプも買いました。何事にも終わりはあるのだとシミジミと感じました。この世の中はフーリエ変換ではなく、ウェーブレット変換なんだなと再認識しました。なんのこっちゃとお思いでしょうが、大学院の頃に研究した内容です。フーリエ変換は時間が無限ですが、ウェーブレットは有限です。世の中は有限だってことです。終わらないと思っていることも終わりが来ます。実は10年続けているプロジェクト的な仕事が来年度で終わることが決まりました。10年も続けていると終わらないのが当たり前のように感じてしまいますが、物事には終わりがやってきます。これから1年は終わるために働く1年となりそうです。人間も生まれると終わりに向けて生きていくという矛盾を感じる人生が始まるのです。この夏はかき氷をよく食べてました。長瀞でもかき氷を食べました。プールでもかき氷を食べました。縁日でもかき氷を食べました。コメダでもかき氷を食べました。しかし、9月28日にコメダでかき氷を食べに行ったら終わってました。物事には終わりがやってきます。かき氷と言えば、この夏はガリガリくんもいっぱい食べました。岳が大好きになったからですが。長瀞のSLもかき氷とコラボしてました。箱根のユネッサもコラボしていたので、ガリガリくん温泉に行こうと企画していたのですが、天候にやられて、実現する前に終わってしまいました。物事には終わりがやってきます。台風のあたり年であり、週末の雨に左右される夏でした。長瀞も台風で楽しめませんでした。この夏、プールへもたくさん行きました。よみうりランドのプールに6回も行きました。よみうりランド名物のあひるちゃんレースを4回やりましたが、1回はなんと第二位になり、銀のあひるちゃんをゲットしました。もらった金券がその日限りのドリンク引換券。こちらは家に帰って、中身を見たので使うことができず。それから、9月末までの利用期限のあるよみうりランドの招待券が2枚ありました。こちらは、9月の終わりの週末に読売ランド前の駅まで行ったのですが、マクドナルドでランチをしてたら大雨になり、行けず。最後のチャンスってことで、9月28日に午後休を取って、同じく9月末までの利用期限の浜の湯という温泉の平日利用券が2枚入ったいたので、それを使うためによみうりランドへ行こうと思ったのですが、なんと休園日でした。そんなわけで、銀のあひるちゃんの副賞はひとつも使えませんでした。物事には終わりがやってきます。話をもどして、こち亀です。私が週刊少年ジャンプを買っていたのはこち亀のためではなく、キン肉マン、ドラゴンボール、スラムダンクと見たい漫画がいっぱいあったからです。しかし、いつ見ても必ず連載しているのが「こち亀」でした。あまりゴチャゴチャした絵が好きではない私としては、読まない漫画もありましたが、こち亀は必ず読んでました。今の週刊少年ジャンプはすべてゴチャゴチャした漫画にしか見えません。20年ぶりのジャンプもこち亀以外は眉毛探しの企画としてしか読めませんでした。昔のジャンプはどれを読んでも面白いって感じでしたが、今のジャンプはとてもじゃないけど、全部読むことはできません。単に感性がおっさんになってしまったからですかね。ジャンプを買うのをやめてからも喫茶店や床屋に行ってジャンプが置いてあったら、こち亀だけ見てました。そんなこち亀が終わってしまいました。200巻を集めることになった切っ掛けは、幼馴染の畳やの息子です。こち亀の漫画を何冊か持っていて、それをすべてくれました。何巻までがもらったものだか忘れましたが、その続きを買うのがライフスタイルになってしまいました。もともと中古ですので、買うのも中古です。ブックオフで最新のものを買っておりました。ほとんど定価と変わらないくらいの値引きですが、ブックオフで買ってました。しかし、最後の200巻は書店の定価で買いました。こち亀ジャンプも買いました。ついでにアニメのこち亀FINALを見ました。DVDレコーダーに録っていた香取慎吾のこち亀 THE MOVIEも観ました。SMAP解散の切っ掛けともいわれる香取慎吾主演のこち亀です。SMAP解散の年にこち亀が終了というのは、何か狙いがあったのかって感じがしますが、香取慎吾としては「こち亀」は触れられたくない過去の作品って感じのようで、こち亀の作者も触れたくないようです。もっと触れたくないのは、せんだみつおが両さんをやっているこち亀の実写映画だそうです。知られざる世界は結構ありますね。ウルトラマンも楳図かずおが漫画版を描いてたらしいです。そんなことはどうでもよいですね。こち亀ジャンプにはそれぞれの漫画家が好きだったこち亀の回の話が載っているのですが、私が衝撃を受けたのは、色にこだわったマンションの住人の話しです。ジャンプでは巻頭カラーで赤一色とか青一色とか金一色の部屋に住む住人の話をして、カラーのページが終わったら、「色が分からなくなってしまったぞ」っと言うのですが。ジャンプで見たときに、これがコミックになったらどうするんだって衝撃を受けました。他にも常識に捉われないコマ割りの話など、衝撃を受ける話が多々ありました。40年間も続けてよくネタが切れないものだと感心しました。常に新しいものに興味をもって、追及して、それを話にしてしまう秋元先生はやっぱり天才ですね。週刊誌は締め切りがすごい早いペースで来ると思いますが、毎週、毎週、違ったおもしろい話をお届けできるのは、凄いことです。私も山のホームページを毎月作成して、おもしろい話にしようしようと思っておりますが、やっぱり内話ネタが多くなってしまいます。週刊誌のジャンプという舞台で毎週、毎週、一般受けする話を描ける能力は凄いと思います。そんなわけで、こち亀が終わってしまっい、ビリーザバットも終わってしまいましたので、今買っている漫画はリアルだけです。こちらはこち亀とは違って、1年に1冊しか出ません。ていうか15巻は1年半経っても出ません。どうなってんだ。まー、いずれ終わりを見られる日がやってくることでしょう。世の中は有限ですから。自分の寿命が先に終わったら見られませんが。健康一番ですね。リアルの最終巻が読める日までは健康に気を付けて過ごしたいと思います。('16/10/1)。


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