迷子と紛失届の話

 警察のお世話になりました。息子が何度もICOCAを失くすのです。紛失4度目のことです。紛失届を出したって話だけならまだしも、捜索願をだすことになったのです。7月10日のことです。前日、息子と娘と3人で実家に泊まってスイカ割りをして、あさくまでランチしてから、平塚七夕まつりへいきました。七夕まつりは転勤前に行った5年前と違って出店もないので、30分くらい観て終了だったのですが、帰えりにグリーン車に乗って帰ろうとグリーン券を登録しようとしていた時のことです。息子が定期入れの中のICOCAを失くしました。七夕まつりの会場を歩いているときに、ネックストラップ付の定期入れををヨーヨーみたいにしているので、「そういうことしているから失くすんだろ」って叱ったのですが、本当に失くしてました。叱った時には既に定期入れから、落としてたようです。「いいかげんにしろよ。探してこい!」って言って軽く叱ったら、駅の人ごみの中、ひとりで探しに行ってしまい、見失ってしまったのです。慌てて、息子のキッズ携帯に電話をしたら、出たのが嫁さんでした。携帯を持ってこなかったのです。この人ごみの中、息子を探すのは無理ですので、近くにいた警察に相談して、捜索願となりました。娘が服装を覚えており、警察に伝えてくれました。いざ、質問されるとあまり覚えてないもんですね。まー、スマフォとカメラで写真を撮っていたので、警察に特徴はすぐに伝えることができました。いろいろと質問されて、暫くして見つかったとの連絡がありました。電車賃が高いから七夕まつりに行かないと言っていた、嫁さんも平塚駅に来ることになるのでした。場所を移動して近くの交番で息子を待つことになりました。泣いてる息子を想像しておりましたが、ケロッとした顔をしてました。どんだけの人に迷惑かけてるんだって、ちょっと怒りが沸いてきましたが、冷静に対応しました。探してくれた若い警察の人からも、「落ち込んでますから、あまり叱らないでくださいね。」って言われました。優しい警察のお兄さんでよかったです。県警の皆様、ありがとうございました。交番でICOCAの紛失届を提出しました。その後、駅で嫁さんと合流して、帰ります。グリーン券取り消すのにドタバタしましたが、家族4人で帰宅となりました。嫁さんも息子に優しい態度でした。やっぱ、叱らないから何度も繰り返すんじゃないかって思いました。SUICAではなくICOCAなので、紛失しても毎度見つかるのが早く、帰りの電車で見つかった旨の電話かかってきました。また平日に平塚警察署に取りに行かなくてはならず、辛いところです。嫁さんが「息子にはICOCAを持たせるのはやめよう」というのですが、それは何の解決にもなってないと反論しました。息子に管理能力がないと認めさせることになり、それは違うと思ったのです。後日、息子を真剣に叱ることにしました。紛失しないためにはどうすればよいのか。紛失したときの行動で何が間違っていたのか。話し合いました。叱られて息子は泣いてましたが、当日は迷子になったって意識がなかったようです。「探せって言われたから探しに行った」とのことでした。まー、叱られる恐怖心もあって辛かったと思うので、それは謝りました。次に失くしたらどうしようって思いつつも、ICOCAを引き取りに行って、また持たせることにしました。なんせ、子供料金の小田急線割引率が半端ないので、実家帰省が多くなる中、持たせないともったいないってのもありますが。2000円チャージしたばかりなので、取りに行きましたが、電車賃も往復2000円くらいかかりました。7月13日に午後休して、平塚警察署へ行ってきました。平塚警察署は駅から遠いです。侮ってました。警察署では「親切な人が届けてくれて、お礼はいらないとのことでした」て説明を受けました。失くしても見つかる日本って素晴らしいなって改めて思いますが、これで4度目です。1度目は昨年の7月22日です。大阪に住んでいた時で、須磨の海水浴場へ行った時です。海の日でとっても楽しい1人だったのですが、この後、帰りに息子がICOCAを失くして大変でした。新大阪の駅で息子が改札から出てこなかったのです。ICOCAが見つからないとのことで、駅員さんと話します。須磨駅にあるってことで、すぐに見つかりましたが、今から取りに行くのはきついです。嫁さんの判断で着払いにしてもらうことになりました。でも、3日後にまた須磨の海水浴場で遊んだので無駄な出費でした。