物騒な吹田市の話

 令和になって物騒なニュースが続いています。大阪ではG20が終わってようやく落ち着きましたが、特に私が住んでいる吹田市はニュースが相次ぎました。小学校の息子がおりますが、小学校1年生のイジメ問題。3年以上前の話だそうですが、1年生からイジメ問題があるなんてことを聞くと他人事じゃなくなります。つい最近、吹田市長選挙が終わりました、勢いの乗っている大阪維新にするかジャルジャル後藤のお父さんにするか悩みましたが、治安のよい吹田市を維持した実績を買って、投票しましたが、よく考えればこの隠蔽問題は後藤市長が就任して数か月経ってからの出来事です。前市長の問題とか就任して直後だったからとかいう話ではありません。GW中に息子がドブの溝で怪我をして、吹田市役所にクレームメールをしましたが、おそらく扱ってくれないのではないかと思います。市民の声に耳を向けない市長というのが浮き彫りにされたのではないかと思います。私がクレームを入れたのはドブの溝です。吹田市はいたるところにドブの溝が閉じないままになっています。ガードレールの無い、田んぼも多くて、子供が怪我をする環境を放置している状態だと思います。そんな溝に自転車で突っ込んでしまった息子ですが、一歩間違えていたら死んでいたかもしれません。幸い軽傷で済みましたが、同じことを繰り返して欲しくないので、メールを入れました。大阪では昨年、地震により、プールのコンクリート塀の下敷きになり死んだ子がいましたが、結局は死ぬまで動かない行政なら市民を守っているなんてことは嘘八百です。「犠牲者が出た結果、最善を尽くしました」は後の祭りです。犠牲者を出さないための予防策をうつことが重要です。一人の犠牲者により、息子の小学校もコンクリート塀を壊しておりますが、未だ工事中のようなプレ状態です。これを何年も続けるんでしょうね。これには難しい問題が含まれていると思います。私も運用管理の仕事をしてますが、障害を起こさないことは当たりまえで、起こしたことに対する火消しがいかに早くできたが評価されます。これってちょっとおかしいですよね。「起きるのが当たり前で」なら良いですが、「起きないことが当たり前」なんです。つまり、日ごろ起こさないように予防保守を一生懸命やっても何も評価されないわけです。同じことが警察や消防署でもいえると思います。犯人を捕まえた人は評価されますが、犯行が起きないようにすることでの評価はあまりされません。その人の行動による効果なのかが分からないからです。消防も鎮火を素早くした局員は評価されても、火事がおきないように努めた人は評価されないことが多いでしょう。そんな警察に関わる事件が吹田市でも起きました。全国的にニュースになりましたが、警察官を刺して拳銃を奪ったニュースです。拳銃を奪った犯人が逃走している中、吹田市長の行動はお粗末だったといったツイッターの書き込みが多数見られました。大阪府と壁を作った対応が避難されており、元堺市長に続き、おおさか維新の勢いを増すような対応をしているような印象でした。このニュースで衝撃を受けたのは、犯人は吹田市民ではなくて、川崎市出身の元吹田市民だということです。恐らくは親の都合による転勤で吹田市に来て、親の都合で東京に戻ったのではないかと思います。ネット情報ですので、あっているかは分かりませんが、つまり我が家と同じような境遇なのです。想像ですが、その転勤により学生生活で嫌な思いをしたことが心に残って、心の病になったということも考えられます。前述したようなイジメのある吹田市で、同じように学生生活を送ることになった息子が、同じような道をたどるようなことは絶対ないと信じたいですし、考えたくないですが、考えてしまうのが親です。川崎市出身というのも息子と同じ境遇なので嫌な気持ちになりました。川崎市と言えば、令和になって最初の嫌な事件が起きた市です。よく利用してる登戸駅の近くで起きた無差別殺人事件で、引きこもりが起こして、結局、自分も死ぬという事件です。人が死んでいるという点では吹田市よりもの物騒な事件ですが、同じように心の病が起こした事件と言えると思えます。そしてこの事件はさらに悲劇を生んだのが、元官僚が犯した、引きこもりの息子殺害事件です。ネットでは親が絶賛されておりましたが、この父親の葛藤を考え、もし自分のことだと考えたら気持ち悪くなります。息子を殺さなければならない親の心境は想像を絶するものと思います。この2つの事件により、引きこもり=悪としてしまう世間の風は引きこもりの家族を持つ人たちの苦労にさらに輪をかけてしまったのではないかと思います。吹田市の時間で、衝撃的だった点がもう1つあります。父の日の犯行です。我が家は父の日の前日にお泊りして、リュックをプレゼントしてもらい、ケーキを食べました。犯人の父親は、自ら息子が犯人の可能性があるという情報を流して、事件の解決を早めました。父の日にです。東京にいるのに、大阪で事件を起こしに行った息子を垂れ込まなくてはいけないという葛藤との闘い。もしも自分だったらと想像するだけで気持ち悪くなります。今回、前泊した翌日での事件だったので、非常に行動に悩みました。泊まる前だったらキャンセルして家に引きこもっていたことでしょうが、泊まってからでは何もしようがない。ずっとホテルで過ごすわけにもいきません。チェックアウトギリギリまで犯人が捕まることを祈ってましたが、捕まらず。このまま犯人の近くに帰る方が危険だし、有料公園の万博記念公園にわざわざ来ないだろうという思いで、公園にアジサイを見に行くという悠長な行動をしてしまいましたが、裏ではいろいろな人が動いており、月曜日の早朝という24時間以内の逮捕ができたことは、多くの警察関係者の努力のたわものと思います。しかし、やはり私が思ってしまうのは、事件が起きることより、起こさないことの重要性だと思います。起きてしまってからでは後の祭り。もしも被害者の警官の拳銃が最新のものだったら、奪われることは無かったのではないかと思います。精神病の闘病生活を支援する環境があれば、事件自体が起きなかったかもしれません。でも、それは誰も本当のことが分からない評価できないことなのです。これが世の中を悪くしている根本に感じます。拳銃が盗まれなかったとして、盗まれないようにする拳銃の最新化に努力をしてきた警察関係の方々の努力は見えることはないでしょう。闘病生活をボランティアで支援している方々の活動があって、この事件を未然に防いだという事実があったとしても、誰も評価できないでしょう。だから私は日々の見えないところで努力している方々のことを想像して感謝の意を評したいと思います。また、吹田市では非常に残念なニュースがありました。マンション9階から3歳の幼児が飛び降りて亡くなったというものです。風邪を引いた息子を置いて、ちょっと出かけたスキに悲しい事件は起きてしまったそうです。私も3歳の娘がいて、マンション生活なので、他人事ではありません。早速、ベランダにあった椅子をしまいました。そして、ショッキングな出来事が耳に入ったのは、幼稚園のお知らせからでした。「明日の保育参観は事故により中止となりました」というものです。土曜日に保育参観を予定しており、そこで父の日のプレゼントをもらうという幼稚園のイベントがあったのですが、突然中止となりました。そして、非常に残念なニュースとの繋がりが分かったのです。無くなった子の母親のことを考え、もしも自分だったらと考えると、こちらも気持ち悪くなります。起きてしまってからでは、何をしても取り返しはつきません。「あの時でかけてなければ」「ベランダに台座を置いてなければ」「マンションに住んでいなければ」と「たられば」をいくら慣れべても後悔は無くならないと思います。ご冥福をお祈りしますとしか言えませんが、ご両親の悲しみは想像以上だと思います。息子と同い年の兄もいるとのことで、これもそうぞを絶します。自分と同じような環境の出来事が数件起きて、悲しい気持ちに包まれましたが、息子と娘が健康で幸せに育つこと考えて、1日1日を大切にして生きていきます。

