I screamの話

 31になりました。サーティーワン・アイスクリームです。30歳から31歳になるっていうのは、まさに平凡な毎日の始まりな気がします。この先、32になろうが、33になろうが、34になろうが、なんとも思わないのではないかと焦ります。29歳から30歳は流石に抵抗がありますが、32、33となることに抵抗を感じなくなる気がします。ただ1年たったんだなー、早いなーって感じになるのではないでしょうか。そんなわけで31歳の主張、Screamします。Screamって叫ぶって意味だっけ?まー、いいや。31歳になる前日、前々日と研修を受けてきました。「ネゴシエーション」という研修です。ようは交渉能力を身につけるってものなのです。事業部の必須研修ということで仕方なく受けたって感じです。とはいうものの、ネゴシエーション能力の無さは前々から感じていたのです。営業時代からお客様説明はしてきましたが、面と向かってネゴシエーションとなると緊張しーの僕としては辛い局面だったのです。メールや電話での交渉は別に苦ではないのですが、面と向かって話すとなるとどうしても苦手です。そのネゴシエーションの研修の中で、実際の場面を想定してグループメンバーとロールプレイングをするという場面があったのですが、やっぱり大失敗。醜態さらしただけって感じでした。結局、ロールプレイングであっても根本があがり症なので、うまく進めるのは難しいのです。メンバーから励ましの言葉はもらったものの、格好悪い一面でした。まー、こういう場ではいっぱい失敗した方がいいんですけどね。失敗から学ぶことは多い。でも、ロールプレイで失敗して反省したところで、実世界でもそんな上手くいくものでもないですね。あー、ネガティブ思考。もっと、ポジティブに考えていかないと上がり症は治りませんね。失敗と言えばこの研修の中で「今まで思い込みで勘違いしたことを上げてください」というのがあって、いろいろありますが、なかなかその場では浮かばないものです。台風一過をファミリーだと思ってたとか、レインボー発をレインボーイッパツだと思ってたとかどうでもいいことをグループメンバーが述べてます。普通のドアを自動ドアと勘違いしたとか、F1のシケインを試験員だと思って、「シケインの近くの席になったけど試験員はいなかったと素で言った」とか、まー、それは面白いかも。僕の失敗談と言えば初めて一人でアメリカ行った時ですね。海外旅行の第一の難関と言えば入国審査です。ビデオとか英会話の本とかで研究したところ、入国審査では「旅の目的、滞在日数」くらいしか聞かない。税関では「申告するものがあるか」くらいしか聞かないという先入観が作られておりました。入国審査は確かにこの2つの質問をしてきたので楽勝でクリア。税関はちょっと怖目の黒人さんだったので、さっさとクリアしたく質問に対して「NO」と言って、ちゃっちゃと抜けることに。あれ?おかしいぞ。黒人のおっちゃん、"why no?"とか言ってますよ。え、どういうこと、僕が申告するものを持ってるはずだってことですか。と、よくよく考えるとさっきの質問は「旅の目的」じゃないですか。ありえない。そうです、目的無くアメリカに来た人になってしまったのです。慌てて"sight-seeing"と言って逃げました。まー、思い込みっちゃー、思い込みですけど、ただのアホですね。まー、その研修で何がいいたかったというと、人は思い込みで対応することがあるから、様々な角度から物事を見ることが大切だってことです。その他の失敗談についてはここのエッセイでエレベーターで倒れた話とか海外でボッタクリバーへ行った話とか散々告白してるので、もうありません。てか、この税関の話もしてますね。31年も生きてれば、恋愛の失敗もありますが、ネタにもならず引くだけなのでやめておきましょう(苦笑)。そんなわけで30歳の1年を振り返って見ると、なんもない1年だったような。30歳は人生の節目です。男三十にして立たなくてはいけないのですが、なんともいけてない1年だった気がします。確かに30歳という節目で引越しをして部署が変わるという節目を迎えましたが、これをずっと続ける気はしません。つまり「立った」という実感は無いのです。30歳にもなって全くスタイルを変えず海外旅行旅行三昧だったので、主任昇格もしなかったわけです。香港行って、上海行って、ミャンマー行って、勉強しなくちゃと思った時にはとき既に遅し、昇格せず、1年の我慢の次期を迎えてしまったのです。それでも海外旅行三昧の感覚は変わらず、韓国行って、台湾行って、オーストラリア行って、来週もまた違う国へ遊びに行く予定です。仕事は忙しくなったので、なんとか休むこと、休むことを考えて毎日仕事をしている感じです。そんな中、30歳になって考え方を改めたのが、資格です。「こんな資格誰でも取れるよ」という資格は今まで受けずに、仕事で評価されればよいと考えていたのですが、無能上司、無能人事の判断材料は数字だということを悟ったのです。評価主義とは言っても数字で表せない仕事をしている人は評価材料がなく、結局、資格の数とかTOEICの点数とか見た目で判るもので評価されるわけです。それであれば、資格取得に投資しようと考えました。「そんな資格、誰でも取れるよ。」と言っている人は取ってみて下さい。「取れる」と「取った」は違います。「取れる」は「東大なんて誰でも受かるよ。」と言ってることに等しいのです。それなら受かってみろと言いたくなるのです。そんなわけで「電子メール活用能力検定」を受けてきました。受かりました。虚しかった・・・。それはともかく、「■の話」で書きましたが、資格取得に頑張った1年でもあったかもしれません。今、クリアできてないのがTOEICです。一般受験をしているので、お金がめちゃくちゃかかります。毎回受けています。破産します。それでも目標数字に向けて頑張っています。31歳は飛躍の年にしたいと思います。変わらなきゃ変わらない('03/09/15)。


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