1度目はあまり叱らなかったですが、着払いでお金がかかったことは強く伝えて、二度と繰り返さないように注意をしました。しかし、2度目が起きるのです。大阪転勤が終わってからなので、最近です。ゴールデンウィーク2日目のこと。実家に帰省した時の話です。帰りに息子が実家最寄り駅でICOCAを無くしたので、また翌日も実家に行くことになりました。気づいたのはだいぶ離れた登戸駅ですが、ICOCA失くしたと駅員に伝えたら、息子の名前を言われて、すぐ見つかりました。関東でICOCA無くす奴もそういないからかな。チャージしたばかりなので、見つかって良かったです。翌日、雨の中、一人で実家へ行きました。実家最寄り駅で無事に息子のICOCAを引き取りました。1回目からだいぶ時間が過ぎており、この時も大きく叱らなかったです。3度目は同じゴールデンウィークの7日目でした。息子の誕生日です。3泊4日のホテル暮らしで大阪に遊びに行ってました。帰りに新大阪に着いたら息子がICOCA失くしました。一週間前に神奈川で無くしてて、あれほど大阪で無くすなと言ったのに、無くすのはある意味天才かと思いました。はい、今日からten歳(10歳)です。誕生日なので叱りたくないですが、新幹線に乗る直前に失くされると、叱らざるを得ないですね。家に着いてから忘れ物センターに電話したら、ありました。車内で失くしたようで天王寺駅にあるので、取りに来てとのこと。大阪メトロで着払いは無理と言われて、警察に届けるから、警察と調整してと言われました。JR西日本は着払いにしてくれたんですけどね。って何度なくしてんねんって感じでした。警察とのやりとりも大変でした。今どきFAXで送れって言われて、更に文字が小さいからやり直しとか言われて、FAX代金が2倍かかったのです。対応はとっても早くて、すぐに大阪から手元に戻りましたが。これはあかんやろってことで、叱ったのですが、2ヶ月も経つと忘れちゃうんですよね。甘いんだろうなってことで、今回はしっかり叱ったので、次に失くしたら、嫁さんの言う「この子に管理能力がない」を認めることになるので、しっかりフォローして、息子の自信に繋げたいのですが、既にヨーヨー見たいな扱いをまたやり始めたので、時間の問題でしょうね...。ちなみに7月17日にこど もの国のプールの帰りに実家に行ったのですが、嫁さんは家に帰り、帰りの電車でスマホを失くしました。翌日は嫁さんと連絡取れないので、実家引きこもりでした。スマホは無事に見つかりましたが、落とし物センターの飯田橋駅まで取りにいかないといけないってことで、午前中はつぶれました。直通列車の埼玉まで行かなくて不幸中の幸いなのかもしれませんが、嫁さんも落とし物については人のこと言えませんね。なんて言ってたら7月30日に今度は私がやらかしました。コロナ禍で引きこもっておりましたが、お昼の買い出しを電動付き自転車で行ったのですが、マンションの駐輪場で、自転車を取り出すときに、後部のチャイルドシートにリュックをおいて、そのまま出発してしまったようで、途中でリュックを落としたのですが、全く気づかずでした。スーパーについて財布の入ったリュックがないので、家に置いてきちゃったのかと思いPaypayで買い物すましたのですが、家に戻ってもリュックがないのです。財布入ってますので、めちゃくちゃ焦りました。慌ててスーパーへの道を辿ったのですが、見つからずでした。警察のお世話になることを覚悟したのですが、嫁さんから電話があり、道端で見つけてくれました。後から、自転車で冷静にスーパーへの道を辿って、確認してくれて、道端の木の陰にあったそうです。多分、誰かが端にやったのだと思いますが、高級なリュックではなくて、ママさんバックのようなリュックだったのが功を奏したのでしょう。中の財布が取られることもなく、無事に手元に戻ってきました。子供たちも部屋を探しまくってくれたそうで、夕飯はお礼に、はま寿司へ行くことになりました。見つけてくれた嫁さんにビールを奢るのでした。そんなわけで、私も紛失物で息子を叱ることができなくなりました。昔は山の会で食材の肉を電車の網棚に置いて紛失したっていう前科ものだったのを思い出しました。DNAですね。そんな、失敗ファミリーなのでした...。

以上('22/8/1)。


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