 2019年6月15日(土) 万博記念公園1日目
 本日は娘の幼稚園の参観日で、嫁さんはパートを休みました。昨日、非常に悲しいニュースがあり、参観は中止となりました。午前中、息子は小学校の折り紙教室に行き、娘は近くの公園で同じクラスの子と自転車で遊びました。午後は万博記念公園へ行きました。蛍を見るためにホテルを予約したのですが、蛍シーズンは終わってました。天気も悪くなり、expocityのフードコートで昼飯の天丼を食べて、阪急ホテルエクスポシティでチェックインして、ちょっと休んで再びexpocityで夕飯のオムライスを食べて、本日は終わりました。

 2019年6月16日(日) 万博記念公園2日目
 朝から物騒なニュースが流れ11時のチェックアウトまで、ホテルに引きこもり犯人逮捕を待ちましたが、逮捕されず。このまま帰るか迷いましたが、犯人は有料公園には来ないだろうってことで、万博記念公園のあじさい祭りに行きました。本日、放送の池の水ぜんぶ抜く大作戦に出る池にも行ってみました。無事に家に帰って、父の日に新しいリュックをもらいました。6年使った青リュックともお別れです。ありがとうございます。ここのところ市で悲しいニュースが多いです。早く犯人が捕まることと警察官の回復を祈ります。

以上('19/7/1)。


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